あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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まずい?うまい?解禁間近!ボジョレー・ヌーボーについて簡単にまとめてみた【初心者向け】

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かるびです。

今年も11月19日(木)にボジョレー・ヌーボーの解禁日がやってきましたね。一昨年からワインにはまっているかるびが、ボジョレー・ヌーボーについて、ワイン初心者向けに書いてみたいと思います! ※やや長文に、そしてやや辛辣な意見もあります。

それではいってみましょう!

ボジョレー・ヌーボーとは

毎年11月第3週に世界的に一斉に発売が解禁されるワインです。フランスのローヌ地方北部、ボジョレー地区で精算される赤ワイン用のぶどう「ガメイ」種を使って醸造される新酒のことを指します。フランスの法律で(AOC法)ボジョレー地区以外で取れたぶどうや、「ガメイ」以外のぶどうで作った新酒はボジョレー・ヌーボーとは名乗ることができません。

ボジョレー・ヌーボーが世界的なイベントになった歴史

クリスマス前のブランクを埋めるために飲食業界と流通業界が仕掛けたイベントだからです。いわゆる収穫祭で出されるお酒だったみたいですね。元々は、現地の農民が今年のワインの収穫を祝い、大地に感謝する素朴なお祭りでした。昔のフランスやイタリアの農民にとって、ワインは大事なカロリー源でした。日本のお米みたいな感じですね。

それが、1960年代後半に、今やボジョレー地区の生きるレジェンドとなった「ボジョレーの帝王」醸造家ジョルジュ・デュブッフ氏が地域おこしのため、商業的に仕掛けたことで風景が変わっていきます。(ジョルジュ・デュブッフ氏の逸話/サントリーHPより

もともとボジョレー地区の主力ぶどう「ガメイ」種は熟成に不向きで、早飲み型のテーブルワイン向けとして安く大量に出荷されていました。それを、どうにかしてこのボジョレー地区の知名度をアップし、もっとワインを沢山売れないか?販路開拓に悩んでいた時に、発想の転換が起きました。「そうだ、新酒をお祭りにしてみんなで飲むイベントを企画しよう!」

それで、デュブッフ氏はフランスだけでなく隣国のイギリス(ワイン非生産国)などで地道に活動を続けました。そしてついに金脈を見つけたのが日本だったというわけです。新しもの好き?の日本では、当時熟成したワインを飲む、という発想・習慣がなかったため、このフレッシュなイメージのする「新酒」によさそうなものとして飛びついたのでしょうか。とにもかくにも、ボジョレー・ヌーボーは遠く離れた日本で大成功することになります。

資料だと、日本にボジョレーヌーボーが輸入され始めたのは1968年とされていますが、その後徐々に盛り上がっていき、ピーク時の2004年にはなんと100万ケース以上、世界中の6割以上のボジョレー・ヌーボーが日本へと出荷されました。これ、バブル期の話ではなく不況真っ只中の時の話です(笑)

毎年最高の出来で日本にやってきます(笑)

ネットでは、毎年この時期に今年の出来についてのキャッチコピーのコピペが出回るのが風物詩なので、ちょっと確認してみましょう。こちらからソースをいただきました。

それではいきますよ?!

95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
09年 「過去50年でも素晴らしい出来」
10年 「1950年以降最高の出来といわれた2009年と同等の出来」
11年「近年の当たり年である2009年に匹敵する出来」
12年「ボジョレー史上最悪の不作」(おぉ、認めたかとうとう)
13年「小粒だが味の濃いブドウが収穫できた」
14年「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」

2015年度はまだ現時点でキャッチコピーは出てませんが、大手ワイン輸入商のエノテカによると「 記憶に残る素晴らしい出来栄え!」だそうです(笑)

いやー飲みたくなってきましたね(棒読み)

どんな作り方をしているの?

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皆さん、ボジョレー・ヌーボーは今年作ったばかりの「新酒」っていうイメージはあるかと思います。でも、新酒は新酒でも、普通のワインとは作り方が少し違っています。少し専門的なワーディングになりますが、「マセラシオン・カルボニック」法という特殊な発酵方法を使います。通常のワイン作りはブドウを破砕してからタンクで自然発酵させていきます。これに対して、ボジョレー・ヌーボーでは、ブドウを破砕せずそのままタンクに入れ、ブドウの自重で自然に出てきた果汁に二酸化炭素をガンガン充てんして発酵させます。すると、通常何週間かかかる発酵が最速わずか3日程度で終わってしまうんですね。

また、この醸造法では、二酸化炭素がぶどうの紫色の成分からアントシアニンをたくさん作ってくれるので、短期間できれいな色合いのワインができる、と言われています。まぁ簡単に言うと裏技使って仕込んだワインというか、即席ワインのような感じです。

ということは、お味のほうは? 

皆さんはどう思いますか?どうですか?飲んでみて、おいしいと思いましたか?えっ?旨い?、、、(しばらく沈黙)・・・はい、そうですね。軽いのが好きな方は比較的気に入るかと思います。多分。

普段ワインを飲む習慣がなければ「はー、まぁこんなものなのか」と可もなく不可もなく感じるかと思います。

ただ、普段からワインを飲んでると、正直なところ、これ500円程度の安ワインレベルの味と同じくらいなんじゃね?という評価になっちゃいます。うーん。

実はかるびもその昔、年に1回くらいしかワインを口にすることがなかった時代がありました。その時は、当然ボジョレー・ヌーボーくらいしか飲まないわけです。この時期だけコンビニに並ぶ大量のワイン。「あ、そうかそんな季節か。ほんじゃ今日は買って帰るか。」1月のおせち、2月の恵方巻とかと同じノリで、お店の販促イベントにコロッと乗せられて飲み切れないのに買って何口かで飽きて、あとは冷蔵庫で保存。

その時は、ワインってこんな味なんだふーん、って思っていたのですが、2年前から本格的にはまり、いろんなワインを飲むようになった時、まず、ボジョレーワインの異質さとコスパの悪さに気づきました。(※異質さは、醸造法が違うことによる微妙な味わいの違いです)

なんでコスパ悪いの?

これは飛行機でフランスから運ぶからです。解禁日に合わせて、全ケース航空便で運搬するためその分の流通コストがのっかっているんですね。安ワインは、一般的に船便で、しかも下手したらボトルに充てんされずタンクとか樽ごとそのまま輸入して、日本で瓶詰めされるなど徹底的にコストダウンが図られています。一方で、ボジョレーに関しては時間がないため、コスト高の飛行機しか使えない。中身は安ワイン同様ですが、立派な値段がしちゃうのはそのあたりにからくりがあります。

 しかし業界人は決してマ●いと言わない。それが大人!

毎年メーカー、ワイン輸入商、専門店、スーパーなど、この時期になるとボジョレー・ヌーボーの予約販売で盛り上がりますよね。そして、有名なソムリエをはじめ、業界人は決して「●ズい」とは言いません。

それもそうで、ピークアウトはしているものの、依然としてボジョレー・ヌーボーは年間ベースで見た時に全ワイン売上のうちかなりを占めているんですよね。11月はお店も業界も書き入れ時なんです。Disってる場合じゃありません。また、ボジョレー・ヌーボーをきっかけとして本格的にワインにはまる人もいるので、当然悪く言うはずがありません。

ボジョレーの売上は減少傾向だけどワイン全体は過去最高

 さすがにここにきて日本人もワインをたくさん飲むようになって舌が肥えてきているので、ようやくみんな、ボジョレー・ヌーボーがどうもアレらしいぞ・・・ってことはわかり始めています。実は、それは売り上げデータの減少という形ではっきり統計に出ています。

最新の統計グラフはないのですが、ボジョレーヌーボーの売上ピークは2004年の104万ケース超を境に、2014年度は72万ケースまで落ち込んだそうです。代わりに、日本全体の一人あたりワイン消費量は過去最高を更新しています。(詳細データはキリンののまとめより)つまり、みんなが飲むようになってきたけど、ボジョレー・ヌーボーで一瞬のお祭りイベントのアイテムとして消費するのではなく、日常生活に徐々に定着してきているってことですね。

お得な買い方って?

基本はどれ買っても安くはありません。品質にちゃんとしたものが欲しいのであれば、最低でも2,000円以上は見ておきたいところ。ただ、予算が・・・って場合ありますよね。

その際は、バレンタインとか恵方巻と同じ技が使えます(笑) ブームは収束に向かっていますので、解禁後、売れ残りがそれなりに発生します。そして次のイベントであるクリスマスが盛り上がる12月中旬頃には、ひっそり半額セールなんかになっていますので、ここを狙い撃ちしましょう。まさに「残り物には福」です。

まとめ

ややDisり気味にまとめちゃいましたが、かるびはなんだかんだ雰囲気に弱く、きっと明後日にどこかのお店で買っちゃうと思います(笑)そしてブログに飲んだものをアップしているんではないかと思います!!

