あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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写実絵画の殿堂!ホキ美術館「第3回私の代表作展」に行ってきました!【展覧会レビュー・感想】

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かるび(@karub_imalive)です。

ホキ美術館って知ってますか?

千葉市緑区の昭和の森に隣接した閑静な環境の中、2010年11月にオープンした新興の美術館です。手頃な値段で楽しめる評判のイタリアンレストランと、現代写実絵画の殿堂として、最近ではるるぶやまっぷるなどにも掲載されるなど、アートファン以外の観光客にも大人気。ぐんぐん知名度を上げてきている要注目の観光スポットでもあるのです。

今回、運良くプレス向けの内覧会で取材する機会を頂きましたので、喜んで行ってまいりました!少し時間が経ってしまいましたが、以下写真つきで内容を紹介したいと思います!

※なお、本エントリで使用した写真は、予め主催者の許可を得て撮影させていただいたものとなります。何卒ご了承下さい。

1.ホキ美術館について

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ホキ美術館は、株式会社ホギメディカル創設者の保木将夫氏が収集した、絵画コレクション約350点を展示するスペースとして2010年11月3日に設立されました。設立保木氏が美術館を創設した理由には、「日本の写実絵画を世界で認められる絵画にする」という強い思いがあったのだそうです。素晴らしい志です。

ところで、ホギメディカルは、手術などで使う使い捨ての医療用製品の製造・販売を手がける会社で、創業以来、ずーっと右肩上がりで成長を重ねてきている優良企業であります。

▼参考:ホギメディカルの業績推移

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引用:http://www.hogy.co.jp/material/pdf/2017ar_j.pdf

もちろん、美術館の経営と本業には直接の関係はないものと思われますが、開館以来、約7年間で100点あまりの作品を継続して安定的に買い付けできているのも、本業が潤っているからこそなのかもしれません。アートファンとしては頼もしい限りです。

さて、そんなホキ美術館の最大の特徴といえば、現代の写実絵画に展示分野を絞り込んで作品を収集し、企画展を開催していることです。野田弘志、五味文彦、森本草介、諏訪敦ら、現代日本を代表する油絵での写実絵画を手がける作家たちの作品を安定的に買い付け、彼らの有力なパトロンとして活動を支えるとともに、近年は写実絵画を志す若手の登竜門となりつつある「ホキ美術館大賞」も開催中。ホキ美術館大賞からは、確実に次世代の新人たちが発掘されています。

また、2016年からは、所蔵品を首都圏以外のアートファンの要望にも応え、「ホキ美術館名品展」として、本格的に地方での美術館巡回展をスタートしました。特に、直近の2017年3月29日(水)~5月14日(日)まで佐賀県立美術館で開催された企画展では、41日間で約4万人の入場者を記録するなど、かなりの反響を呼びました。

▼海外の写実絵画系美術館とも交流開始f:id:hisatsugu79:20171216111859j:plain

さらに、来年2018年9月からは、バルセロナのヨーロッパ近代美術館(MEAM)との交換展がスタートし、翌2019年5月17日~9月1日まで、スペインの現代写実絵画約60作品を紹介する「MEAM展」(仮称)も決定したそうです!

2.私の代表作展&理想の風景画展とは

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さて、そんなホキ美術館ですが、この11月からスタートしている企画展は2本立てとなっています。一つは、地下の最深部「ギャラリー8」で、ホキ美術館が継続的に作品を買い付けている14~15人の作家の新作(100号クラスの大作)が発表される「第3回私の代表作展」と、所蔵品の中から風景画を中心として選りすぐった「理想の風景画展」の2つです。

▼ギャラリー8で特集されるアーティスト達f:id:hisatsugu79:20171216121817j:plain

特に注目したいのは、「第3回私の代表作展」です。この企画は、3年に1度、ホキ美術館所蔵の約50作家の中から特に選抜された14~15名の作家が、ホキ美術館のために人物画・風景画・静物画など、自由にテーマを選んで100号以上の大作を描き下ろして展示する、非常に贅沢なグループ展なのです。

▼絵画1点ごとに専用の音声ガイドがあるf:id:hisatsugu79:20171216121632j:plain

しかも、各作品には、1点ずつ専用のスピーカーで音声ガイドまでついており、1点ずつ作品を見ながら、じっくり作者の制作意図やテーマについて聞くことができるようになっています。

3.初心者でも写実絵画を楽しむ簡単な方法「すごく近くに寄ってみる」

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「諏訪敦/しろたえ」(2017)部分拡大図

ところで、写実絵画って、どんなふうに楽しんだら良いのでしょうか?

