あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と人事労務系の記事が多め。

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映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の感想とネタバレ解説/トム・クルーズが好きな人にはお薦め!

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【2017年1月24日更新】
かるび(@karub_imalive)です。

トム・クルーズの新作「ジャック・リーチャー Never Go Back/ネバ・ゴー・バック」を見てきました。個人的には結構好きな俳優なので、事前のアメリカ大手レビューサイト等の評価が厳しいものの、初日から気合を入れてみてきました。

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個人的には結構楽しめましたので、以下感想を書いてみたいと思います。
※後半部分は、ネタバレ部分を含みますので、何卒ご容赦下さい。

1.映画の基本情報

<オフィシャル予告動画>

動画がスタートしない方はこちらをクリック

【監督】
エドワード・ズウィック(「ラスト・サムライ」)
【制作】
クリストファー・マッカリー
ドン・グレンジャー
トム・クルーズ
【原作】
リー・チャイルド(「ジャックリーチャー・シリーズ」)

2.主要登場人物とキャスト

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今回の主役は、トム・クルーズと女性2名。海外のレビューサイトでは、即席の親子ものロードムービーだと書いていますが、言い得て妙かも。本作では、この3人が協力しあって敵に立ち向かっていきます。

ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)
無頼な元憲兵少佐。今はヒッチハイクで自由奔放は放浪生活を送っている。

ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)
リーチャーの憲兵時代の元同僚。アフガニスタンで部下を二人不可解な殺され方をしたその調査報告がきっかけで、逮捕拘禁されてしまう。

サマンサ(ダニカ・ヤロシュ)
母親がリーチャーに対して起こした訴訟によりリーチャーの娘ではないかとされる15歳の少女。万引きが得意。

3.映画のみどころ(※ネタバレ無し)

本作は、シナリオは複雑ですが、ストーリー展開はわりと一本調子で謎解き的な面白さよりもどちらかというとスピード感やアクション重視。トム・クルーズと仲間たちのアクションやめまぐるしいチェイスシーンを楽しめれば、満足度が上がると思います。

トム・クルーズの体を張ったクールなアクション

トム・クルーズ自ら制作に深くタッチし、極力スタントマンを使わず自分自身でアクションをこなしています。前作「アウトロー」に比べると格段にスピード感が上がり、謎解きよりもアクションシーンの比率が高まっているので、トム・クルーズのファンは必見だと思います。

連携プレーで敵を倒すシーン

今作はターナー少佐とサマンサのダブルヒロイン体制です。(というか擬似/即席親子ロードムービーという見立ても)特に、元憲兵でリーチャーと同僚だったターナーは、守ってもらうだけのヒロインではなく、自ら激しいアクションでリーチャーと連携して敵に挑んでいきます。

最初は息が合わず、言い争いもあった二人が、共に戦ううちにうまく連携できるようになっていくのも見どころです。そして、最終シーンではサマンサも頑張りますよ。

---以降、ネタバレあり注意---

---以降、ネタバレあり注意---

---以降、ネタバレあり注意---

---以降、ネタバレあり注意---

---以降、ネタバレあり注意---

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4.あらすじ(※ネタバレ有注意)

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数人の人々がレストランの外に集まっていた。現場に到着した警察が、4人の男が倒れている現場を確認する。目撃者は、食堂に座っている男がものの数秒でやっつけてしまったと証言。そこへ踏み込んでいく地元の保安官達。

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レイモンド・ウッド保安官と彼の部下は、顔に返り血のようなものがついたジャック・リーチャー(トム・クルーズ)がレストランのカウンターに座っているを見つけて、彼に尋問を開始する。ウッドはリーチャーに手錠をして、連行しようとするが、リーチャーは「90秒以内に電話が鳴り、憲兵が来てウッドを逮捕する」と予言。すると、本当に電話がかかってきて、ウッド保安官が汚職の疑いで連行された。軍事基地の不法入国社の人身売買での罪で、軍事警察に逮捕されたのだ。現場を去り、ヒッチハイクで雨の中モーテルへ宿泊するリーチャー。

