あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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【4月6日~4月8日】アメリカン・エキスプレスが開催するトーハクの「お花見茶席」を体験してきた!

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【2018年4月7日最終更新】

かるび(@karub_imalive)です。

先日、3月13日から始まっている東京国立博物館の企画展示「博物館でお花見を」。この春のお花見の時期に合わせ、5月6日までアメリカン・エキスプレス×東京国立博物館のコラボレーション企画も進行中で、対象のカード会員向けに様々な特典があるのです!

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中でも注目したいのが、トーハクの庭園開放中、4月6日~4月8日にかけて開催されるのが、「お花見茶席」企画です。コラボレーション企画の一番の目玉です。

あぁ、応挙の襖絵かぁ・・・観たいなぁ・・・入りたいなぁ、いいなぁと思っていたら、なんとアメリカン・エキスプレスからお声がけ頂き、取材させて頂けることに!!!!!!

ということで、本日4月5日、翌日からの茶席の準備やリハーサルに奔走している関係者の方に混じって、お花見茶席が開催される「応挙館」「転合庵」の2つの茶室をいち早く体験してまいりました。

早速ですが、簡単に「お花見茶席」の様子をレポートしてみたいと思います。

※なお、本エントリで使用した写真・画像は、予め主催者の許可を得て撮影・使用させていただいたものとなります。何卒ご了承下さい。

アメリカン・エキスプレスの「お花見茶席」とは?

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アメックスカード、持ってますか?

◯アメリカン・エキスプレス®・カード
◯アメリカン・エキスプレス・ゴールド®カード
◯プラチナ・カード®

の対象カード会員は、4月6日~4月8日は、ぜひ上野の東京国立博物館へ行きましょう!なぜかというと、非常にレアで貴重な体験ができるからなのです。

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実は、3月13日(火)~5月20日(日) の間、東京国立博物館では、【期間限定】で本館裏に広がる日本庭園を開放中なのです。そんな中、4月6日~4月8日の3日間に限っては、アメックスが5つある茶室のうち、【応挙館】【転合庵】の2つを貸し切って、対象カード会員だけのためのスペシャルなお花見茶席が用意されるのです。

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ただでさえほとんど足を踏み入れることができない庭園内で、歴史ある茶室を借り切って花を見ながらお茶を楽しめる・・・凄い優雅でスペシャルな体験じゃないですか?

では、一体この【お花見茶室】の何が凄いのか、もう少し掘り下げて見てみたいと思います。

応挙館でお茶を飲める幸せ

今回のお花見茶席のメイン会場となっているのは、庭園内の【応挙館】です。ちょっと奥まったところにあるので、わかりにくいかな?と心配な方でも大丈夫。道すがら、対象カード会員のために、ちゃんと要所要所で看板がしっかり立ててありますから。

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応挙館で受付を済まして、中へ入っていくと、まず驚かされるのが、応挙が水墨で描いた花鳥画の襖絵です。(※デジタル高精細複製画です)

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決して派手さはないのですが、茶室の静謐な雰囲気にピッタリ寄り添った落ち着いた絵で出迎えてくれます。もうね、日本画好きなら、パッと見た感じ、「あぁ、応挙だよな~」と一発でわかる(笑)そして、床の間にはちゃんと【散ってない】桜がいけてあります。

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さらには、京都で皇室御用達の高級漆器「象彦」10代目当主・西村毅氏がプロデュースした高級蒔絵重箱セットも設置され、お茶を頂く環境としては、これ以上望めない凄い贅沢空間なのですよね。

▼購入すると1000万円以上の価値があるというf:id:hisatsugu79:20180406013747j:plain

そして、このスペースでお茶を頂くのです。下記がお茶を入れてくださっているシーンです。春らしいお着物が、また室内空間や季節感にぴったりマッチしていらっしゃいました。

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僕もご厚意でお茶を体験させて頂きましたが、お菓子も甘すぎず、お抹茶もにがすぎず、スーッと体に入っていくような清涼感がありました。ぜひ、応挙の絵に囲まれてお茶を楽しんでみて下さいね。

 

また、天気が良ければ、庭先にも「桜」が活けてありますので、お花見は大丈夫!ソメイヨシノは散ってしまいましたが、「お花見茶席」のお花はソメイヨシノ、ヤエザクラ、オカメザクラと、微妙に色合いの違う3種類をいっぺんに楽しむことができますよ!