写実絵画って、どれを観ても写真みたいにリアルできれいで、最初に見た時はその技術力の高さに言葉を失いますよね。でも、慣れっていうのは恐ろしいもので、そうやって20、30と作品を見ていくうちに、それが当たり前のようになってきて、折角の作品をどう楽しんだらいいのか、いまいちわからないまま展示後半は流して終わってしまった・・・っていう経験ってないでしょうか?

僕も、美術館に通いだしてから、最初の1年目はそうでした。超絶技巧系の工芸・絵画の展覧会に行くと、最初だけは「おぉ、凄い!」とテンションは高いのですが、後半は息切れしてしまい、終わってみたら不完全燃焼だった・・・ということがよくありました。

これは、何度かホキ美術館に通って僕なりに気付いた鑑賞法なんですが、一つ、シンプルな僕なりの写実絵画の楽しみ方をご紹介したいと思います。

それは、

「絵にすごく近くに寄ってみる」

というシンプルな楽しみ方です。

写実絵画は、遠くから引いて作品全体を見ると、基本的にはどれも写真のように見えて、作家ごとの個性が見えにくいんですよね。(超絶に上手なのはわかるけど)だから、淡々と見ていると、だんだんと慣れてきて、飽きてくるわけです。どれも同じに見えるから。

でも、そこでさらっと流すのではなくて、気に入った作品は、是非一度至近距離まで寄ってみてください。すると、実際はやっぱり写真ではなくて、ちゃんと作家さんが膨大な時間と手間をかけて、丁寧に手作業で制作していることがわかります。よーく見てみると、作家ごとに描き方や筆触のクセなどが全然違うんです。

出来上がった作品はどれも結果として写真のような完成度なのですが、細部に着目してみると、きちんと個性や手作業独特の温かみが感じられるのです。また、引いたり近づいたりしてみて、絵画の見え方の変化を楽しむのもいいかもしれませんね。

たとえば、ここでは、島村信之「新緑」を例にとって説明してみたいと思います。

▼島村信之「新緑」f:id:hisatsugu79:20171216120813j:plain

上記作品は、霧がかった晩春~初夏の森の中の風景を切り取って、写実的に描いた作品です。遠目に見ると、どこからどう見ても写真のように丁寧に仕上げられた作品です。

では、ちょっと寄ってみましょう。

▼「新緑」拡大図。少し寄ってみた。f:id:hisatsugu79:20171216121029j:plain

拡大したことで、よく目を凝らしてみると、ようやく写真との違いが何となく分かるレベルになりました。確かに、ちゃんと筆で描かれている感じです。でも、まだなんとなく詳細な筆触や筆使いの個性は見えませんよね。そこで、更に寄ってみます。

▼「新緑」更に拡大図。かなりズームアップしたf:id:hisatsugu79:20171216121044j:plain

どうでしょうか?ここで、ようやく作者の筆使いが感じられるようになりましたよね。細かいところまで見ていくと、明らかに写真とは違う、ある種の筆触のパターンがきっちり現れるんです。

4.特に気に入った作品について

以下、「私の代表作展」を中心に、いくつか気に入った作品を紹介したいと思います!