ということで、まとめおわり。みんなワインおいしいから飲んでね!

 

★★おまけ★★

去年おなか抱えて笑ったtogetterのネタを最後に載せときます。当時電車の中で開いてたので顔の筋肉を抑えるのがキツかったです(*‘ω‘ *)

 

 

【マンガ書評】SF恋愛ファンタジー 高野苺「Orange」が完結したので感想を書くよ【少しネタバレ注意】

かるびです。

映画でもマンガでも小説でも映画でも、SFファンタジーものが大好きです。11月12日に最終巻5巻が刊行されたので、SF恋愛ファンタジー少女マンガ、高野苺「Orange」をKindleで一気読みした感想を書いてみたいと思います。申し訳ありませんが、少しネタバレ入りますのでご注意ください。

あらすじ

舞台は長野県松本市。高校2年生の新学期初日に、ヒロイン役高宮菜穂の元に、将来の自分自身から謎の手紙が届くところから物語がスタートします。その手紙を持って学校へ行き、手紙を開けると東京から転校生が来る、と予言が書かれています。

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クラスが始まると、予言通りイケメン黒髪の転校生、成瀬翔(もちろんヒーロー役)が担任から紹介されます。

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そしてわかりやすく菜穂の隣の席へ。手紙に書かれたストーリー通りに現実が進行していく流れに、菜穂は戸惑いつつも、と仲間との交流が始まるのでした。仲間は全部で菜穂以外に、男子2名(須和、萩田)、女子2名(貴子、あずさ)の6名を中心に描かれます。(中高一貫で男子校だった自分としてはリア充すぎる設定がまぶしかった/笑)

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基本的には、この後この手紙の内容に沿って現実が展開していきます。時系列で、パラレルワールドの未来の自分から、手紙上で「この日はこんなことがあった」とか「この日にはこれをやれ!」みたいな指示が書かれています。これをやったりやらなかったりして、手紙に書かれた予言と現実の展開がその通りになったり、微妙に展開が変わったりしていきます。主役2人と仲間含めた6人の高校2年生での出来事を時系列で丁寧に描きつつ、ヒロインの菜穂と翔が距離を縮めていく、そんなストーリーです。

そして、物語の前半で、すでに手紙の送り元である、10年後のパラレルワールド側の視点も明かされます。

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そこではは10年前に不慮の事故≒自殺で亡くなっており、ヒロインの菜穂は準主役の須和と結婚し子供も設けています。が死んでから、須和に乗り換えると付き合うことにしたんですね。パラレルワールド側からの菜穂から、10年前に死んでしまったと、が好きだった自分自身を何とか助けられないかという思いで、以降終盤までずっと現実側の菜穂に手紙が届けられることになります。

タイムトラベルや世界観の設定

この手のタイムトラベル系SFは、おおかた別世界から来た誰かが暴れまわって、現実世界を改変して干渉しまくることが多いのですが、この「Orange」ではそこは控えめに「手紙」による間接的な指示だけ。行動するかしないかは、現実世界の主人公たちに委ねられます。

2巻の途中で、舞台設定の説明が簡単に入ります。これによると、10年後のパラレルワールド側からの「手紙」による指示により、パラレルワールド側から見た「過去」にあたる現実が変わったとしても、10年後のパラレルワールド側には影響はないんだ、という設定です。つまり、「現実」で翔が生き延びたとしても10年後のパラレルワールド側で翔が突然生きて帰ってくるわけではないということですね。

この設定は良かったと思います。ここをややこしくし過ぎると、恋愛じゃなくてSFのタイムパラドックスに焦点あたっちゃいますからね。

が、物語進行のカギを握る「手紙」がどこからどう来るのか、一気に来たのか何通来たのか、そのあたりの説明は一切ありません。そこは恋愛ものでは捨象しても問題ないディテールなので、あまり気になりませんでした。

感想:みんないいやつすぎるでしょう(笑)

ヒーロー役のは、心優しくも、心の傷を負っているため繊細で菜穂や周りの仲間と誤解からこじれることもしばしば。ヒロイン役の菜穂をはじめその他5人がいい奴で空気を読むのに長けているのか、人間が出来すぎているため、すぐに小さな行き違いは修正され、都度6人の絆は深まっていきます。大きな葛藤らしい葛藤はなく、割とアッサリと終盤へ突入していきます。リア充ってこんな感じの青春なのかな?

特に準主役の須和にはイラッとすることが。もっと頑張れよお前と。パラレルワールドの10年後ではがいないため結婚してますが、現実世界ではアッサリ戦わずして白旗。一応翔と二人で「お前菜穂のこと好きなんだろ」的な会話はするものの、翔に菜穂をさくっと譲り、しかも割と全力で応援しちゃいます。スポ根ではないですが、もうちょっと殴り合うとか?嫉妬でいじわるしちゃうとか、そういう展開が一ひねり入っても良かったのかなとは思いました。翔が転校する前からずーっと菜穂一途だったんじゃないのかな~と思っていただけに、いい人すぎるというか大人すぎる設定に少しだけ物足りなさを感じました。

ただし、心に傷を負っているの心象風景描写が「死」を予感させ、終始重ためにならざるを得なかったので、人間関係はあっさり目のほうがストーリーがややこしくなくてそれはそれでバランスが取れていいのかな?

あとは、ストーリーの進行は王道の少女漫画的な展開が心地よかったです。プール、花火、秋の体育祭、テスト勉強、初詣、バレンタインデーと、リア充男女6名でかるびが中高生の時に経験したことない王道イベントで青春を謳歌するストーリーラインは微笑ましく感じました。(って視点がもう老人みたいだな)

そういえば映画化もされているみたいですね

2015年上半期のNHK朝の連ドラ「まれ」のそのまま主人公をキャスティングして12月に実写版映画公開のようですね。(菜穂:土屋太鳳 翔:山崎賢人)旬の俳優を投入して、マンガも完結したばかりでこれは年末年始ヒットしそうですね。暇だったら行こうかな。 

まとめ

あれこれケチケチ細かいことを感想に書きましたが、一番大事な伏線も回収され、全体としてはSFファンタジー的な設定を上手く生かし、コンパクトにまとまった良作だと思います。ジャンルとしては、いわゆる少女漫画に属する絵柄とストーリーですが、それ以外の大人でももちろん楽しめます。(現に連載は「漫画アクション」だった)もしよかったら、読んでみてください!

それではまた。

かるび

秋の夜長にお勧めのゴシックメタルアルバム5選【メタル初心者向け】

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かるびです。

好きな音楽の一ジャンルとして、もう20年以上「ヘヴィメタル」(ヘビメタじゃないんだよ!)聞いてます。テキストサイト全盛の時代は、よくメタル系テキストサイトを回って掲示板に書き込んでました。

今日はその中のサブジャンル「ゴシックメタル」について、布教活動してみたいと思います。早速いってみましょう。

ゴシックメタルとは?

ゴシックメタル(Gothic Metal)とは、ヘヴィメタルのサブジャンルの一つ。ヘヴィメタルの激しさとゴシック・ロックの耽美性を併せ持つ。1990年代初頭のヨーロッパで、ドゥームメタル及びデスメタルから発展して成立した。その音楽性の定義は曖昧で多岐に渡るが、歌詞についてはおおかたが感傷的で、ゴシック小説[要出典]や個人的経験に着想を得た哀しげなものが多い。(Wikipediaより)

よくまとまってます。ゴシックメタルが本格的に発展してファンが拡大したのは90年代後半からです。なので、比較的新しいジャンルとなります。

いわゆるメタルの持つ速さや攻撃性はほとんどなく、遅くて哀愁・悲哀を帯びたメロディにしっとり歌い上げるタイプの音楽が主流です。「ゴシックメタル」は、そのルーツ上「メタル」というジャンルに属してはいますが、メタルファンでなくても十分に聞ける音楽です。

ヨーロッパでは市民権を得ており、特にオランダ、フランス、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ベルギー、ドイツ、イタリア、スペインあたりから有力なバンドが輩出されてます。日本ではまだまだ認知されていないマイナージャンルです。

超マイナージャンルです

類は友を呼ぶと言うことわざの通り(?)、かるびの会社(もうすぐやめるけど)は数百人もの社員がいて、うち「メタラー」率は5%弱と、一般的にメタル好きな人口はかなりいます。隠れファンや若い時聞いてた人も含めるともっといるかも。

ただし、このゴシックメタルが好きな日本人はめったにお目にかかりません。メタラーが10人集まれば1人~2人位でしょうか?

