あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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【ネタバレ有】映画『バイオハザード ザ・ファイナル』の感想とあらすじ・伏線を徹底解説!/ローラも熱演?ゲーム映画金字塔の最終話!

【2017年1月11日最終更新】
かるび(@karub_imalive)です。

バイオハザードの映画シリーズ最終作「バイオハザード:ザ・ファイナル」を見てきました。当初は、単に6作目を意味する「バイオハザード6」と発表されていましたが、正式にミラ・ジョヴォヴィッチ主演ではこれで一旦打ち止めとして、「ファイナル」とタイトルが修正されました。

カプコンの同名ゲーム「バイオハザード」をベースとするため、過去には、中島美嘉、今作ではローラが出演するなど、何かと日本と縁が深いホラーアクション映画です。早速初日に気合を入れてみてきましたので、以下感想を書いてみたいと思います。

※後半部分は、かなりのネタバレ部分を含みますので、何卒ご了承下さい。

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年末年始の帰省・Uターンラッシュの高速渋滞で、できるだけ消耗しない対策を考えてみた

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【2016年12月31日更新】

かるび(@karub_imalive)です。年末年始は京都の実家です。

僕は、例年、東京から京都へ車で帰省します。

2015年-2016年の年末年始は、12月30日が帰省ラッシュのピークでした。ちょうどこの日に京都へ帰ったのですが、東京-京都間450キロの間で、3度渋滞に巻き込まれました。今年の帰省往路?走破タイムは休憩3回を含み、8時間ジャスト。家族が誰も運転できないので、一人で8時間運転しっぱなしだったのはかなりつらい。

そして、復路も同じく2回マイルドな渋滞に引っかかりました。やっぱり年末年始はある程度渋滞が避けられないわけです。

・・・とは言え、ここ数年密かに渋滞研究を進めてきて、個人的にはかなり成果を上げてきているんです。今日は、帰省ラッシュで高速渋滞にハマってしまった時、これをどう切り抜けるか、少しでも渋滞を上手くやり過ごすための方法を、以下にまとめてみたいと思います。

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池上彰って過小評価されてない?教養を身につけるなら外せないと思う。

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(引用:http://honvieew.com/business/1613

【2016年12月31日更新】

かるび(@karub_imalive)です。

ここのところ、「読書」に力を入れています。

人生80年として考えると、今ちょうど自分は41歳。人生の折り返し点です。2016年~2017年にかけては自分の後半生の血肉になって世界を広げてくれるような知識や教養を一杯身につけたい。そのために、いろんなジャンルの本を読んでいきたいなと思っています。

そこで、今年の3月頃から、1日1冊を目標に、知識・教養を補強するため、あらゆるジャンルの本をとりあえず乱読・多読することに決めました。小説やエッセイからノンフィクション、人文・社会科学系から自然科学系まで、古典・新刊を問わず、目についたものを片っ端から試しています。

特に、高校時代で選択必修の際に選ばなかった「世界史」やそれに続く「現代史・時事ニュース」については、非常に知識が弱く、このあたりは入門書から入っています。

で、どのあたりから入ろうかなーと思っていた所、見つけたのが「池上彰」の一連の書籍。図書館に行っても、古本屋の100円コーナーにも大量に転がっています。

その膨大な流通量の割には、HONZなどの書評サイトではあまりレビューされてなくて、きっと適当な本を粗製濫造してるんだろうな、と思って最初はスルーしていました。というか、最初見た時アナウンサー上がりの芸能人だと思ってた(笑)

でも、世の中に大量に出回っているということは、必ず売れている理由があるということです。きっと何かしら良い点があるのだろう、食わず嫌いはよくないな、と思って、思い直して古本屋で何冊か軽い気持ちで買ってみたのですが、これが意外によかったのです。

それ以来、本屋や図書館での試し読み・立ち読みを含め、池上彰の本を20冊ほど固め読みしてみました。著作を読めば読むほど、硬派で、かつユニークな考え方を持った、しっかりしたジャーナリストなのだということが分かりました。何が芸能人だ・・・

ということで、前置きが長くなりましたが、今日はこのエントリで、池上彰の何が凄いのか?書いてみたいと思います。

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「読む」箱根駅伝!箱根駅伝を10倍楽しむ書籍(ガイドブック・新書・小説・マンガ)を一挙紹介!

