あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と人事労務系の記事が多め。

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不祥事を起こした大企業は、その直後が新卒採用での絶好の入社チャンス?!

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【2016年7月19日更新】

かるび(@karub_imalive)です。

今日、日経新聞を見ていたら、こんな記事がありました。

この記事の見出し部分にある通り、台湾メーカーに買収されてしまったシャープや、防振ゴムのデータねつ造で不祥事を起こした東洋ゴムなどは、この圧倒的な売手市場の前に、2017年度新卒採用において、内定者の入社辞退があいついだようですね。 

企業として、不祥事を起こしたのですから、ある意味彼らが内定者を集めるのに苦労するのは当たり前のことかもしれません。

しかし、これは考えようによっては、逆に就活生にとっては絶好のチャンスとも捉えることができます。なぜなら、彼らは腐っても一流の上場企業。こういった会社は通常の年はなかなか入ることができません。しかし、こうした不祥事を起こした年であれば、一時的に入社基準が下がって、入社できる可能性が大いにあります。

もちろん、ある意味こうした不祥事企業へ入社するのは、ギャンブルに近いものがありますが、結構ワリのいいギャンブルだと考えられます。 

名門企業は業績の立ち直りも早い

というのも、やはりシャープとか東洋ゴム、あるいは東芝といった名門企業であれば、一時的に不祥事発生による業績ダウンや社会的信用度の低下を甘受したとしても、数年もたてば必ず何らかの形で立て直してくるからです。

シャープは、赤字企業で状態も悪かったですが、台湾の鴻海精密工業に買収され、存続が決定しました。不祥事発生時に黒字経営だった東洋ゴムや東芝なんかは、端的に言うとコンプライアンスに不備があっただけなので、数年たてば元通り何事もなかったかのように通常営業に戻るでしょう。

実は、過去にも、ネガティブなニュースによる影響で一時的にその年だけ大きく採用倍率が落ち込んだ会社や業界はいくらでもありました。

例えば、少し前だと実質倒産、国有化されたJAL。実質倒産しましたが、準国有企業みたいなものなので、厳しい合理化の末、未だ再建途中ではありますが、ともかくも普通に経営は続いています。

もっとひどかったのは、1997~99年頃の、大銀行が連鎖倒産していた時の都市銀行など。不良債権が溜まりすぎて経営は苦しくなりましたが、つぶれませんでした。倒産による信用不安を防ぐため、結局は金融庁を中心として、政府が救済スキームを発動させたからです。その間、銀行間の合併や業界再編なども相次ぎましたが、今は完全に立ち直っています。

不祥事を起こした上場企業の大半は、経営改善に向かう

たまに例外があることはあります。ただし、たいていの企業の場合は、一度不祥事を起こしたら、株式上場維持、業績改善のため、徹底して不祥事のもととなった原因を改善してきます。

例えば、労働法規に反した残業代不払いや過労死などの事件を起こした会社は、管轄の労働基準監督署に改善報告書を提出し、監査を受ける必要があります。したがって、ここで徹底的にホワイトな状態に生まれ変わることもかなりあるのです。

仮に本当に潰れたとしても若者にはリスクなし

仮に逆風下で入社できたとして、それで本当にそのまま不祥事による業績悪化から抜け出せず会社が倒産してしまったとしても、新卒入社組には全くリスクはないといっていいと思います。

今や若者人材は貴重な戦力です。おおむね35歳以下であれば、会社倒産後に合併先の会社に行ったとしても、新たに転職活動するにしても、わりとスムーズに次の仕事に問題なく移っていけることが多いです。 

転職活動で企業訪問する際も、「ああ、あの●●社にいらっしゃったんですか、それでは仕方ないですね」と、退職理由も受け入れられやすいでしょう。先方の採用担当者にネガティブな要素を勘ぐられることもあまりありません。それどころか、同情されることもあるかもしれません。 

苦しい時に入社したほうが仕事の経験値は高いものが得られる

実は、僕が以前所属した会社でも、少し前に法律関連のコンプライアンス関係で、行政処分を食らってしまい、一時期会社が大変な状況に陥ったことがありました。倒産するかな?と本気で心配しました。僕も、中間管理職でしたので、顧客への説明や社内調整など、通常時に比べると心身ともに業務負荷もかかり、つらい経験もありました。

特に、顧客へ訪問して周り、問題とその対策など事情説明と謝罪対応を行った際の顧客の様々な反応は、僕にとって貴重な経験となりました。冷たい会社や逆に親身になってくれる会社など、本当に様々でした。トラブルの渦中にいるときはしんどいな、と感じることもありましたが、仕事での経験値は本当にたまったと思います。ちょっとやそっとの問題が起こっても確実に動じなくなりましたし。 

また、ドライなことを言えば、会社が不祥事を起こしたといっても、自分自身が何か犯罪を起こしたわけではなく、あくまで自分の所属する会社が社会的な信用を無くすような何かをやらかした、というそれだけの話ですから、自分自身が本当の意味で危機に陥ることはないんですね。 

就活は逆張りが有効

現在、就職活動を行っている人たちに言いたいのは、誰もが敬遠し、興味を持たない時期にこそ会社の入り時であり、一番のチャンスだ、ってことです。株やFXの投資などもそうですよね。大きく儲ける投資家は、誰もがその銘柄を見放し、株価が大底をついた時、そっとみんなとは逆張りでタネを仕込んでいるものです。 

若ければ、やり直しもいくらでも利きます。そもそも終身雇用制度自体、これからの20代以下の世代には期待するのは土台無理な話でもあります。

就職活動がなかなかうまくいかない、、、という方は、敢えて、今みんなから敬遠されているような不人気企業や、近い過去に不祥事を起こしてしまった企業を狙ってみるのも一つの手だと思います。 

それではまた。
かるび