ゴシックメタルは秋の夜長にぴったり

秋の夜長って、季節の変わり目なのかなんとなく気分が落ち込んだり、ダウナーな気持ちになったりする場面ってありませんか?かるびは毎年この時期、鬱でメランコリックなゴシックメタルを秋の夜長にまったり聞くのが年中行事になりつつあります。そんな感傷的な時にぴったりはまる、秋の夜長に聞きたいアルバムをNaverにまとめられる前に厳選5枚だけ選んでみました。

ではさっそく紹介です。

1、Within Temptation 「The Silent Force」(2004)

ヨーロッパでセールス50万枚を突破し、欧州No.1のゴシックメタルバンドとなったオランダの至宝「Within Temptation」の出世作です。ゴシックメタルにシンフォニックなアプローチを持ち込み、ゴージャスで大仰な路線を確立しました。メインVoのシャロン・デル・アデルの透き通るようなハイトーンVoがたまりません。

これを当時初めて聞いたのは友人の結婚式2次会へ向かう道すがらだったのですが、あまりの完成度の高さに聞きほれてしまい、2次会に遅刻した思い出があります。

2、Nightwish「Imaginaerum」(2011)

前述のWTと双璧をなすフィンランドの女性Voゴシックメタルバンドの7枚目のスタジオアルバムです。前作6枚目「Dark Passion Play」で全世界200万枚を売り上げ、ゴシックメタル界で頂点に立ちました。メタル大国フィンランドの中でも代表格のバンドで、ヨーロッパでは超絶大人気。シアトリカルで大仰なシンフォニックゴシックメタルで、様々な曲調で聞かせてくれます。2代目Voアネット・オルゾン加入後ラスト作です。 

3、Sentenced「Cold White Light」(2002)

「ここ(フィンランド)では3つのことしかできない。1つ目はテレビを観ること。2つ目は自殺すること。そして3つ目はミュージシャンになることだ。だから俺たちはバンドを組んで、自殺することについて歌うことにしたのさ」引用:Metal Gate) 当時Burrn誌(だったと思う)でリアルタイムにこのインタビュー記事を読んで衝撃を受けました。フィンランド人恐るべし、、、とメタルファンの間ではしばらく話題もちきりでした。

このSentencedというバンドは結成当時は普通のデスメタルをやっていましたが、3rd「AMOK」からゴシックメタル調へと変化し始めます。そして、この8枚目でついに最高傑作を生みだしました。メランコリックで鬱で、フィンランド産らしいのりのりのドライブ感と安定の聞きやすさ。この絶妙のバランスが気持ちよく、初心者に自信を持ってお勧めできる1枚。

4、Eternal Tears Of Sorrw「A Virgin and Whore」(2001)

これまたフィンランド産の男性5ピースバンド。デビュー当初のメロディック・デスメタルからゴシック色を強め、活動休止前に出した最高傑作となりました。とにかくメロディのクオリティが半端なく洗練されており、惜しくもこのアルバムを境にメタルを引退した(と思われる)Keyのパシ・ヒルトゥラが最高の仕事をしています。難を言えばデスヴォイスの弱さですが、それを吹き飛ばすほどの粒揃い楽曲群は、秋の夜長にぴったり。

5、Dark Lunacy 「Forget Me Not」(2003)

イタリアのデスVo主体の5人組。メロディック・デスメタル寄りのゴシックメタル。初心者向けではないですが、泣きのヴァイオリンをフィーチャーし、強烈な悲哀感に満ちた胸が締め付けられるようなメロディで全編つづられています。秋の夜長にはぴったりの1枚かと思います。デスVoに免疫がある方は是非チャレンジしてみてください。

 

かるび的まとめ

ということで、今日はマイナーな音楽ジャンル「ヘヴィメタル」からさらにマイナーなサブジャンルとして「ゴシックメタル」について語ってみました。秋の夜長のお供として、もっと日本人にも聞いてほしいジャンルなので紹介してみました。

そのうち余裕ができた時に別ブログ立ち上げて、そこで詳しくメタルについて書いていきたいと思います。

それではまた。

かるび

価格交渉が苦手な人に贈る、法人営業での値下交渉12個の即席メソッド

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かるびです。
自分は昔から内向的な性格でチキンハートだったので、「ものを値切る」というのがすごく苦手です。ネットで安くものを買うのは得意なので、親の代わりにネット最安値での買い物代行はやるのですが、リアルでもネットでも値切り交渉するのは苦手なんです。
 
ただ、会社に入ったらそこは仕事。営業職としてまず経験したのが、色々な局面での価格交渉です。プライベートでの買い物だと、値切ったりする局面ってディスカウントストアなど特定の場面以外ではあまりありませんよね。レストランとかユニクロとかで値引き交渉はしませんから。
 
それが、法人営業の場合は値切り交渉、価格交渉が必ずクロージングまでの間に必須といっていいほど入ってくる。相手の言い値で「バーン」と仕入れたり、販売したりってめったにないんだ、っていうのは社会人になり、会社に入ってから初めて知りました。
 
元々気弱で平和な性格なので、SEやめて営業職に転じた時これがすごく苦痛でした。なんていうか値切り交渉をすることで相手との関係が悪くなったり雰囲気が悪くなるのがいやだったんですね。(甘えたこと言うなって言われそうですが・・・)
で、営業系の部署だと必ずどんな会社にも一人くらいいると思いますが、鬼のように値切りが得意な同僚や上司がいるわけなんですよね。そんな人が上司になろうもんなら、価格交渉をおろそかにして「これで決めました」と案件持っていってもまず通らないわけです。また、社内で物品購入する際に、社内ルールとして相見積もりを取得したり、2回以上値切らないと通らない仕組みの会社も多いのではないでしょうか?
 
そこで、これはドライにできるだけ機械的にやっつけちゃうしかないな!といつしか悟り、法人営業で「心が痛まずそこそこ値切るいくつかの方法」を自分なりに開発してきました。今日は、そんな弱気なかるびが社会人生活16年で編み出してきたいくつかの即席メソッドを紹介したいと思います。(うーん、需要あんのかな・・・)
それではいってみましょう。
 

1、メール出し逃げ作戦

メールベースで機械的に「安くして」って書く作戦です。まず、対面がいやなのでメールでやり取りします。メール上で、最初にバシッと機械的に「〇〇円安くできますでしょうか」「○○%下げて頂けますでしょうか」と要望を書きます。もう根拠なし。

でも、なんの根拠もなくただ「値引きしてください」と言うだけで、意外に先方はまじめに値引きしてくれることがあります。値引きの基本は、まず言わないと始まらないということでしょうか。でもこれは楽ちんです。

2、見積書提示作戦

別の相見積もり先から先に取得しておいた見積書を提示して、これより安くしてと頼むやり方です。機械的にメール添付でお願いしちゃいましょう。ライバル会社が少ない寡占業界ならかなり使えます(その際、礼儀として競合他社から来た見積書の会社情報欄だけは黒線引っ張って渡すのを忘れないようにします)

これもかなり効きます。まじめに取り合ってくれますからね。相手にとっても競合案件とわかった場合、値引きするための社内稟議が切りやすくなるので、一気に安くなる可能性が高くなります。これは小心な自分には良かったです。

3、もう1回ダメ押しメール作戦

上記の1、メール作戦で安くなったら少し時間をおきましょう。2、3日位でしょうか?そしておもむろにもう1回メールを送ります。「申し訳ありませんが、端数を切れますか」「あと1%でいいので下げてもらえますか」とメールを出します。

ここは泣き落としにも近くなりますので、メールと電話の併用がいいかもしれません。これをやっておくと、2回目の交渉を上司から命じられた時稟議書で2回値引きが必要な時にさらっと「交渉しときました~」とエビデンスが残る形で主張できますからね。

4、上司にやらせる作戦

さらに、手ごわい相手にはいよいよ上司の出番です。交渉が苦手なら、得意な上司に、代わりにやってもらいましょう。相手もこちらの本気なのを感じて、値下げしてくれることが多いです。役職の重みですね。自分で汗を流さないので楽ちんです。

ただし下交渉した上で頼まないとダメなのでいきなり最初から、じゃなくて、1度交渉をしたあとの2回目、とか値引きをお願いして断られたときに登場してもらうのがいいと思います。起用場面と事後のフォローアップを怠るとブーメランのように低評価という形で次回査定結果が芳しくなくなるでしょう。