その後、リーチャーはウッド逮捕に協力した、憲兵隊時代の同僚、スーザン・ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)と電話で話をした。彼女は、軍にいた時にリーチャーの窮地を救ってくれた信頼のおける同僚で、お互いに密かに好意を持っていた。二人は、1週間以内にワシントンDCのターナーのオフィスで会う約束をした。

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ワシントンに着いたリーチャーは軍本部へ。ターナーの部屋へ案内されると、そこにはターナーの代わりにモーガン大佐が座っていた。モーガンは、ターナー少佐が秘密漏洩の疑いで逮捕されたとリーチャーに告げる。リーチャーは、リーチ軍曹に話しかけ、ターナーの容疑を晴らせる弁護士がいないか尋ねる。

リーチャーは、ダイヤー基地でモアクロフト大佐を見つけ出し、ターナーへの面会と、彼にターナー少佐の拘束を解いて、外に出してくれるようにリクエストする。モアクロフトはこれを断る。リーチャーがキャンディス・ダトンという名前の女との間にできた子供の父親であるという、軍に対して起こされた親権訴訟が持ち上がっている事実を告げる。

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モアクロフトから渡された子供、サマンサの写真を店でチェックするリーチャー。その時、店の外にあとをつけてきている車に乗った二人組の男に気づいたリーチャーは、男たちをぶちのめす。男のIDカードを探ると、「パラソース社」と書いてあった。そして、二人組のボス(原作では「The Hunter」と呼ばれていたが、字幕版では特に呼び名がなかったため、ここでは便宜的に「ハンター」とする)である「ハンター」という名前で知られる男にもつけられていた。

リーチャーは彼の娘とされるサマンサの後を追い、食料品店でサマンサが万引きをする所を目撃。店を出て、サマンサに、キャンディスの娘なのか問い詰めるリーチャー。サマンサは、キャンディスが以前売春婦だったので、また母を買おうと近づいてきたのだと勘違いし、リーチャーから立ち去る。

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別の日、モアクロフトは、リーチャーにチベリミルコビッチというターナー少佐の部下で、タリバン掃討作戦でアフガニスタンに従軍し、近距離射撃で友軍から殺害された疑いがある二人の憲兵についてのファイルを与える。ターナーは、本件をちょうど調査中だったという。

ハンターは情報を漏洩したモアクロフトを彼の自宅で見つけ出し、リーチャーに情報提供した件で、彼を残酷に殴打した挙句、これ以上の口封じと見せしめのため、殺害してしまう。

翌日、リーチャーは再び軍本部に呼び出される。サリバン弁護士エスピン大尉とともに、モーガンから、モアクロフトを自宅で殺した容疑で尋問される。罠だと気づいたリーチャーが黙秘権を行使しようとするも、その場で軍法を特別適用され逮捕・拘束されてしまうリーチャー。

リーチャーは、拘束されダイヤー基地の独房へ向かう時、数人の男が、ターナーとリーチャーを殺そうと留置所へやってきたことに感づく。彼はサリバン弁護士にサンドイッチを持ってこさせ、そのすきにエスピン大尉を気絶させ、彼の制服を奪い、ターナーの独房へ入っていく。

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まさに、男たちがターナーを殺そうとしていたときだった。リーチャーは全員をぶちのめし、ターナーを外へ逃がす。彼らはすぐにみつかり、他の護衛達に追いかけられる。ターナーとリーチャーは、パトカーを奪って逃げ出す。

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ハンターも二人を追いかけ、レストランの厨房で激しく戦闘する。ターナーとリーチャーの息があわず、ハンターにやられかけたところへ、地元の警察官が来て、ハンターを追い詰める。そのすきにターナーとリーチャーは裏から逃げ出し、ハンターも警察官を殺害して、何食わぬ顔で現場を抜け出すのだった。

リーチャーとターナーはモーガン大佐がこの陰謀に加わっていることを悟り、翌朝モーガンの家に行き、モーガンからパラソース社とのつながりや、ターナーの調査ファイルを問い詰め、情報を引き出した。

