あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と人事労務系の記事が多め。

MENU

建築ファン必見!「安藤忠雄展-挑戦-」は圧倒的な物量の最強展示でした!【展覧会レビュー・感想】

スポンサーリンク

f:id:hisatsugu79:20170928103757j:plain

かるび(@karub_imalive)です。

元プロボクサーから、正規の教育を受けずに超一流の建築家になった異色のプロフェッショナル、安藤忠雄。今や、世界中でひっぱりだことなった巨匠は、2017年現在も、30以上のプロジェクトを抱える一線級の大建築家として活躍を続けています。

そんな安藤忠雄の代表的な作品群を、「初心者でもわかるように」写真、解説動画、模型展示で味わえる大規模展覧会が、2017年秋、国立新美術館で始まりました。

現役の大御所は、しばしばこうした自身のキャリアを総括するような大規模展覧会に「回顧展」と名付けるのを嫌がります。案の定、安藤忠雄も「本展は回顧展ではなく、業績の棚卸しにすぎない。この展覧会をきっかけにして、また新しい仕事に挑戦したい」と音声ガイドで力強く語っていました。

従って、「大回顧展」とは銘打たれてはいませんが(笑)、本展が安藤忠雄の業績を整理・総括した過去最大規模、最高レベルのクオリティの展覧会であることは間違いありません。

住宅建築から巨大建造物、そして街全体の設計まで手がけ、あらゆる建築に対して総合的に携わってきた安藤忠雄の魅力がたっぷり詰まった展覧会でした。早速ですが、簡単にレポートを書いてみたいと思います。

※本稿で使用した写真は、内覧会にて特別に主催者の許可を得て撮影したものです。予めご了承ください。

1.安藤忠雄って誰なの?

安藤忠雄って誰?

f:id:hisatsugu79:20170928110053j:plain
若き日の安藤忠雄。なかなかイケメンです

建築関係の人には本当に今さら何を?って感じかもしれませんが、一応簡単に説明を入れておきますね。

安藤忠雄は、現代の日本を代表する建築家です。幼いときからル・コルビジェの写真集をボロボロになるまで眺めて建築家への夢を抱きつつも、一旦17歳でプロボクサーとしてデビューします。(リングネーム:グレート安藤)

幸か不幸か、ボクシングでは芽が出ず、彼は一旦キャリアをリセットし、20代前半で建築家への道を志すことになりました。

f:id:hisatsugu79:20170929001416j:plain
引用:Wikipediaより

地元、大阪周辺で手がけた住宅建築が業界で評価されると、1989年に手掛けた斬新な「光の教会」で安藤忠雄の知名度は全国区になります。90年代以降は商業施設や公共大型建築物も相次いで手がけ、2000年代に入ってからは日本以外からも引き合いが切れない世界的に有名な建築家となりました。

生粋の大阪人らしい、ユーモアに富んだ旺盛なサービス精神や、実績ゼロから這い上がり、2度の大病を乗り越えた不屈の闘争心を見ていると、安藤は職人建築家というより「タフな中小企業のオヤジ」であります。

安藤の一挙手一投足には、常に周囲を楽しませ、本気にさせるカリスマ性があるんですよね。今回の展覧会でも、単に安藤の建築家としての実績だけでなく、実業家としての安藤の魅力も感じられる展示内容になっています。

安藤建築の特徴とは?

エレガントで洗練されたデザインが、まるでアート作品のような安藤建築。その特徴としては、ざっくり挙げると以下のような点があります。

・四角と曲線のシンプルな幾何学的デザイン
・打ちっ放しのコンクリートを多用
・歴史や環境との調和に配慮したコンセプト
・天然の太陽光を天井や窓から積極的に取り入れる
・人々が集まる「場」を意識した設計

安藤は、20代前半で世界中の建築を視察して回った時に、2つの理想的な建築物に出会いました。それが、ローマの「パンテオン」とル・コルビジェの手がけた「ロンシャンの礼拝堂」です。

▼左:パンテオン/右:ロンシャン礼拝堂f:id:hisatsugu79:20170928233604j:plain
共にWikipediaより引用

歴史・周辺環境に調和し、光あふれるパブリックスペースに人々が集う様子に心打たれた安藤は、20代前半に見たこの2つの建物から特に感銘を受けました。その時に得た強烈なインスピレーションから、自身の設計思想を固めていったそうです。

2.今回の安藤忠雄展の見どころは?4つの見どころをピックアップ!