5、継続取引バーター作戦

「今回の発注は単発ではなく、次が必ずあるので値引きしてください」たとえ今回1回きりの発注であっても空手形を切る(*`ω` *) とりあえず長期継続取引をするので、安くしてね、という交渉をします。これは相手が断りにくく、相手方が値引きするための理由づけに使いやすいので、交渉材料として有力だと思います。

6、ハッタリ値引き作戦

最初の交渉で多めに値引き交渉を仕掛けて、相手が断ってきたら相手の言い値と自分の言い値の間位で妥結するように持っていきます。例えば、相手が1,000円で提示して来ていて、こちらは800円位で妥結したいとします。その時、敢えて厳しめに600円で値引き提示をします。すると、相手が「無理です~」と言った時に、妥協案として真ん中の800円でどうですか?とオファーを出すんです。すると、割と簡単に妥結します。最初から800円で交渉しちゃうと、ギリギリの攻防をしなきゃいけないので大変なんですが、この段取りで交渉すると先方は折れやすいのですね。この簡単なテクニック、かなり使わせてもらい、心理的な負担が外れました。

ちなみに、これ法則名があるらしく、「非アクティビズム」さんのこちらのエントリで「ドア・イン・ザ・フェイス」手法という名前で紹介されてます。

7、人海戦術作戦

直接交渉が大変で膠着しそうな時のテクニックです。相手の担当者とアポイント取って直接妥結を図る際に、こちらの人数を必ず相手側よりも多くしておくんです。数の力で交渉の場でプレッシャーをかけるんですね。すると、相手は無意識のうちに弱気になってくれて、交渉が成功しやすくなります。

8、アウェー作戦

交渉相手を自分の会社に呼びましょう。すると、サッカーに例えると、こちらはホーム相手はアウェーなので相手が戦いにくくなります。その際に、上記7点目で提示した通り、向こうは一人、こっちは3人などで攻めれば、交渉する前からかなり有利な雰囲気で進められます。また、交渉が苦手なかるびは、別のメンバーにちゃっかり交渉させたりもしました。

9、値引き偽装作戦

どうしても値引きした証拠が必要だけど、長期的な関係構築やサービスのクオリティを落とさず、平和裏に取引を進めたい場合ありますよね。その時は、主に自社内を納得させるため、相手の営業さんに、最初から値引き前、値引き後、最終価格と3枚見積書を日付をずらして持ってきてください、と前もって連絡しておきます。それで、実際には値引き交渉はしなくても、社内稟議を通すとき、さも値引きしたかのようなエビデンスを残すことができます。

10、支払期日短縮作戦

これは、支払期日を例えば60日後から30日後に短くするから、代わりに安くしてくれという交渉方法です。支払サイト短縮と値引きをバーターにする交渉ですね。向こうが中小企業で、経営者と直接交渉する際はこのカードを切ると案外あっさり少額ですが値引きが入りやすいです。資金繰りが安心できない中小企業さんにとって、サイト短縮は非常にありがたい話なんですね。

11、予算はこれしか残ってないんです作戦

「いや~もうこれしか予算ないんですよね。この予算内でお願いします」と最初に言い放ちます。その際、本当は100万円予算があるのなら、相手には80万円しかありません、と少なめに伝えましょう。すると、相手は85万円とかそのあたりの線を狙って見積もりを出してきますので、次の交渉で、「ウーン、まぁいいですこれで」といって渋そうな顔をしてササっと機械的に妥結します。

12、お客さんからもらってる金額がこれしかないんです作戦

これはあなたの会社も下請けで、エンドユーザーがいる場合。商流構造としては、お客さん→あなたの会社(直請)→今回の価格交渉先(下請)と流れる場合ですね。この構造の場合の必殺技「うちもねぇ、お客さんから〇〇円しかもらってないんですよ。だから今回は××円で勘弁してください」と言うと、納得感が一気に出ます。

まとめ

といったように、上記12個のメソッドは、ややこしいやり取りがいらず、機械的に実行するだけでOKなものばかりです。何度も何度も電話したりなだめたりすかしたり、ばかしあいをしたり、しびれるような交渉は多分不要・・・なはず。今日からささっと機械的に使える交渉技です。もし参考になれば、適度に使っていただければと思います。


それではまた。

かるび

今年も残り45日を切ったので今年新しくやったことをまとめとく #shukaku2015

かるびです。

早いものでもうクリスマスから年末ですね。あと今年も45日と年末年始が迫ってきましたので、せっかくなので今年の収穫=今年新しく挑戦したもの、得たものについて簡単にまとめたいと思います。

ではさっそく始まります~

1、家庭農園を借りて耕作を開始した

東京の某区民農園の抽選倍率1.6倍を見事勝ち抜き、家庭農園を始めました。やってみた感想としては、ITのシステム開発プロジェクトよりさらに輪をかけて面倒で手がかかるってことですかね。IT業界に嫌気がさしていたので、植物と向き合えば癒されるかなと思っていたら、当てが外れました。何のことはない、植物のほうが育てるの大変だってことがわかったのが最大の収穫だったかな。

2.夏休みに出羽三山に登った

出羽三山とは、山形県から秋田県にかけて広がる月山、湯殿山、羽黒山の東北地方の3つの霊山のことを指しますが、はるか東京から550kmかけて行ってきました。

参考資料:出羽三山神社 公式ホームページ

確かに神聖な空気が流れてましたよ。山伏のコスプレがしたい人はおすすめ。

ホテルは奮発してこんないいホテルに泊まったのですが、その朝にホテルの朝食で出てきた芋煮が神クラスの旨さで、本場山形の芋煮のレベルの高さを思い切り感じました。

3.ブログを開設した

過去に開いてそっと閉じたアメブロ、SeeSaaも含めると3回目なのですが、初めてまともにブログの更新に取り組みました。はてなブログ、いろんな意味で濃い環境で刺激があって面白いです。バズるとどんな拡散をしてどんな心境になるのかもよーくわかりました。Wordpressとはてなとどっちにしようか迷ったのですが、とりあえずはてなにしておいてよかった(*‘ω‘ *)

4.会社を退職することにした

今のITシステム開発会社を退職します。来年1年間はブログ書いてのんびり主夫業と人生の夏休みを謳歌したいと思います。社会人になって15年、終わる予定のない初の大型休暇で、恥ずかしながらこんな大胆に主体的な決断をしたのは久々です。もっと早く言い出せばよかったかな。

5.ワインセラーを買った

念願の東京都心うさぎ小屋完全対応のタワー形状の小型のワインセラーを買いました。仕事から帰ったら適温でいつでもワインが待っているというのは至福であります。でもセラーの中に入れた3,000円クラスのワインをなかなか開けられず、セラーの外に適当に積んである安ワインばかり消費してます・・・

6.TOEICで880点取った

10年ぶりに受けたTOEICで、対策1か月、集中的にやりこんで何とか過去最高点をマークできました。ゲームみたいな感じですね。もう少し磨いて900点越えしたら、英語のコンテンツなんかもブログに書いていければいいなと思います。英語楽しい!

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7.扇風機をダイソンに変えた

羽がないのは本当に安心。扇風機なら通常2,000円位で買えちゃうところ、子供が手を突っ込んでけがをしない、というためだけに、保険料払ったつもりで通常の30倍ほどで大枚はたいて購入。掃除も楽だし本当に買ってよかった。

 

8.コンパクトオーディオを15年ぶりに購入

最近のコンポの性能の良さにびっくり。おまけにBlueToothでスマホ経由でYoutubeなんかも流しっぱなしにできるし、いやー、IoT時代ですな。もうCDほんとに買わなくてもいいかなと思ってきています。

Panasonic CDステレオシステム ハイレゾ音源対応 DLNA/USB-DAC シルバー SC-PMX100-S

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9.今年も白髪も抜け毛も虫歯もインフルエンザもなかったこと

健康診断は必ずしも良くないですが、かるびの自慢できるポイントは白髪、抜け毛、虫歯のどれもないこと、あと生涯インフルエンザにかかったことがないのです。40の大台に乗りましたが、まだ大丈夫。元々丸顔なので年齢より若く見られるのはいいことだし、この年になってくるとこういう「当たり前のこと」があることがうれしく思います。

10.年末ジャンボで1億円当たったこと(予定!)

か、かこけいでかみにかいたらげんじつになるってじこけいはつしょにかいてあったから・・・(白目)

 

まとめ!

ということで、最後は結構こじつけでしたが何とか10個ピックアップすることができました。皆さんも年末までにやってみてはいかがですか?意外に埋もれていた思わぬ収穫があったかもしれませんよ?!

それでは!