その後、ハンターがモーガンの家に現れ、言い争った後、モーガンを電話機で殴り殺してしまう。そして、リーチャーの指紋が電話機に残っていたので、モーガンの殺害もリーチャーの犯罪とされてしまうのだった。

リーチャーはモーガンから応酬したデータを調べると、そのうちのいくつかはサマンサのものだった。彼はリーチへ連絡を取り、秘密裏にパラソースについて調べるよう依頼する。リーチは、リーチャーにモーガンが殺されたことと、リーチャーの指紋が電話機から見つかったと告げた。彼とターナーがサマンサの危険を察知し、サマンサの育ての親の家に行くと、すでに育ての親が暗殺者達に殺されたあとだった。

部屋中を探す二人。と、その時、隠れていたサマンサがキッチンシンクの下から半狂乱で出てきた。落ち着かせ、彼女を連れ出すことに。

リーチャーとターナーはサマンサをターナーの母校であるペンブローク学校へと連れて行き、そこで一時的な保護を依頼する。しかし、サマンサが電話を取り出し、メールチェックをしたことで、サマンサの居場所をハンターにつきとめられてしまう。二人はサマンサを連れ出し、サマンサの携帯電話を捨て、その場を急いで立ち去る。

リーチャーはリーチ軍曹からの調査報告の電話を受け、そこでダニエル・プルドムと名乗る男についての情報を得た。アフガニスタンのスペシャリストで、チベリとミルコビッチが殺害される場に居合わせた目撃者であるという。また、リーチからパラソース社が私設軍事会社で、アフガニスタンにて武器の密売を行っていた調査報告を聞く。

現場の唯一の目撃者であるプルドムと面会するため、ニューオーリンズに向かうリーチャー達。サマンサが学校で学生から盗んだクレジットカードでチケットを購入するのだった。

飛行機の中で、リーチャーはハンターの部下を見つけ出し、彼らを殴って意識不明にさせ、彼らの携帯電話から情報を取り出す。リーチャーは眠ったふりをして、サマンサがターナーに彼女の父親がどんなだったのか話しているところを目をつぶって聴いていた。

空港に到着すると、ハンターはリーチャー達をみつけ、空港内で激しく追いかけるが、リーチャー達はこれを振り切った。

ニューオーリンズにて、サマンサは何が起こっているのか二人に説明を求める。リーチャーはサマンサの母親から、親権訴訟を起こされており、彼が彼女の父親であるかもしれないと告げ、そのために彼女がリーチャー、ターナーと同じように追われていることを告げた。

リーチャーは、まずプルドームの妻から、プルドムが麻薬中毒になっていることを聞き出す。翌朝、リーチャーとターナーは、スラム街の廃ビルでプルドームを見つけ、尋問をした。

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アフガニスタンで武器弾薬の監視係だったプルドムは、パラソース社から賄賂をもらい、武器弾薬をパラソース社経由で地元の武装集団に横流しをしていた。ある日、パラソース社と値段でもめたプルドームは、突然テロリストたちから襲撃を受ける。事態を把握した憲兵隊にいたチベリとミルコビッチが調査中、彼らはプルドムの見ている前で、至近距離からハンターに殺されてしまう。恐ろしくなって現場から逃走したプルドムは命だけは助かったが、帰国後にアフガニスタンで手を出した麻薬中毒になってしまったという。

リーチャーとターナーはエスピン大尉とコンタクトを取り、彼をプルドムと対面させ、事実を話させる。話に納得したエスピンがプルドムを連行しようとしたところ、そこでハンターたちと戦闘になる。エスピンは足を撃たれ、プルドムはそこで殺害されてしまう。リーチャーとエスピン大尉はハンターたちと戦い、なんとかその場を凌ぐと、エスピンを守り、脱出。その足で、パラソース社の武器横流しの証拠を押さえるため、空港へと直行する。

空港で荷物を改めると、武器自体は横流しされていなかったが、武器の中に大麻が入っていた。これが現在のパラソース社の資金源であると判明。そして、黒幕であるパラソース社のCEOでもあるハークネス将軍がその場で逮捕される。