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【2016年12月31日最終更新】
かるび(@karub_imalive)です。

さて、今年も箱根駅伝の季節がやってきました!毎年、実家でゴロっとしながらダラダラみつつ、4日以降は往路・復路ともに自宅で録画した映像をえんえんと1月末頃まで復習する毎日です。

でも、僕にとって一番面白いのは、駅伝本番が始まる前の順位予想やオーダー予想なんですよね。誰が何区を走って、区間賞は誰が取るのか、往路はどこが優勝するのか?そのあたりを考える時間が実に楽しいです。また、12月になると、毎年箱根駅伝に関する様々な関連書籍も一斉に各社からリリースされますので、これを一通りチェックするのもマニアとしてはまたたまらない作業なのです。

このエントリでは、箱根駅伝をより楽しむための関連書籍について、「読む箱根駅伝」というコンセプトで、今年リリースされたものを中心に、僕のおすすめを紹介していきたいと思います。

それでは早速行ってみましょう。

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「ポーラ美術館新春ギャラリートーク駅伝」バスツアー(2017/1/8)が良さそうなので申し込んでみた!

かるび(@karub_imalive)です。

いつも年始は、仕事始め明けの3連休に箱根に行くようにしています。年末年始の遊び疲れから、この3連休はどこの行楽地に行っても3連休とは思えないほど空いていることが多いからです。

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【書評】箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ ちょっと切なくてあたたまる小話が詰まってました

【2016年12月28日更新】

かるび(@karub_imalive)です。

毎年、箱根駅伝の直前期になると、テレビの特集やネットニュースなどで沢山の記事をみかけますよね。そして、各社から出場大学の戦力分析本や監督本の出版も相次いでいます。

ふふっ、今年もまた出てるな~と思いつつ、結局はAmazonで1click予約してしまうのですが、今日はそんな箱根駅伝についての1冊を紹介したいと思います。

まずは本の紹介から

著者の生島淳氏はベテラン箱根ウォッチャー

生島淳氏は、ベテランのスポーツライターで、様々なジャンルのルポやドキュメンタリー本を出版しています。例えば、野球、ラグビー、フィギュアスケート、卓球など。陸上にも造詣が深く、トラック、駅伝、マラソンを問わず、陸上長距離には熱い思いを持っている方のようです。

箱根駅伝だけでも毎年のように著書を上梓していますね。長距離陸上ファンの僕もこの中の大半は読了済みです。特に、彼の本でおすすめなのは、こちら。

日本のマラソンが世界で戦えなくなって行った反面、日本のローカル競技にすぎない箱根駅伝に代表されるである駅伝が隆盛を極める昨今、なんとなく陸上関係者の中で語られていたことを、バシっと言い切ってしまった問題作。

出版当初は賛否両論ありましたが、最近の流れとしては、彼の著者を踏まえた上で、箱根駅伝がなかったらもっと弱体化していたんじゃないの?みたいな話が優勢になってきていると思います。ちょっと古い本ですが、生島氏の駅伝の中では、この本がまずおすすめ。

すでに3年半前の著作ですが、箱根駅伝の各校を分析する中で、いちはやく青山学院大学の躍進を言い当てていた慧眼はさすがでした。この本が出版された翌年、第5位へと躍進し、2015年、2016年と連覇を果たしました。彼の正確な取材に裏打ちされた予測が見事に的中したのでした。

箱根駅伝に関しては、長年にわたって取材を積み重ねてきているだけあり、近年の各著作からは、各校の監督や選手ともかなりコミュニケーションが取れている様子がわかります。

箱根駅伝本は毎年11月頃から集中的に出版される

去年も2冊程出てましたし、生島淳氏も箱根駅伝 勝利の名言 監督と選手34人、50の言葉 (講談社+α文庫)を出版してました。(もちろん買った笑)この手の箱根駅伝取材本やエピソード本などは、どうしても、売れ行きなどを考えると11月とか12月に出版されることが多いみたいですね。

監督取材を中心に2015年時点の最新エピソードが入っている

緊急書下し、ということで、少なくとも2015年秋口ギリギリまでの最新状況を前提に書き下ろされています。

この本は、各学校のスタープレーヤーや監督、そして生島氏のお気に入りのバイ・プレーヤーたちがそれぞれの箱根駅伝に賭けた思いやこだわり、物語を短編に凝縮して読みやすくまとめてられています。

ゆえに、1つ1つのエピソードはサラッと読めてしまい、読後感はさわやかで、でもどこか切ない気分にさせてくれます。文庫本220ページと短い本なので、僕は約2時間くらいで一気に読み終えました。通勤の行き帰りや寝る前などのスキマ時間に1個ずつのエピソードを読み終えていっても良いと思います。

特に気に入ったのは青学大の高橋宗司のストーリー

エピソード4「横に曲がった人もいる」で取り上げられていた、2014年度の箱根駅伝で初優勝した青山学院大学で、復路8区を走った高橋宗司。見事区間賞に輝く快走で、本当に楽しそうに走っていた姿がすごく印象的で目に焼き付いていました。