本展を見る前に、是非オススメしたいのが、以下の動画。今回の安藤忠雄展の「記者会見」をノーカットで収録した映像です。

展覧会の見どころや、安藤自身の意気込みなどを、ユーモアたっぷりに自前のプレゼン資料で語り尽くします。これを事前に少し見ておくだけでもかなりの予習になります。語り口が本当に面白いのでお薦めです!

見どころ1:安藤忠雄の建築家としての原点が展示されている!

母子家庭で育った安藤は、年齢的にも経済的にも正規の学問教育を受ける余裕はなく、独学で建築士を志します。数年の猛勉強を経て、28歳の時に、念願の一級建築士の資格を取得して開業にこぎつけました。執念ですね。

そんな安藤忠雄にとって、一生の経験となったのが、24歳の時に世界中を回った建築視察旅行で得た知見や学びでした。奈良の巨大寺院建築を出発点として、日本中の建築を見て回った後、その勢いで今度は世界の建築を見て回る視察旅行に出かけました。その時のスケッチ帳が展示されています。結構、上手でした(^^)

▼建築視察旅行でのスケッチ帳
f:id:hisatsugu79:20170929020322j:plain

また、現在の設計事務所は、安藤が自分自身で設計して、自分自身が施工主となった物件。若い時に自らが施工主となった経験が、顧客視点での設計を心がけるきっかけになったそうです。

▼大淀の事務所外観の変遷f:id:hisatsugu79:20170929021016j:plain

面白いのは、安藤の設計事務所が、時とともに増築を繰り返ししてどんどん大きくなってきているところ。決して安易に引っ越したりせず、リノベーションを繰り返すことで100年、200年使える建築を作っていこうという安藤の考え方が反映されているのだなと思いました。

▼安藤忠雄事務所での安藤のデスク回り(再現)f:id:hisatsugu79:20170929021055j:plain

そして、現在の設計事務所での安藤のデスク周りの環境が美術館内に再現されているのも興味深いですね。物凄い量の資料や書籍が置いてあり、安藤忠雄の並々ならぬ勉強量を目の当たりにさせられます。

見どころ2:安藤忠雄が手がけた代表的な建築物が、初心者にもわかるよう丁寧に網羅されている!

今回の展覧会は、その圧倒的な物量が凄いんですが、それと同時に建築初心者でも理解しやすいように、展示が工夫されているのが素晴らしかったです。

展示されている100点以上の建築作品は、どれも基本的に

・簡単な解説パネル
・精巧な模型
・建物の図面
・外観や内部の写真
・建物の撮影動画

この5点が必ずセットになっています。いくつかの展示では、これにプラスして施工中の経過写真や、安藤自身の手描き解説、記念写真などもついています。

▼本人手描きの解説も!
f:id:hisatsugu79:20170929021317j:plain

だから、例え僕のような建築初心者で図面が読めなくても、わかりやすい動画と写真、模型で全体的な雰囲気やデザインが良く分かるので、これは力の入った展示でした。

見どころ3:出世作「光の教会」実物大のレプリカが登場?!こんなの初めて見た!

f:id:hisatsugu79:20170928104033j:plain

そして、今回のハイライトは何と言っても1989年に手掛けた「光の教会」の実物大レプリカ展示でしょう。まずはこの中に入ってみて欲しいです!安藤建築が何たるか、体感できる最強展示でした!

レプリカと言っても、野外展示場スペースに設営された、1/1原寸大サイズのコンクリートで作られた実際の建築物であります。

設置に当たっては、法律上「展示物」ではなく「増築」とみなされ、国立新美術館は当局へと増築の届け出をしなければならなかったのだとか・・・。

▼「光の教会」内部
f:id:hisatsugu79:20170928103913j:plain

中に入るとまず気づかされるのは、十字形にくり抜かれた細い空間から入ってくる自然の光と風。冷暖房もなく、自然との調和を強く意識して打ちっ放しのコンクリートで作られた、光あふれるパブリックスペースには、まさに安藤建築のエッセンスが凝縮されています。

もっとも、大阪での光の教会の実物には、信者さんたちの要望により、十字の部分にガラスがはめ込まれて冷暖房が設置されています。このレプリカはそういう意味で、彼が本来体現したかった理想の空間により近いものだと言えそうです。

見どころ4:安藤忠雄の気さくで飾らない人柄がわかる、手作り感あふれる展示

驚くことに、今回用意されたほぼ全ての資料は、展覧会用に別途用意した制作物ではなく、ほぼ全てが安藤忠雄事務所の中に眠っていたものなんだそうです。そして、各展示では、ちょくちょく安藤自身の建物に関する思いや、施工主との思い出などを展示の中に手描きで入れてきているんですね。