ハンターたちは、一方で、再びルームサービスをオーダーするためホテルでカードを使おうとしたサマンサの居場所を逆探知し、現場のホテルを襲撃。サマンサは懸命にハロウィン・パレードの人並みに隠れて逃げる。

リーチャーとターナーはホテルに急行し、サマンサの居場所を探す。そして、ついにハンターが先にサマンサを捕まえ、リーチャーに銃を捨てないとサマンサを殺すと威嚇する。リーチャーが銃を捨てたそのすきに、サマンサはハンターの銃をつかみ、リーチャーがそこへタックルした。リーチャーとハンターは、殴り合いになり、最後にはリーチャーがハンターをKOし、殺してしまう。 

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ターナーは無実が証明され、旧ポジションである少佐へと戻った。ターナーとリーチャーは、また別の日にディナーの約束をする。

サマンサは、リーチャーを食堂で見つけ出す。リーチャーは彼女が本当の娘かどうか真相を突き止めようとしていた。食堂の外で母とリーチャーのやり取りを見ていたサマンサは、リーチャーが本当の父親ではないことを悟る。ぜなら、食堂でリーチャーのコーヒーを入れていたのはキャンディスで、二人は全くの知り合いではないことが明白だったから。

結局ペンブローク学校へ通うことになったサマンサは、リーチャーとハグし、別れ際に彼のポケットに携帯電話をそっと忍び入れた。

映画は、リーチャーが道路でヒッチハイクするところで終わる。彼は、サマンサからの電話でテキストメッセージを受け取る。「もう会いたい?」リーチャーは、それを見て、微笑しながらヒッチハイクを続けるのだった。

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5.伏線や設定などの解説(※ネタバレ有注意)

なぜリーチャーに実父確定訴訟が起こされたのか?

サマンサの母親は、リーチャーの顔を知らなかったはずなのに、なぜ訴訟を起こすことが出来たのか?映画の中では説明されていませんでしたが、状況的には、サマンサの入れ知恵でキャンディスが心当たりのある適当な男を相手どって適当な訴訟を起こした時、モーガンが適当に名前だけ書き換えてリーチャーのケースをでっち上げたと推測できます。

なぜなら、最終シーンでリーチャーが立ち寄った食堂で働いていたサマンサの母親とリーチャーは全く顔見知りでなかったことがわかるからです。

モーガンによってリーチャーへの訴訟が捏造されたのは、実父確定訴訟でお金を払わせるより、面倒事をきらうリーチャーの性格を逆手に取って、ターナーの調査したパラそース社の事件から手を引けという圧力をかけるためだったとみなすのが自然だと思います。

パラソース社の正体とは?

パラソース社は、アフガニスタンのタリバン掃討作戦でも関与した民間軍事会社です。通常は、現地での兵站(補給)や要人警護、生活サービスなどを軍から請負い、活動していたと思われます。

政府からの大口契約を切られて、経営が苦しくなったパラソース社は、代わりにテロリストへの武器転売と、麻薬の密輸入で息を吹き返していたということですね。そして、パラソース社のCEOが空港で陣頭指揮をとって逮捕された間抜けなハークネス将軍です。たびたび湾岸戦争やイラク戦争などで問題視された、典型的な軍産複合体の癒着問題が、デフォルメして描かれたシナリオでした。

ターナーとリーチャーはなぜ逮捕されたのか

アフガニスタンで武器の横流しと麻薬の密輸を手がけていたパラソース社。ターナーは、ターナーの元部下、チベリとミルコビッチが近距離からパラソース社の暗殺者に殺害されたのではないかと軍内部で調査報告を提出したところ、その翌日にパラソース社と癒着していたターナーの上司、モーガン大佐に情報漏えいの疑いをでっちあげられて、ハメられて逮捕されたのでした。

ターナーを見張っていた暗殺者達は、ターナーに近づこうとするリーチャーを警戒し、リーチャーにも親権訴訟を捏造して遠ざけようとしましたが、それでも諦めないリーチャーに対して、モアクロフト殺害嫌疑をでっちあげて逮捕しようとしたのでした。