かるび

面接官になったら今日からできる採用成功のコツ:「徹底的に聞く力」を伸ばすこと

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かるびです。

元々このブログは、採用のノウハウとかTIPSをガンガン書くはずだったのですが、なんかいつのまにか雑記ブログになってました。(まぁ正直そっちのほうが楽しいんですが)

ということで、たまには今の仕事「企業採用」に関連したエントリということで、「売り込まなくてもガンガン人材採用できる」、誰でもできる、面接方法の考え方について書いてみたいと思います。

気づいたら自分語りをしてしまうオジサンたち

採用担当をやっていると、採用面接の場で一番残念に感じるのは何だと思いますか?

面接相手の学生がいけてない?

いやいや、それもありますが、一番残念なのは何か、というと採用面接者として同席したベテラン社員が求職者に対してお説教しちゃうことなんです。こちらが質問をして、求職者の長所・短所を冷静にあぶりださなければいけない場面で、自分に酔って自分の話ばかりしてしまう・・・。

その結果、その場面までいい感じで場があたたまってきたのに、ベテラン社員の心無い一言とかいらない説教のおかげで一気に雰囲気が固く冷えてしまうことがかなり多いです。最終的に内定を出しても、内定を蹴られて他社に行かれてしまうことも。

つい熱が入ってしまい、何とか求職者にアピールして印象付けようとしてのことなんですが、完全に逆効果になってます。特に(自分も含め)オジサン世代の社員に多いかな。

採用担当者も説明会で同じ過ちをやってしまう

そして、採用担当者も面接以外の場、例えば合同企業説明会でのブースや、企業内説明会などで同じ轍を踏んでしまうことが多いです。ちょっとでも自社のことをアピールしたいので、ここぞとばかり会社のアピールをしちゃうんですね。上手くプレゼンできた時は気分爽快なのですが、なぜか説明会から選考へ進む学生の歩留まり率が悪かったりすることがあります。

アピールすればするほど相手に届かなくなっていく

それはどうしてなんでしょう?

それは、求職者の承認要求と安心感を満たしてあげられていないからです。

求職者が会社を決めるとき、割と大事にしているのが「雰囲気の良さ」「人間関係の良さ」「安心感」といった職場環境に対する満足度です。求職者のやる気を認めてあげて、かつその求職者の価値観を受け入れてあげる、これを念頭に置いて求職者と会話をするだけで、勝手に求職者の好感度は上がっていくのですが、残念ながらそれが出来ている面接官が凄く少ないのです。

たった一つの必勝法「とにかく話を丁寧に聞く」

これをやるだけで、求職者の好感度が一気に上がり、採用成功にぐっと近づきます。具体的には、以下の2つです。

1、とにかく相手の話をさえぎらず最後まで聞く

どんなに突っ込みたくなる回答をしてきても、そこはグッとこらえて、求職者にひたすら気持ちよく話させるのが第一です。そのために、相づちを打って、ひたすら聞きまくる。「へー、そうなんですか~」「なるほど~」みたいな相づちを打つ。気の利いた返しができなくても、相手の発言をオウム返しにするだけでOKです。例えばこんな感じ。

求職者「○○では本当にしんどくて、残業も多くて苦労しました」

面接官「残業が多くて、苦労されたんですね~」

求職者「その時は寝る暇も遊ぶ暇もなくて、職場で泊まり込みもしたことあります」

面接官「寝る暇もなかったんですね~。大変だったんですね~」

みたいな。

全然難しくありません。相手の言ってることをなぞるだけで、不思議と相手との間に共感が広がっていきます。

2.相手の大事にしていることをほめる(趣味・特技など)

これも鉄板です。会話の中でキャッチした求職者の大事にしているライフワークやこだわり、趣味、特技を聞き出して、これを徹底的にほめるんですね。承認要求を存分に満たしてあげるわけです。

試しに合同企業説明会で雑談オンリーにしてみた

先日DODA転職フェアに会社として出展した時のことです。会社説明するのダルイし飽きるから会社の売り込みを一切やめて、雑談から悩み相談だけ行い、相手の話を徹底的に聴こう、という方針を決めて臨みました。すると、いつもの2倍以上の人数が、ブース内で次回の自社説明会をその場でエントリーしてくれました。会社紹介は30秒程度しかやっていないにもかかわらずです。

採用面接では徹底的に新卒の趣味をほめ・悩み相談をした

また、新卒の採用面接では、徹底的に学生の趣味や大事にしていることを聞いてみました。ペルー文化に詳しいペルーオタクのA君、3人麻雀が大好きなB君、就活に行き詰り、面接後半では泣きだして、途中から悩み相談に変わってしまったC君と、立て続けに3人内定承諾をもらうことができました。後で聞いてみたら、「趣味のことを聞いてもらったのはかるびさんだけでしたので」この会社にしました、とのことでした。そんなことで会社決めていいんかな?とも思いましたが、ともかくも彼らとしっかり向き合い、共感を高めた結果だったのかなと思います。

まとめ

採用面接で成功するには、会社の売り込みやその場での即席パワハラアドバイスではなく、何よりも求職者に寄り添い、話をしっかり聞いてあげること、これに尽きると思います。これを1次面接などで、あなたの番で1回でもやっておくと良いのです。求職者は必ずあなたのことを最後まで覚えています。一気に自社に対する好感度があがり、入社してもらえる可能性が高まっていきます。

そのコツは、とにかく相手の話を聞きまくること、9割は相手に話させることだと思います。もし皆様が会社で臨時の面接官をやることになったら、話したくなるのをグッとこらえて、是非やってみてくださいね。

 

それではまた。

かるび

 

禁煙したい人へ15年前に1度で禁煙成功した時の体験談をシェアします

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かるびです。

もうすぐ辞めますが、今かるびが属しているITシステム開発業界は、おそらく他の業界よりも喫煙率が高い業界だと思います。ストレスフルな開発現場多いからでしょうか?今日も会社で仕事中のちょっとした息抜きの雑談をしていた時、タバコの話になりました。

か:「いやー。もうタバコなんて15年前にやめたけど、ほんと今高いんだって?!」

って何気なく話したら、

同僚:「えっ、かるびさんタバコ吸ってたんですか?!」

と少し引かれるくらい驚かれたので、その会話をきっかけとして、15年前にタバコをやめた話を思い出して、仕事そっちのけで同僚社員に披露してました。

というわけで、今日はかるびが若い時にタバコを1発でやめた体験談を少し書いてみたいと思います。

タバコを始めたきっかけ

いわゆる、大学デビューってやつです。当時、彼女いない歴18年、内気で引っ込み思案だった自分は、まさに負け組。高校生の時アイドル、アニメオタクだったので、大学では脱オタクを目指して浅薄な努力をしてました(笑) そんな時、サークルの先輩が気持ちよくタバコを吸っている姿を見て、やたらキラキラ見えました。「フフフ、これで大学デビューして大人になるんや!」と思い付いたのです。友人に「無理すんな、全く似合わんぞ」と言われながらも、ムキになって吸い始めました。

以来、7年間。タバコを吸って粋がっても、所詮モテない奴はモテないんだって悟った頃には時すでに遅し。もうやめられなくなっていました。そして、大学を卒業して社会人になり、25歳の時まで(計算しないでください。時効ですから許してください)吸い続けていたのですが、ある時転機が来ます。

飲み会の席で怒り上戸の上司に絡まれた

社会人2年目25歳の時、すでに1日に摂取するタバコの本数は順調に増え続け、毎日1箱半くらいになってました。このレベルだと、自席でタバコ吸いながら仕事をしたり、喫煙所に行ったら1回2本どころか3本位チェーンスモーキングが必要です。かつ、歩きスマホではなく歩きタバコを実践しないと消費できない量です。

さすがにそれ位吸ってると、毎日体調が上がらなかったり、せきが止まらなかったりしてました。もう25歳だし「そろそろマジで何とか本数抑えるとかしないとな~」と考え始めたりもしてました。

そんな中、ちょっとした事件が起きました。暇な会社だったので、定時後はいつもの通り行きつけの八重洲地下街へ。業務後に上司にアフター5に飲みに誘われ、飲んでいた時です。お酒の席では、タバコも本数が進みます。やたら連続で吸いたくなるんですよね。そして、宴もたけなわとなったときです。酔いもそれなりに回った上司から、脈絡もなくいきなり皆の前で「お前俺の話してるとき何生意気にタバコ吸っとんねん!!今すぐ消せや!」と突然大声でからまれました。それまでもその上司の宴席でのパワハラには慣れていたものの、この時はかなりびへこみましたね。それからその夜はお店を出るまでずっと意味も分からず説教をされました。

その時、不思議と「このアホ上司!」と反発する気持ちが起きず、なぜか「そうか、タバコ吸ってると健康にも悪いし態度も悪く思われるんだな、これは損だから、ちょっとやめてみるか」と思ったのが禁煙スタートのきっかけでした。

翌日、本屋で適当に買った禁煙本が大当たりだった

禁煙セラピーという本をご存知でしょうか?