▼サントリー佐治会長の頭がウイスキーまみれ(笑)f:id:hisatsugu79:20170928232332j:plain

これは、サントリー美術館が完成した後、サントリーの佐治会長に当てた手紙のコピーだそうです。頭には、ウイスキー「山崎」の瓶が・・・。昭和の財界有力者がこの扱い(笑)もっとも、人たらしな安藤忠雄は、建築士として食えなかった時代から、佐治敬三とは地元での飲み友達だったらしいです。

▼ユニクロの柳井氏もこの通り(笑)f:id:hisatsugu79:20170928232602j:plain

「瀬戸内オリーブ基金」で協力し合うユニクロの鉄血・辣腕創業者、柳井正会長にも、こんな手作りの手紙を送ったんだとか。相手がどんな大富豪・大社長であろうとお構いなく気さくに付き合う安藤忠雄らしいなぁと思いました。

▼手描きの追記も要チェック!f:id:hisatsugu79:20170929020621j:plain

また、展覧会直前にサイン用の「青ペン」で、展示の様々な箇所に手描きで遊び心あふれる落書き・・・じゃなくて追記しているのも良かったです。是非こういう彼一流のサービス精神というか遊び心も感じながら回ってみてください。

また、安藤忠雄は、後進の指導にも非常に熱心なことで知られます。毎回、安藤の展覧会では、アルバイトの学生が勉強を兼ねて展示対象となる建築物の模型制作を担当するのですが、今回も夏休み中、学生たちが徹夜作業(?)で仕上げた超豪華な模型がいくつもありました。

f:id:hisatsugu79:20170928232513j:plain

「一度お願いした学生に、次の年も依頼すると逃げられてしまう」と、その模型作りの過酷さ(?)が記者会見で笑い話になっていましたが、今回展示に貢献した学生たちの顔がわかるようになっていたのも、安藤の温かい親心を感じられました。 

3.音声ガイドはマストアイテム!安藤忠雄本人が全部しゃべります!!!

f:id:hisatsugu79:20170928094814j:plain

今回絶対にオススメしたいのが、音声ガイドです。全てのトラックを、安藤忠雄自身の肉声で収録した解説で聞けるのは凄い!彼が建築家になろうと志した若き日の原点から、各建築にかける思いや考え方を、安藤自身が、普段の大阪弁丸出しの語り口でわかりやすく説明してくれます。

何より聞いていて素晴らしいと思うのは、安藤自身の不屈の闘志というか、湧き上がるエネルギーを音声ガイドの節々から感じられることです。今年の展覧会でNo.1の音声ガイドだったと断言できます。是非借りてみてください!

スポンサーリンク

 

4.特に興味深かった展示を幾つか紹介!

4-1.「住吉長屋プロジェクト」

f:id:hisatsugu79:20170929020900j:plain

安藤忠雄のキャリア初期に、いくつも建築系の賞を受賞して話題となった建築物です。住宅建築に打ちっ放しのコンクリートを持ち込み、窓も冷暖房もなしという・・・。中庭部分に天井をなくし、そこから光を取り入れる設計なのですが、トイレに行くのに雨に濡れてしまいます(笑)

▼屋根のない空間を通って部屋を移動する!f:id:hisatsugu79:20170929014028j:plain

古い長屋が連なる下町において、お洒落すぎる異空間ではありますが、環境にやさしい代わりに、全く「人に優しくない建築」であります(笑)しかし、施主はすでに40年間、意地で住み続けているとのこと。安藤も「覚悟して住め」と施主に言い渡したそうです(笑)

すでにこの頃から、「コンクリート打ちっ放し・歴史/環境との共生・自然光の積極的な採り入れ」など、安藤建築の特徴が色濃く打ち出されていることがわかります。

4-2.「表参道ヒルズ」

f:id:hisatsugu79:20170928231909j:plain

企業の社宅として建てられた「同潤会アパート」の跡地に建てられた、今や渋谷・原宿の「顔」とも言える表参道ヒルズ。特徴は、建物の地上部分が、けやき並木よりも背が低く抑えられていることです。

森のなかに建物がカモフラージュされるように溶け込み、商業施設は地下空間に埋め込まれました。安藤が、「主役は建物ではなく、あくまで環境なんだ」とよく言うように、彼の建築は、周囲の環境の中に埋没するように、敢えて目立たないよう設計されることも多いのですよね。