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転合庵も特別に見学できます

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いつもなら、池を挟んだ対岸から、遠巻きに観ることしか出来ない転合庵。こちらは、江戸時代の大名茶人、小堀遠州が17世紀前半に元々京都伏見・六地蔵に建てた茶室です。それから数百年。数度の移転を経て、今はこうしてトーハクという安住の地を得たのですね。

さて、応挙館でお茶を飲み終わったら、そのまま帰ってはいけません!「お花見茶室」オープン期間中は、特別にこの転合庵の部屋もアメリカン・エキスプレスの対象カード会員限定で公開されるからです。

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こちらの中では、先程も紹介した「象彦」10代目・西村毅氏が所蔵する作品の中から、この転合庵に合いそうな作品を2点用意してくれている上、西村氏から直接解説を聞くこともできるのです。

▼西村氏が直接作品を解説してくれましたf:id:hisatsugu79:20180406013818j:plain

まず、この掛軸は、西村氏同様、京都画壇で明治~昭和期にかけて活躍した戸島光孚(とじまこうふ)の作品です。戸島は、生前からその実力を高く評価されていました。皇室にも作品を納入した実績もあるくらいなのです。実際、三の丸尚蔵館にも収蔵作品が収められており、2009年に東京国立博物館で開催された特別展「皇室の名宝-日本美の華」でも展示されたほどなのです。

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西村氏同様、漆工職人でもあった戸島は、この鯉が上っていく絵画を、漆で描いたのだそうです。こういった漆絵の日本画は非常に珍しく、漆一つでここまで写実的に、躍動感あふれる描写ができる絵師はほとんどいないのではないでしょうか?

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そして、その横に設置されたのが、象彦がマレーシアのロイヤル・セランゴール社とコラボして製作したピューター(錫合金)と蒔絵技術を融合させたアート作品です。タイトルは、「こいが滝のぼりをする・・・」様から、『昇鯉』(しょうり)と名付けられました。世界で88個限定販売されたうちの1体で、今回アメリカン・エキスプレスの「青」と呼応する形で、青い光によく映える1体を持ってきてくれたのです。

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もう見て分かる通り、「立身出世」の意味合いを持つ“鯉の滝昇り”の伝説をモチーフにしており、掛け軸の「鯉」、庭園の池と非常にマッチした作品です。超絶技巧な漆工芸の新境地、じっくり堪能してみてくださいね! 

まとめ

ということで、「お花見茶席」いかがでしたでしょうか?「大人」で格調高い文化の香りが漂ってくる美しい空間が楽しめるのは、4月6日~4月8日の3日間限定!対象のカード会員の方は、ぜひ東京国立博物館に立ち寄ってみてくださいね。4月6日、4月7日は茶席が終わったあと、庭園内の夜間ライトアップも非常にきれいです!

それではまた!
かるび

お花見茶席について

開催日程:
4月6日(金)~4月8日(日)
開催時間:
4月6日(金)10:30~18:00(受付終了は17:30)
4月7日(土)10:30~18:00(受付終了は17:30)
4月8日(日)10:30~16:00(受付終了は15:30)
開催場所:
東京国立博物館庭園内「応挙館」
利用人数:
1カード会員様につき3名の同伴者まで利用可能
対象カード:
◯アメリカン・エキスプレス®・カード
◯アメリカン・エキスプレス・ゴールド®カード
◯プラチナ・カード®
利用条件:
混雑時は待ち時間が発生する可能性有り
利用制限時間が発生する可能性有り 
事前予約はなし 
小学生未満は利用不可
靴を脱ぐため、靴下の着用が必要