発売以来20年弱となりますが、その間ずっと禁煙本ジャンルのベストセラーとして君臨してきたお化けのようなベストセラー書籍です。「ちょっとタバコをやめてみようか」と思った翌日に何気なく立ち寄った大型書店で、たまたまこの「禁煙セラピー」が平積みになっていました。当時は、これが凄い本かどうかも知らず、取り急ぎこれを購入し、早速読み始めました。

もう本を処分してしまったので詳細な内容は覚えていないのですが、読み進めるだけでタバコを吸いたくなくなるようにうまーく心理的に誘導するような文章で迫ってきます。実に巧妙にできてました。ページが進んでいくにつれ、あの手この手でタバコのもたらず不利益、害毒などが効果的に紹介され、タバコをやめたいと思うように自然と仕向けられていきます。いよいよその気持ちがMAXになったところで、「それでは、最後の1本を心置きなく吸ってください。そしてこの1本を吸ったら、もう2度とタバコを吸いたくなくなります」みたいな文言で締めくくられ、暗示が完了。暗示にかかりやすい人はこれだけでやめられるかもしれません。

その本に書いてあった通り、文字通り最後の1本、キャスターマイルドを吸い終わり、以降禁煙に入りました。

いらいらのピークは禁煙3日目あたり

それまで1日30本位吸っていたのをぱたっと0本にして、これ体的に逆に大丈夫なのかな?と思っていましたが、初日、2日目までは何とか耐えました。そして3日目。確かこの日が一番きつかったと思います。さすがに手持無沙汰でイライラし、いつもよりもジュースの消費量が倍以上になっていたと思います。

ニコチン中毒の後遺症、というよりは、ひたすら口が寂しいんです。口寂しいので知らない間にジュースの消費量が増えていたんだと思います。

そして、一番つらかった3日目を過ぎて、その後7日後くらいまでは毎日心の中で「吸いたい!」「いやだめだ」と葛藤が続いていました。

タバコまた吸いたい・・・もう禁煙辞めようか、、、とぐらぐらきてましたが、その時に励みになったのは、自分の25年前に禁煙に成功した父親のケースでした。父親も同じく10年以上吸った後に、母親がかるびを妊娠した時をきっかけとしてすぱっと禁煙に成功したことでした。父親もできたんだから、自分にもできる、と言い聞かせて勝手に離れたところにいる父親をライバルにして、禁煙を頑張り抜きました。

潜在意識にインプットされた根強い習慣が一番の強敵だった

禁煙後1週間を過ぎたら、もうほとんど体内にニコチンは残っていないそうです。そのせいか、この頃から体調が妙に良くなってきてた実感があったのを覚えています。

それよりも根が深いのは、潜在意識の深いところまでインプットされていた、「口の中に何か入れていないと落ち着かない」という習慣でした。その後、1年ほどは口さみしさをなんとかしたい、という要求でした。アメをなめたりガムをかんだり、ジュースで紛らわしたり、本当にいろいろやりました。つらかったのは、ご飯を食べた後です。ご飯を食べた後の一服って最高なんですよ。他のみんなが一服してウマそうに紫煙を上げているのに自分だけ我慢しなきゃいけないっていう局面では、さすがにイライラして誘惑に負けそうになりました。

そして夢の中では禁煙失敗(笑)

禁煙して3、4年は、夢の中では常に意志薄弱、よくキャスターマイルドを吸ってました。頻繁に夢の中でここぞとばかりチェーンスモーキングしてて、夢の中で中途半端に気づいて、「あぁ吸ってしまった!やっちまったか!」と嘆いていたら、がばっと布団の中で目が覚めて「あぁ夢か~」とほっとした経験は両手で数える以上あります。

今でも副流煙は嫌いではない

そして時が流れ15年経過しました。今でも、昔ヘビースモーカーに近い部類だったこともあり、タバコの匂い自体は嫌ではないです。たまにタバコの新作が出るたびに、火をつけていないタバコの匂いをかがしてもらったりすることはあります。耐性があるのか、喫茶店やレストランの喫煙側でご飯食べたりするのもあまり苦にはなりません。

喫煙ルームに宿泊するのと、新幹線の喫煙車両だけは勘弁

狭い空間でいつまでも煙が室内に滞留する環境だと、さすがに匂いが気になって不快な気分になります。(というより喫煙者の人も車両やホテルは禁煙にする人多いですよね)この間、運悪く9月の3連休に泊まったホテルが最後の1室で、喫煙ルームだったのですが、部屋に設置されていた空気清浄機を最強にして、ファブリーズをかけまくりましたが全く匂いが消えませんでした。タバコのしみついた匂い、本当に恐るべしです。

で、結局タバコ辞めて良かったことって?

色々ありますが、タバコ代が単純に浮いたことが大きいです。かるびが15年前にやめた時、愛飲していたキャスターマイルドはまだ1箱250円でしたが、今は430円するらしいですね?

当時のかるびのペースだと、今の単価で換算すると、月額では430円×1.5箱/日×30=19,350円、2万円近くかかっていたことになります。これが0円になるので、その浮いたお金を有効活用できるようになったのは大きかったなぁと。

あとは、健康面です。目に見えて肌の血色が良くなりましたし、口臭、体臭も気にしなくてよくなりました。徹夜で麻雀した後、汗だくでかつタバコのにおいが染みついた時の体臭ってやばいですよね?それがなくなったのも精神衛生上よかったかなと思います。

まとめ

ということで、今日はかるびのタバコをやめた時の話を書いてみました。余計なお世話かもしれませんが、どんなきっかけでもいいので、タバコを一度辞めてみると確実に幸せになれると思います。

それではこれにて。

かるび

 

ブログ開設して45日経ってみての感想をつらつら書きました

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かるびです。こんばんは。

はてなブログにお世話になってから1か月半経ちました。過去にやりかけてつぶした泡沫ブログをカウントしなければ、実質上今回が初めてのブロガーとしてのデビューとなります。

ブログ書くときに、ブログ論はアフィリエイターのアフィリエイト自慢だったり情報商材屋さんの販売自慢?みたいでちょっと敷居の高さを感じてました。でも、いいなーと思いつつ、せめてPVが30万、いや20万超えたら始めて語ろうか・・・とか考えてました。

が、この45日で色々経験したことが想像をはるかに超えていました!なので、せっかくなのでブログ論ではないですが、ブログをやってみての1か月半の感想をまとめたいと思います。

それでははじまります。

ブログをはじめようと思ったきっかけ

昔から、インターネット大好きなんです。2000年頃のテキストサイト全盛の時代は、会社のPCで徹夜でテキストサイト巡回したり、趣味のHPの掲示板に入り浸ってオフ会など出たりしてました。少し時が経過して、2011年頃からはFacebookで知らない人と交流したりするのにもはまりました。Facebook熱が最高に高まったちょっと前の話です。

その間、ネットで知り合った人たちからは「ブログとかHP作りなよ」って何度も言われていたのですが、面倒で作ってなかったんです。が、この7月に40歳になって、これをきっかけに何か新しいことしよう!と思った時に、そうだ、儲かりそうだしブログでもいっちょやってみるか?!となったんです。これがきっかけです。

ブログ、書くのに時間かかる!