読み進めていくと、その高橋のエピソードが。高校時代自ら青学の原監督に自費で東京まで出ていき売り込んだ話や、のびのびと青学のカラーにはまり、4年間を楽しんで陸上に打ち込んだ姿がいきいきと描写されていました。

正直なところ、監督系の美談はやや食傷気味でした。だから、こういったバイ・プレーヤーの頑張りに陽を当てるサイドストーリーはオリジナリティがあり、味わい深くて好きです。

ちなみに、高橋は卒業後は実業団には進まず、飲料メーカーの営業職として、また市民ランナーとして陸上も頑張っているようですね。

まとめ

ということで、箱根駅伝ファンなら押さえて損のない本です。というか、必読で予習すべきかと(笑)2015年時点での最新エピソードがコンパクトに収められた本書は、ぜひ箱根駅伝の直前にさらっておくのがいいと思います。おすすめです。

それではまた。
かるび

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【混雑注意】「もうひとつのスター・ウォーズ展」は、アートで楽しむローグワン特集でした!

【2016年12月27日更新】
かるび(@karub_imalive)です。

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スター・ウォーズのサイドストーリー第一弾「ローグ・ワン」が12月23日に公開されました。昨年末「フォースの覚醒」も12月公開でしたし、「スター・ウォーズ エピソード8」も2017年末の封切りが決定しているので、しばらくスター・ウォーズは年末の風物詩になるかもしれませんね。

映画「ローグワン」のレビュー記事(※ネタバレ含)はこちらから。

さて、そんな映画「ローグワン」の公開を記念して、短期間ではありますが、12月23日~12月29日まで汐留で「もうひとつのスター・ウォーズ展」が開催されています。

好評であれば、おそらく年明けから大阪や名古屋など、各都市の百貨店等のイベントスペースに巡回する可能性があります。映画を見て非常に気に入ったので、どんなものなのか見に行ってみました。早速、簡単ではありますが以下感想を書いてみたいと思います。

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笑っちゃうほどマニアック!「大ラジカセ展」が意外性あふれるワクワクする展覧会だった!

【2016年12月22日最終更新】
かるび(@karub_imalive)です。

パルコミュージアムで開催中の、「大ラジカセ展」に行ってきました。2016年春に好評だった大阪・梅田ロフトでの開催を受けて、東京にも12月上旬から巡回してきている展覧会です。

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ヴィンテージ・ラジカセが100台集結し、入場客が(自分を含め)ほとんど40代以上のオッサンだったという、まさに中年マニアを直撃する、サブカル臭漂う面白い展覧会でした!今日は、この「大ラジカセ展」について、簡単に紹介したいと思います。

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【ネタバレ】映画『海賊とよばれた男』感想とあらすじ・伏線の徹底解説!/原作を超える感動の大作でした!

【2018年9月28日最終更新】
かるび(@karub_imalive)です。

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12月10日に封切られ、ロングラン上映中の映画「海賊とよばれた男」。東宝がお正月映画として力を入れている作品ですが、早速初日の朝一で見に行ってきました。以下、感想を書いてみたいと思います。

※後半部分は、かなりのネタバレ部分を含みますので、何卒ご了承下さい。

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橋本崇載「棋士の一分」は内部から将棋界を痛烈批判した衝撃の問題作だった!

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かるび(@karub_imalive)です。

ここ最近、アニメ「3月のライオン」映画「聖の青春」公開、そして三浦弘行9段の「ソフト指し不正事件」と、話題に事欠かない将棋界。

そんな中、現役バリバリの上位棋士、橋本崇載八段による将棋界を痛烈に批判した衝撃の問題作「棋士の一分 将棋界が変わるには」が12月10日に発売されました。

橋本崇載八段といえば、三浦弘行九段の「ソフト指し不正事件」が発覚し、将棋連盟から実質ペナルティとされる裁定が下った時、他の棋士が腰が引ける中、真っ先に「1億パーセントクロだな」というストレートな感想をTwitterに投下して、話題になりました。(その後、当該ツイートはすぐに削除されました)

<橋本八段とはこんな人>

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上記動画は、2016年8月に発売された型破りな将将棋バラエティDVD「橋本道場 負けて勝つ!」の公式紹介動画です。このように、昔から棋士活動だけでなく、派手な服装、面白いコメントでテレビ対局を盛り上げたり、普及活動に力を入れるなど、将棋界に対して個性的な貢献をしてきた橋本八段。前々から温めていた内容だったそうですが、ベストなタイミングでの発売となりました。将棋ファンなら必見の内容がつまった本作について、以下、感想を書いてみたいと思います。

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