小尾修「静寂の声」

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写実絵画と言えば、やっぱり王道は女性のヌード(笑)でも、単にエロ目線で描かれているだけであれば、美術館には展示されません。例えば、本作などは、ちゃんと局部は隠されて性的な誇張を抑えた上で、バックの炭化した枯れ木と合わせて構図を取ることで、鑑賞者に深く考えさせるきっかけを与えます。

また、枯れ木の複雑な形状と、モデルの女性のポーズがちゃんとシンクロしてて、妙に馴染んでいる絶妙のバランス感もいいですよね。椅子に座っているというより、木のゆりかごに抱かれているような感じもします。

▼「静寂の声」部分拡大図f:id:hisatsugu79:20171216112251j:plain

何かをいいたげな表情で、こちらを「キッ」と睨んでいる感じの顔立ちも思索的な感じがして、良かったです。

塩谷亮「月洸」

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写実絵画の世界で、若手の代表格として人気急上昇中の塩谷亮の新作は、得意とする人物画ではなく、月の光に照らされた竹林を描いた一対の油絵でした。穏やかで柔和な作風はそのままに、屏風絵のような和のテイストもしっかり感じられる意欲作です。

▼「月洸」部分拡大図
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青木達郎「白デルフトの焼き物と獅子、果物達」

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写実絵画の中では、静物画も人気ジャンルです。光の当たった陶器やくだものの質感を極限までリアルに、ある意味写真以上に存在感を際立たせて描いていますね。

▼「白デルフトの焼き物と獅子、果物達」部分拡大図
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野田弘志「掌を編む」

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こちらは、常設コレクションの中から写実絵画分野で第一人者として名高い野田弘志氏の作品。ホキ美術館でも、創立時から多数の作品を展示していますが、中でも僕はこの肖像画が好きなんです。

その理由としては・・・

▼「掌を編む」部分拡大図f:id:hisatsugu79:20171216120007j:plain

これ、どことなく、榮倉奈々に似てません?

ずっと榮倉奈々そっくりだーと思っていたのですが、妻に話したら、いや、松たか子でしょ?って言われました。・・・そ、そうかな?!

曽根茂「深冬」

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こちらは、「理想の風景画展」から。個人的に、風景画は特に雪景色に惹かれるのですが、本作はまさにすっきりしない真冬の典型的な寒々しい風景。「深冬」とは見事なタイトルです。分厚い雪雲の間から、遠くに少しだけ晴れ間が除いている寒々とした農村の素朴な風景に惹かれました。

▼「深冬」部分拡大図
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上記作品の左上部分を拡大してみると、ほんとうに細部まで丁寧に描いていることがわかるんですよね。難易度の高そうな積雪の深い冬の風景を見事に表現しています。

4.建物も凄い!外観や内部の構造もじっくり見てみましょう!

また、ホキ美術館は、展示内容も個性的ですが、美術館の建物も面白い形をしています。建築ファンからも評価が高いようですね。建物内部の様子や、外観の写真なども、独特の風合いが感じられ、いわば、美術館のハコ自体が一つのアート作品として成立しているのです。

これは、各フロアの通路の風景を撮影した写真ですが、ちょっと近未来異世界のような雰囲気が漂ってませんか?四方を真っ白な壁に囲まれ、巨大な宇宙船の中にいるような非日常感あふれる館内を是非味わってみてくださいね。

▼館内(2F)の様子
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▼館内(1F)の様子
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▼館内(地下1F)の様子f:id:hisatsugu79:20171216122504j:plain

続いて、外に出てみましょう。建物の一部が空中に大きくせり出した外観は、まるで建物が空中に浮いているように見えてきます。

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そして、建物の屋上部分にも、アート作品が飾られています。

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美術館の四方に目を向けると、道路を挟んだすぐ向こう側には、巨大な公園「昭和の森」が広がり、道路の手前側は、新興住宅地が広がっています。外に出て、静かに佇んでみるとわかりますが、日中でもほとんど物音が聞こえない非常に静かな環境です。 

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5.グッズコーナーも充実しています

ホキ美術館は、受付手前にあるグッズコーナーも非常に充実しています。簡単に紹介しますね。

▼大量の絵葉書!
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まず、目を見張るのは、物凄く沢山の種類の絵葉書が販売されていることです。どれも写実絵画がプリントされているのですが、紙に印刷されていると、本当にどれも写真みたいに見えるんですよね。気に入った一枚があれば、記念に購入してみるのもいいですね。

▼その他のグッズも多種多様なアイテムが揃うf:id:hisatsugu79:20171216122807j:plainf:id:hisatsugu79:20171216122826j:plain

また、その他グッズ類も、一通り定番のクリアファイル、一筆箋、マスキングテープなど定番はもちろん、千葉県北部の名産品など、食べ物から工芸まで、地域の有名なお土産も置いてありました。どれも目移りする面白いグッズが揃っています!