▼参考:頭大仏(胴体は地下空間に埋設)f:id:hisatsugu79:20170929005103j:plain 

4-3.「中之島プロジェクト」

f:id:hisatsugu79:20170928233207j:plain

安藤忠雄が、地元大阪を、もう一度「水の街」として栄えた江戸期のような活気を取り戻したいと考えて、20年以上取り組んでいるのが大阪の中心地、中之島の様々なプロジェクトです。

街全体に寄付を募って植林するプロジェクトから、中之島全体の都市空間設計まで様々なプロジェクトに携わってきています。特に印象的だったのは、建物内の空間に巨大な卵型の空間を埋め込んだ「中之島プロジェクトⅡ(アーバン・ドッグ)」計画。実現はかないませんでしたが、まるで巨大な現代アート作品のような斬新さに驚かされます。

▼建物の中心に巨大な「卵状」空間が!f:id:hisatsugu79:20170929001748j:plainf:id:hisatsugu79:20170929001824j:plain

4ー4.「直島プロジェクト」

僕の息子も「しまじろう」時代からお世話になっているベネッセ・グループが「直島」を観光・アートの島として再生させるプロジェクトです。不法投棄された産業廃棄物で荒れ、倒産したゴルフ場で荒れ放題、かつ過疎化が進行していた直島。1992年、徹底した植林を進めて、森のなかに溶け込んだ滞在型美術館を造るところからスタートし、20年以上かけて自然環境を再生させながら、3つの美術館を作り上げました。

f:id:hisatsugu79:20170929010134j:plain

洞窟みたいなドーム型の部屋の中に、どでかいジオラマと展示パネル、巨大スクリーンで180度見渡せる展示は圧巻でした。

f:id:hisatsugu79:20170929005844j:plainf:id:hisatsugu79:20170929010037j:plain

その結果、当初年間25,000人ほどだった訪問客も、今では年間700,000人に膨れ上がったというのは物凄い成果ですね。島の景観と完全に溶け込んで一体となった、安藤建築の真骨頂が味わえる建築作品です。

4-5.イタリア「プンタ・デラ・ドガーナ」リノベーション

f:id:hisatsugu79:20170929003404j:plain

安藤建築は、海外でも多数の大規模プロジェクトが進行しています。中でも、特に海外で手がけた巨大な建築が、このヴェネツィアで3例目となる「プンタ・デラ・ドガーナ」です。18世紀に港に建設された公共建築物を、世界有数のアートコレクター、ピノー氏の保有するアート作品を展示する現代美術館へとリノベーションするプロジェクトです。

歴史的な「レガシー」として、外観のデザインや骨格を活かしつつ、地中部分に展示空間を造り、天窓から光が差し込むおしゃれな美術館へと生まれ変わりました。

f:id:hisatsugu79:20170929003300j:plain

こちらの模型が物凄い精巧で、これを作った学生さんは本当に大変だったろうなあと、むしろ模型の力作ぶりに目を見張りました(笑)

スポンサーリンク

 

5.お薦めのグッズを紹介!

f:id:hisatsugu79:20170929002821j:plain

今回のグッズコーナーには、食べ物とか飲み物やガチャなどは置いてありません(笑)安藤忠雄の建築系の高額書籍や、図録、マスキングテープ、絵葉書など、意外なほどにシンプルでした。この中で、特にオススメなグッズを幾つか紹介していきます。 

▼コスパ良し!公式図録
f:id:hisatsugu79:20170928104445j:plain

公式図録は文句なくお薦めです。全320ページに、安藤忠雄のこれまでの代表的な建築実績が全て掲載されており、これで1,980円は相当なお買い得!

▼ポストカード(サイン入りもあり!)
f:id:hisatsugu79:20170928104539j:plainf:id:hisatsugu79:20170928104619j:plain

1枚150円はやや強気ですが、安藤忠雄の肉筆サイン入り限定ポストカードは、建築系を目指す人にはたまらないアイテムなんじゃないでしょうか?僕も1枚記念に購入しておきました!