元々何か書くのは嫌いじゃないですし、ほっとくとビジネスメールなどは長文になりがちなのですが、とにかくブログは1本仕上げるのに時間がかかります。昔Facebookで交流してた時は、毎日更新する際にネタがなくて今と同じく悩んでた時もありましたが、でもFacebookは短文ですし悩んでも1時間です。

でも、実際ブログ始めてみると、小ネタはいっぱいあるものの、それを1000字、2000字と仕上げて、しかも読みやすくて面白いものにするっていう作業は思ったよりも大変だなっていう感想です。

いろんなブロガーの記事を読んでいると、とにかくたくさん更新していけば、1本の記事を仕上げる時間はどんどん短縮していけるっていう話ですが、、、今のところ1本平均2時間ほどかかっちゃってます。誰か短くする方法おしえてください~。

はてなブログで大きなバズを経験した

酔っぱらって、割と適当に思うがままに書きなぐった記事が最終的に800ブクマほど頂きました。過去のエントリーを掘り起こしていただいた形なので、びっくりしましたし素直にうれしかったです。

blog.imalive7799.com

はてなブログの枠を超えて、Smartnewsやグノシー、FacebookやTwitterなどでも拡散していきました。最終的にはこの1本で50,000アクセス以上頂き、新たに読者登録いただいたり、Twitterでフォロワーになっていただいた方が増えたと思います。あと、職場の勘がいい同僚に特定された(笑)

今回のバズではブクマコメントに否定的なものもいくつか頂きました。でも総じて同情的、というか賛意を頂きました。炎上したわけじゃないので、割と冷静に経過を見ていることができたと思います。あー意外と同意見の人多いんだな。って感じです。

Facebookで交流せっせとやってた時も、最終的には友人1,000人弱、フォロワー1,500人位に増えました。でも、Facebookはその中で閉じた世界なので、それ以上は広がりも感じられなかったです。かつ、交流が中心のサイトなので、例えば微妙な批判記事や、強い語調のエントリはあまり喜ばれないところもあり、やっぱり何か強く意見を出していくのであればブログが最適なんだなと思いました。

バズるとやっぱり少しうれしい

これは誰でもそうみたいですが、開設して最初の2週間ほどは、1日10アクセスとかそんな低空飛行でした。これずっと更新し続けて、これでは心折れるかも、厳しいなと思ってました。

幸いにして、こうして小さなバズも合わせると、いくつかしっかり読んで頂けたエントリも書けて、楽しくなってまいりました。せっかく書いたからには、できるだけたくさんの人に読んで頂いて感想をもらえるのは励みになります。

あと、ア★センスも初月から諭吉さんが1枚もらえることになりました。なんだかんだ言って、いい記事書くには現場の1次情報とかたくさん仕入れなきゃなと思ってたので、これは活動費に充てられそうでうれしい誤算です。さっそくKindleでエロマンガ買おう

はてなブログの特性

これは1か月ほど、たくさんのはてなブログのサイトを集中的に巡回するとすぐにわかってくることですが、はてなブログは濃いブロガーが多いです(笑) 昔のテキストサイトのように雑記や日記などテキストで勝負する人が多いイメージ。

「はてな村」と言われるように濃いコミュニティが確立されていて、はてなブックマークという独自の拡散エコシステムを持っている。Facebookみたいな互助的なノリもあれば、2chのネットウォッチ板、嫌儲板みたいな雰囲気もあり、また、仲間内ではてなIDを引用しあってキャッキャウフフしたり叩きあったり( ゚Д゚)

そうそう、はてなブログを理解するのに、小島アジコさん(id:orangestar)のKindle本が一番役に立ちました。スパイスも利いてて、電車の中で読むのはほんとに要注意です(笑)

はてな村奇譚上

はてな村奇譚上

 

 下巻もありましたが、一気読みしました。はてなブログを楽しみたい人は必須アイテムだと個人的には思っております(*‘ω‘ *)

互助会的なものについて

ブログ書き始めてからすぐに馴染みましたが、はてなIDを持っている人は、お気に入りのはてなブログを読者登録することができますよね。はてなブログのアプリをDLしたり、PC上の自分のマイページに飛んだりすると、自分が読者登録した人のブログの更新状況を整理して通知してくれるわけです。

もともとテキストサイトの巡回が大好きな自分は、すぐにこのシステムになじみ、せっせと読者登録した人のサイトに行ってはブックマークしてコメントを残すのが楽しくなってしまいました。

すると、返報性の法則なんかもあったりして、自分みたいな弱小ブログにもさっきコメントを残したブログのブログ主の方からコメントが入ってる、、、おぉ、こういう形で相互交流するのか!とはてなの、はてな内で交流を促進しあうシステムの楽しさを感じてました。

が・・・上で貼った「はてな村奇譚」にも書かれている通り、こういう行為って、「互助会」って呼ばれて一部の村民の方々(≒目の肥えた濃いウォッチャーの人たち)に嫌われるんですね。

確かに、はてなブログ主同士でブクマしあうと、はてなのポータルサイト上で「新着エントリ」にUpされてみんなに見てもらえる確率が高くなるので、これを仲間内で露骨にやりあうと、ロジック上どんなつまらないネタも「新着エントリ」に上がってくるわけです。そもそもブックマークが多く集まった良記事をキュレ―ションして幅広くはてなブログの外まで紹介していく、というはてなポータルサイトの意味が薄れてしまうデメリットはあるのでしょうね。

ただし、あえて言うならば、自分はこの互助会的な雰囲気は嫌いではないです。はてなの「読者登録」「ブックマーク」の仕組み自体が、互助会的な「はてな村」内での交流をある程度肯定しているように思えますし、この程度ならまだバランスいいのかなって思います。

昔自分がFacebookで交流してた時は、それこそ極端なまでの互助会的組織はいっぱいありました。仲間内で「いいね」を回しあい、影響力を高めあうことを目的にするコミュニティとか、友達一杯作ろう系のグループとか。毎日の記事はぺらっぺらで、コメントも全員に対して「おはようございます」しか書かない人がたくさんいました。

それに比べたら、はてなブログではみんな自分のエントリはこだわりもって書いてますし、クオリティが低い記事はあまり見当たらないように思います。クソ記事!って言われないために努力しないとな!!

読者登録100名超えました。ありがとうございますm(__)m

これもいつの間にか。ですね。前回の記事がバズった時に一気に増えたみたいなんですが、本当に励みになります。登録して下さった方、ありがとうございました。

まだまだこれから、別サイト作って専門的な趣味についても語りたいと思いますし、ここでも今一区切りしようとしている会社員生活のこととか、ライフスタイルのこととかもどんどン楽しく書いていきたいと思います。

まずは100記事、その次は1年間と、少しでも良い記事を生み出せるように頑張っていきますんので、皆様今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは今日はこれにて。

かるび

 

 

 

国立科学博物館「ワイン展」に行ってきました

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かるびです。

昨日は、10月末から始まった国立科学博物館特設展「ワイン展 ―ぶどうから 生まれた奇跡―」に行ってきました。

近年、何度かのブームを経て日常生活にようやく定着しつつあるワインですが、意外にも大規模総合展のような展示会は日本初の試みだそうです。ワインファンとしてはこれは外せん!ということで早速行ってきました。

朝から出遅れ、これは混んでるかな~と覚悟していったものの、入場すると割と閑散としています。むしろ常設展は子供連れで激混みで、さすがにテーマがテーマだけに子供連れは難しいのかなと。(子供も入場できるようです)

特設展会場は、通常展と入り口が違いますが、会場入り口にわかりやすいように看板がありました。

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入場料です。前売りだともうちょっと安いみたいですね。まずまずします。

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展示内容

中に入ると、博物館を一種のワイナリーに摸したようなセットがお出迎え。大きく3つのコーナーに分かれていました。公式HPより抜粋すると、

ワイン展3つのゾーン
  • ZONE1:ワイナリーに行ってみよう
  • ZONE2:ワインの歴史
  • ZONE3:ワインをもっと楽しむ

と3つに分かれていました。順番に進んでいきます。

ZONE1:ワイナリーに行ってみよう

入場すると、まずブドウの品種やワイン用ぶどうの紹介から始まります。「神の雫」とタイアップしており、最後のワインブームの立役者となった「神の雫」の遠峯一青のアニメーションでお出迎えしてくれます。(撮影禁止なので画像なし)

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ワイン畑で使う農器具が展示されています。

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そして、ワイナリーに摸したセットをくぐると、いよいよワインの製造工程についての展示がスタート。

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「科学博物館」だけあって、できるだけ科学的なアプローチが目立ちます。また、各醸造工程での作業を疑似体験できるようなギミックも用意されていました。写真撮り忘れちゃったのでここの部分はワイン展に行って確認してみてください。

ZONE2:ワインの歴史

ワインがいつ頃から作られ始めたのか、そして日本にどうやって伝わり、国産でのワインづくりが発展してきたのかわかりやすくまとめられていました。このゾーンだけ撮影禁止なので残念ながら写真はありません。大昔のワイン貯蔵用の土器や各国の貴族・王様が使ったワイングラスなどが展示されてました。

ZONE3:ワインをもっと楽しむ

ここでは世界のプレミアムワイン紹介です。いわゆるフランスのロマネ・コンティやドンペリ、ボルドーの五大ワインが展示されてました。(このあたりはもう正直ワインファンとしてはお店のショーケースで見飽きてるかも)

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あとは、ボルドー五大ワインの一角シャトー・ムートン・ロートシルトの毎年のラベル紹介ですね。このワイナリーは、毎年世界の著名な芸術家にワインラベルデザインを委託してますが、1940年代のものからずらっと展示されていました。(といっても誰も芸術家わからなかった)

