【2018年11月5日最終更新】
かるび(@karub_imalive)です。
ここ最近、美術館や博物館で開かれる展覧会では、仏像展が大ブレイクしています。鎌倉時代の仏像彫刻の傑作を集めた「運慶展」は期間中、60万人もの人出がありましたし、現在開催中の「醍醐寺展」(サントリー美術館)、「仏像の姿展」(三井記念美術館)、「快慶・定慶展」(東京国立博物館)など、いずれも非常に評判が良いようです。
その一方、仏像以外の木彫作品って、展覧会ではそもそも観る機会がほとんどないかもしれません。最近でこそ「超絶技巧」というくくりで、非常に精巧な工芸作品を集めた展覧会の中で紹介されたり、旅行先等でアートホテルや地域芸術祭の中で、ちらほら観ることも増えてきましたが、美術館等では若手木彫作家の作品をまとめて観る機会はまだまだ少ないのが現状です。
そんな中、木彫作品の面白さや多様性、可能性などを知ってもらいたい、という思いから、有志の若手木彫作家達が、自主的に立ち上げた企画が、今回取り上げる「XYLOLOGY(キシロロジー)」という展示イベントです。
上野の東京国立博物館のほぼ真裏にある古民家を借り切って、約2週間限定でスタートした展覧会、初日に行ってきましたので、簡単にレポート・感想を書いてみたいと思います!
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