▼ユニクロとのコラボ!展覧会記念Tシャツf:id:hisatsugu79:20170928104702j:plain

ユニクロのレジ前によく募金箱が置いてある「瀬戸内オリーブ基金」でもコラボするユニクロから、会場限定の記念Tシャツが発売されています。シンプルで飽きの来ないデザインでした。

▼クリアファイル、マスキングテープ
f:id:hisatsugu79:20170928104732j:plain

クリアファイルやマスキングテープも、快晴の空の下、美麗に撮影された安藤忠雄の建築物の写真が入ったものが多く、爽やかで飽きの来ないデザインでした。

▼書籍類(建築系の専門書籍)f:id:hisatsugu79:20170928104815j:plain

安藤忠雄関連の書籍や資料は、これまで様々な出版社から多数出ていますが、会場で販売されているのは建築系の専門書籍です。

6.混雑予想と鑑賞にかかる所要時間は?

f:id:hisatsugu79:20170928104858j:plain

会期後半になるとそれなりの混雑が予想されますが、入り口で何十分も待つほど大変なことにはならないと思います。ただし、展示内容は物凄い物量があります。

安藤自身も記者会見で「一度で見きれなければ何度でも見にきて欲しい」と語っていましたが、全部しっかり見ていると最低でも2時間以上かかりそうです。よりコンテンツを楽しみたい方は、たっぷり時間を空けて鑑賞に臨んでみて下さい。

7.スタンプラリーもあります!

f:id:hisatsugu79:20170928101112j:plain

安藤忠雄展を記念して、都内8箇所に建てられた安藤建築を回るスタンプラリーも始まりました。渋谷駅、表参道ヒルズ、上野毛駅、上野国立こども図書館など、東京都内の有名なスポットばかりです。

▼台紙は国立新美術館の中に置いてあります!f:id:hisatsugu79:20170928101148j:plain

とりあえず1箇所目は国立新美術館からスタートです。ぶっちゃけ、賞品なんか当たらなくてもいいんです(笑)この展覧会をきっかけに、都内の安藤建築を楽しみながら学んで回れるまたとない機会ですから。

安藤忠雄自身が、若き日に建築視察旅行で建築に対する想いを深めたように、建築をもっと学びたい!という人は、このスタンプラリーに乗っかって都内の安藤建築を見て回ると、より深く展覧会の内容が理解できますね。

8.まとめ

安藤忠雄の独創的で斬新な建築をまとめて味わえるだけでなく、丹念に見ていくことで彼のユニークなキャラクターや生き様も見えてくる、素晴らしい展示でした。圧倒的な展示量だけでなく、手作り感やこだわりもきっちり感じられ、何度も通いたい素晴らしい展覧会です。おすすめ!
それではまた。
かるび

関連書籍・資料などの紹介

安藤忠雄の書籍・資料群は、ものすごく大量に出版されているのですが、ここでは、初心者にもわかりやすく、新しさを重視して、オススメの資料をいくつかピックアップしてみました。

カーサ・ブルータス特別版「安藤忠雄 ザ・ベスト」

安藤忠雄のこれまでの建築実績全般や、安藤の建築にかける思いをビジュアル満載でわかりやすく解説したムック本。過去、何度となく安藤忠雄の建築を取材し、追いかけてきたCasa BRUTUSならではの濃い記事が満載です。

コスパ良し!「安藤忠雄DVD BOOK」

安藤忠雄の建築物を映像で総括・解説したDVD付きムック本。安藤が過去に手がけてきた代表的な建築が映像で網羅されています。通常、こういったアーティストのドキュメンタリー系DVDは4000円~5000円かかるところですが、わずか1500円程度で買えてしまうコスパの良さが素晴らしい!

安藤忠雄が仕事を語る!「仕事をつくるーわたしの履歴書」

日経新聞に連載された「私の履歴書」を中心に、安藤忠雄のこれまでのキャリアや仕事に関する考え方、世の中への提言など、どちらかというと安藤自身の人柄や生き方に焦点を当てた自己啓発的な色合いも強い書籍。

安藤の型破りな人生がたっぷり味わえるだけでなく、そのキャリアを支えた不屈の闘志、仕事へのこだわりが満載の本書。元気のないときに読むと勇気がもらえる本でした。

展覧会開催情報

◯美術館・所在地
国立新美術館
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
◯最寄り駅
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
東京メトロ日比谷線 六本木駅 4a出口から徒歩約5分
都営地下鉄大江戸線 六本木駅 7出口から徒歩約4分
◯会期・開館時間・休館日
平成29(2017)年6月14日(水)~9月4日(月)
10時00分~18時00分(毎週金・土は20時まで)
※入場は閉館の30分前まで

◯公式HP
安藤忠雄展-挑戦- 国立新美術館開館10周年
◯Twitter
安藤忠雄展-挑戦-(公式) (@ANDO_endeavors) | Twitter