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1本何十万もするワインたちです。

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そして最後の物販コーナー

実は一番楽しみにしていたのはこちらの物販です。珍しいワインが置いてあったら買おうかなと思って手ぐすね引いてたんですが(といってもあまり金がないのでコスパ重視で・・・)こちらは少し拍子抜け。

ムートンカデ、とかモンテスシレーニトーレスなどワイン商大手「ENOTECA」の推したい同社取扱ワインがずらっと並んでました。あとはおつまみとか・・・まぁこのあたりはワイン好きなら見飽きているかと。と言っても来たからには何かしら戦果を、ということで結局2本ほど購入。うち1本はそのあと上野動物園で開けちゃいました(爆)

まとめ

ワイン総合展としては、無難に手堅くまとまっていると思います。国内のワイナリー見学にいくつか行ったことがある人、ワインエキスパート、ソムリエ試験の勉強をしたことがある人にとってはやや物足りない感はあるかも。

が、奥さんとか恋人とかを連れて行ってワインにはまらせるのであれば、ちょうどいいコンテンツかと思います。未成年者の入場者が少ないのでゆったり入れますしね。

また、入場した半券を取っておけば、期間中に開催予定のトークイベントや試飲イベントにも無料で入場できるそうなので、今度イベントあったら追加でアップしたいと思います。

展示概要

「ワイン展 ―ぶどうから 生まれた奇跡―」

期間:2015年10月31日(土)〜2016年2月21日(日)
会場:国立科学博物館(入口は特別展の入り口から!)
住所:東京都台東区上野公園7-20
開館時間:9:00〜17:00※金曜は20:00まで、入館は閉館時間の30分前まで。
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、12月28日(月)〜1月1日(金) ※ただし、11月2日(月)と1月4日(月)は開館。
入場料:一般・大学生 1,500 円(前売/団体 1,300円)、 小・中・高校生 500円(前売/団体 400円)

それではまた(*`ω` *)

かるび

オフィスでその1秒を削り出せ!時短を極める文房具6つ紹介します

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かるびです。

日曜日は、大学生の駅伝長距離3冠レースの第2弾、「全日本学生駅伝」が行われていました。青山学院大学優勢という下馬評を覆し、東洋大学が見事初優勝しましたね。

1区2区にエースを並べて先頭に立ち、あとの区間は青学に並ばれても最後は突き放す、東洋の驚異的な粘り腰を見ていて、東洋の駅伝でのキャッチフレーズ「その1秒をけずり出せ」を久々に思い出していました。 まさに酒井イズムが浸透しきった勝利かと。

・・・というわけで、前置き長くなりましたが、今日は東洋大学駅伝部のキャッチフレーズに倣い、【オフィスで】その1秒を削り出せ!と題して、今週のはてなブログのお題「愛用しているもの=オフィスの時短文房具」を紹介したいと思います。

いい文房具を使うと仕事がはかどる!

いい文房具を使うと、オフィスでの事務仕事の効率が何倍にも捗るようになります。かるびはオフィスワークでの事務作業の効率化が大好きで、東洋大学の駅伝じゃないですが、秒単位で作業効率をアップさせることに気を使ってきました。

オフィスでの作業効率アップって、例えばパソコンの使いこなし、情報共有アプリの導入、報連相の徹底、とかいろんな方向性がありますね。かるびが個人的に一番うれしいのは、「相性のいい文房具との出会い」です。

文房具の世界も、こだわりの1品って探せば結構あります。プロの調理人がこだわりの鉄鍋や包丁を使うのと同様ですね。文房具は、少しこだわると一気に作業効率がアップするものがありますが、めちゃくちゃ高いものはありません。財布に優しく、わずか数百円の投資でガンガン時短できます

では、早速いくつか紹介してみたいと思います!

お勧め1:ホッチキスの針外し「サンスター はりトルPRO」

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ホッチキスで止められている紙を外す需要って結構あると思います。針を外すときに、「ぐちゃっ」と汚く外れてしまったり、ホッチキスが止まっていた付近の紙が破れたりして大変だったことって結構多くないですか?

また、シュレッダーかけるときにも針を外してから捨てることが多いと思いますが、大量に針を外すとき、確実に早く外してさっさと片づけたいものです。

このはりトルはすごい飾り気のないシンプルな構造、見た目をしています.。地味すぎ。ただ、性能が抜群で、テコの原理で無駄な力を要さずきれいに外してくれます。安くて高性能。他社も出してますが、これに使い勝手が勝るハリトリは今だ出会ったことがありません。 

サンスター はりトル PRO S4765800

サンスター はりトル PRO S4765800

 

お勧め2: ホッチキス「Vaimo11」シリーズ

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次は、ホッチキスです。このVaimo11シリーズは、最大40枚まできれいにカチッと綴じられるハンディタイプでは高性能なホッチキスです。

通常のホッチキスだと、多めの枚数を綴じようとした際、針が通らず綴じ方が汚くなってしまうことってよくありますよね。でもこのホッチキスは安定感が違います。

高性能な秘密は、通常のハリ「10mm」より1mm太い「11mm」の専用ハリを使っていることです。たった1mm幅が太くなるだけで驚くほど安定感が増すようです。ホッチキスをこれに替えてから、綴じ損じが一切なくなりました。

ホッチキスでは1,000円越えとやや高めですが、長くずっと使うものなので、投資した分はすぐ回収できると思いますよ。 

 

マックス ホッチキス針 No.11-1M 11号(バイモシリーズ)

マックス ホッチキス針 No.11-1M 11号(バイモシリーズ)

 

お勧め3:ボールペン「ジェットストリーム」

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 ボールペンについては消せるタイプのフリクションや、ユニボールシグノなど色々試してきましたが、結局はこの超スタンダードタイプに落ち着きました。安い、早い、ウマいの牛丼ではないですが、軽さ、持ちやすさ、スムーズなインクのキレ、などを考えるとこれかなと思います。よく、企業の展示会のおまけなどでももらうことが本当に多い定番ですね。 

 こちらのブログでも紹介されてます。

色んなボールペンを使ってきたが、このペンが書きやすい。どんな用紙でもかすれないし、インクが先にたまることもない。持ちやすいデザインなんだが、見た目があんまりおしゃれじゃない。そこだけが残念。しかし、それを補ってあまるほどのポテンシャルがこのペンにはある。

 そうなんですよね。インクのキレが最高だと思います。

お勧め4:ワンポイント変わったふせん

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ふせん紙、通常のものでも十分使えるのですが、それだとちょっと味気ないのでかるびはプラスアルファ機能が入ったものをよく使ってます。

「伝言ノート」と一緒になったもの、一言ショートメッセージが印刷されているもの、あとはキャラクターものとかでしょうか?誰かに書類を渡すときに少しでもホッとしてもらえたり、確実に要件が伝わりやすいものを選んでます。 

 

マルアイ こころふせん ありがとう KF-4

マルアイ こころふせん ありがとう KF-4

 

お勧め5: 急速充電USBコンセント

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オフィスだと、急にガジェット類を充電しなければならないことって結構ありますよね。その際に、如何に早く確実に充電できるかがカギとなりますが、このPLANEX「充電万能」シリーズは安くて、かつ充電が早い!ホント頼りになります。もう上司や後輩など含め何個プレゼントしたことか(笑) 小さくて軽いので、旅行とかにも最適です。 

お勧め6:番外編「ジェネリック目薬」

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かるびは、デスクワークを1日集中することも多く、リフレッシュする時には欠かせないのが「目薬」です。かるびの場合は「キターーー」織田裕二系のクールタイプが好きです。ただ、割とサンテFXとかスマイル超クールタイプとか、高いんですよね。何とかコスパいいのないかな?と思っていたところ、最近ジェネリック系が出てきてました。この「ワコーリスFX」は近所の薬局で198円で、サンテFXネオと薬効成分ほぼ同じ。こりゃいいや、ってことで最近オフィスのお供にしてます。まぁこの辺は好みが分かれるところでしょうけどね。

【第2類医薬品】MKM ワコーリスFX 15ML

【第2類医薬品】MKM ワコーリスFX 15ML

 

 まとめ:どうせなら楽しく時短したいですね

日本企業はまだまだ残念ながら長時間会議や、非効率な組織体制などでコミュニケーションコストが高く生産性が低いもの。でも、自分一人で始められる業務効率化って色々あると思います。その中でも、文房具をあれこれ選んで試す。それでいいのを見つけて効率アップすると、本当に楽しいです。いい文房具との出会いは一生ものだと思うので、これからもいいのを見つけたら紹介しますね。

それではまた(*‘ω‘ *)

かるび