あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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採用面接終了時に振り返ってわかる、面接不合格のパターン6つ

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かるびです。

企業の採用担当者は、沢山の求職者の方と採用面接を行います。採用面接の質疑応答が進行して行くと、「合格させたい人」「落としたい人」が面接途中、特に後半になるとほぼ自分の中で決まってくることが多いです。

採用担当として悩ましいのが、面接途中から「もうこの人は合格の目はないな」と確信した時。目の前でまさに今会話している人を落とすことになるので、時間がもったいないなと思うとともに、急速に目の前の求職者の方への興味が失われて行きます。仕事なのでできるだけ悟られないように気をつけていますが、どうしても消化試合感が出てモチベーションは下がっていきます。

今日はそのあたりを少し書いてみたいと思います。企業の面接官の行動をチェックすると、面接中、あるいは面接後必ず一定の「落とす」サインを放っているものです。企業を併願する際の合否読みや、合否通知が来る前の心の準備として、サラッと参考にしていただければと思います。

それではいきますよ~。

サイン①:面接途中から質問がたんぱくになった

まさにこれです。採用担当者は、通常決まりきったルーティーンの質問リストを持っています。これをこなしつつ、一つ一つの定型質問に対して求職者がどう回答したかを、次の面接担当者(実務担当者とか経営者)に参考資料として渡さなければいけません。でも、面接途中でもうこれは落とす、と決めた求職者に対しては、二次面接以降の資料作成もしなくていいので、あとはかなり形式的なやり取りになりがちです。

通常、面接のやり取りは一つの質問に対して、求職者が回答する、さらにそこから面接官が継続質問をする、という流れになります。途中から質疑応答が淡々とした一問一答形式になり、継続した質問が飛んで来なくなれば、合格の目がなくなったと思ってOKです。

サイン②:面接時間が予定よりも早く終わった

これが動かぬ証拠です。例えば、冒頭で採用担当者から「今日は60分程度お時間をいただきます」などタイムスケジュールを聞かされていたのに、40分程度であっさり終わった場合など。予定していた面接時間よりかなり早く面接が終わってしまった場合、かなりの高確率で落ちていると思って頂いてOKかと思います。

サイン③:採用選考終了時、次回以降の選考フローについて説明がない

採用担当の心理として、次回選考ステップへ進める気持ちがあるならば、面接終了時に以後の選考フローについて説明を入れます。つまり、その求職者のつなぎとめに入るんですね。面接終了後に、次回採用選考についてのプロセスの説明が一切なかった場合は、採用担当者の中でもう落とそう、と決めている場合がほとんどかと思います。

サイン④:合否結果は「文書」で通知します、と言われてしまった

採用担当も普通の人間です。不合格通知は、気まずいのでできるだけ口頭ではなく、メールや郵送通知で済ませてしまいたい、という心理が働きます。(口頭で伝えるとトラブルになることも多いですし)例えば、会社説明会や1次面接の場は採用担当から電話で案内があったのに、採用面接終了時に合否結果は「文書」にて連絡します、と言われた場合は、まず落ちていると思ってOKかと思います。合格にするのなら、電話ですぐに次回ステップを案内するからです。

サイン⑤:面接終了後、すぐに連絡がない

どうしても採用したい人材の場合、採用担当は、いい人材であればあるほど次の選考ステップについての案内メールや電話連絡を入れていきます。いち早く内定まで持っていきたいから、または、選考希望者のモチベーションを失いたくないからです。面接結果の通知が遅くなっている場合は、おそらく落ちていることでしょう。(一部の人気優良企業の場合は圧倒的に企業側の買手市場なので例外的に遅くても合格している場合はあります)

サイン⑥:合否の結果を問い合わせたが、採用担当が電話口に出ない

避けられているパターンかと思います。「不採用」の連絡を口頭で行うのはストレスを感じます。落とす、と決めた人から電話があった場合は、非常に電話に出づらいのです。問い合わせの結果、合格なのか不合格なのかはっきりしないと感じた場合は、大体の場合残念な結果になっていることが多いと思ってください。

まとめ

採用担当は、何度も採用面接をしているので、喜怒哀楽をあまり面接中に出すことはありません。落とすからといって、感情任せに変な対応をしたら、すぐにクレームにつながってしまうからです。それでも、観察しているといくつか必ず上記のようなサインを出しているものです。合格しているときよりも、不合格だったときのほうがわかりやすいので、ネガティブなエントリにはなってしまいましたが、今日はこんな感じでまとめてみました。参考になれば、と思います。

それではまた。

かるび