なぜ「ハンター」は雇い主が逮捕されてもリーチャーと対決したのか

それは、恐らく彼は軍に恨みを持つ、根っからの猟奇殺人者だったからだと思われます。まず、リーチャーにターナーの調査していた事件のファイルを渡しただけで、あっさり殴り殺します。彼を直接雇用した、「味方」であるモーガン大佐をも、リーチャーに脅されたとみるや、自己の保身とリーチャーをハメるため、電話機で殴り殺してしまいます。

さらに、黒幕のハークネス将軍が逮捕されて、彼にリーチャーを追い回す必要性がなくなったにも関わらず暴走し、サマンサを捕まえてリーチャーと対決しようとしました。

非常にクレバーで残忍な性格ですが、誰もかれも無差別に殺すわけではなく、軍人か元軍人のみを狙う点から、軍を退役した際に軍に特別な恨みを抱いていたのかもしれません。(そのあたりは掘り下げて描かれていなかった)

6.映画の感想・評価

アクション重視が希薄にした前作「アウトロー」での渋いヒーロー像

今作は、熟考する前に思いつきでリーチャーが動き、そして動けば動くほど、関わった人物が次々と死んでいく現実は、映画の緊迫感を高める効果はありましたが、リーチャーの「思慮深さ」や「元憲兵」という設定を台無しにしていたような。

前作は、動く前にもう少し熟考し、凄腕の元憲兵らしく、冴え渡る謎解きや推理の知的なコミュニケーションと、ラストでの圧巻なアクションシーンのバランスがちょうど良く、サバサバとした新しいアクションヒーロー像が新鮮でした。

今作は、アクションを重視するあまり、熟考する前に体が動くスタイルは、前作「アウトローで確立したコンセプトからずれてきているような気がしました。

そしてストーリーも破綻寸前に・・・

アクションとスピード感を最優先して作り込んだことで、ストーリーや細かい設定がおざなりになり、かなり現実感に欠ける展開に。飛行機内でのアクションや、ニューオーリンズ空港に下りてからのチェイス、そして荷物検査の現場にハークネス将軍が単身下りていってしらを切るシーンをはじめ、強引な舞台設定やリアリティに欠けるストーリー展開がやや目立ったかなという感じ。

パラソース社とつながっている悪役(モーガン大佐他)も、あまりにテンプレート的な悪役然とした演出からも、少し安っぽさが出てしまいましたね。

7.まとめ

ハイスピードでめまぐるしいアクション・シーンが印象的だった本作。ストーリーや設定、前作「アウトロー」で築いた世界観が半分壊れながらも、トム・クルーズのバトルシーンは見ごたえがありました。ストーリーはともかく、頭をからっぽにして、トム・クルーズがビシビシ敵を倒すアクションを楽しむ!と割り切って見ると、スカッと楽しめる娯楽作品です。

本作「ジャックリーチャーNEVER GO BACK」は、凄い傑作!というわけではないですが、個人的にはそんなに悪い印象はなかったです。ファンの人なら楽しめると思います。

それではまた。
かるび

8.映画DVDは2017年4月12日発売決定!

はやくもDVD化が決定。Amazonにて予約が始まっています。発売日は2017年4月12日。楽しみですね!

9.映画を楽しむための小説やガイドなど

原作は、リー・チャイルドによるジャック・リーチャーシリーズ第18作目「ネバ・ゴー・バック」。邦訳版が映画公開に合わせて上下巻で出版されました。原作はリーチャーが傷害と不貞行為の容疑で逮捕され、ニューオーリンズだけでなく色々なところへ飛んでいきます。映画とかなり違うオリジナルな展開がじっくり楽しめる長編です。

前作「アウトロー」。本作よりも戦闘シーンが少なく、リーチャーが地道に考察を重ねる謎解きや、自由奔放で無頼漢だけど正義感が強い「元憲兵」としてのリーチャーの人物像がよくにじみ出た良作。今作が気に入ったら、こちらもチェックしてみて下さいね。なお、AmazonPrimeビデオHulu(登録後2週間無料)のラインアップにも入っています。