6.混雑状況と所要時間目安

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展示点数は、常設展示と合わせると3フロアで200点以上になるため、じっくり見て回るのであれば90分~120分程度は空けておいたほうがいいでしょう。館内が混雑することはまずありませんが、1Fの併設レストランで食事を予定しているのであれば、予約してから行ったほうが無難です。(いつも地元の人達でレストランは大混雑!)

また、土日にマイカーで来る場合は、時間帯によっては東京方面へ帰る時、高速道路が(アクアライン経由、千葉経由共に)大混雑します。時間には余裕を持ってお出かけ下さい。

7.関連書籍・資料などの紹介

写実絵画の新世紀: ホキ美術館コレクション

ホキ美術館の保有するコレクションをまとめた、市販されているムック本の代表格。A4サイズの美麗写真で、文句なくおすすめできます。さすが、その美しさには定評がある別冊太陽です。図録代わりに、まずはこちらをじっくり予習してみるのもいいですね!

写実絵画とは何か? ホキ美術館名作55選で読み解く

こちらも、ホキ美術館で保有する名作を集めたムック本。別冊太陽より少し小さめのサイズですが、写真は見開きで印刷されているため、1枚1枚の絵を細部までじっくりと堪能できます。こちらもおすすめ。

野田弘志「聖なるもの」

ホキ美術館で最もフィーチャーされている代表的な画家、野田弘志の出版した画集です。表紙の写真は、つい最近まで差し替えられるまで、地下1Fの奥の目立つ場所にかかっていました。

カフェのある美術館

こちらは、アートブロガーのレジェンド、Takさん(@taktwi)が監修・執筆された本です。Takさんが自らの足で確かめた、全国津々浦々の美術館に併設されたカフェの中から、「ほんとうにイケているミュージアムカフェ」を厳選して掲載しています。そして、この本の中に、ホキ美術館のカフェも含まれているんですよね。僕も本書で太鼓判が押された美術館のカフェをもう10件以上回りましたが、たしかにハズレがありません!ホキ美術館のカフェと、本書、おすすめです!

「カフェのある美術館」に関しては、過去に掘り下げた記事を2つ書いています。もしよければこちらもどうぞ。 

8.まとめ

2018年以降は、いよいよ海外の写実絵画系美術館との交流も活発になるホキ美術館。オーナーがまだまだ作品購入に意欲的で、毎年コレクションが増え続ける中で、どんどん存在感が大きくなってきている要注目の美術館です。一度遠征しても行く価値があります!印象派や現代アート、日本画とはまた違う、独特の絵画世界が味わえる美術館です。是非、写実絵画の深い世界を味わってみてくださいね。
それではまた。
かるび

展覧会開催情報

◯美術館・所在地
ホキ美術館
〒267-0067 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
◯最寄り駅
JR外房線土気(とけ)駅
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◯会期・開館時間
2017年11月18日~2018年5月20日
 午前10時~午後5時30分(入場は30分前まで)
◯休館日
毎週火曜日
◯公式HP

https://www.hoki-museum.jp/
◯Twitter
 https://twitter.com/hoki_museum

【ネタバレ有】「スターウォーズ 最後のジェダイ」感想・考察と10の疑問点を解説!/大傑作のエピソード8!怒涛の新展開に酔いしれた150分!

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【2017年12月17日最終更新】

かるび(@karub_imalive)です。

12月1日に劇場公開された待望のスターウォーズ新作「スター・ウォーズ(EP8) 最後のジェダイ」ですが、運良く最速上映でチェックすることができました。さっそく感想・考察等を織り交ぜた映画レビューを書いてみたいと思います。
※本エントリは、後半部分でストーリー核心部分にかかわるネタバレ記述が含まれますので、何卒ご了承ください。できれば、映画鑑賞後にご覧頂ければ幸いです。

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年末年始・お正月に映画館で見れるおすすめ映画20選!【2017年末-2018年始・冬休み】

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かるび(@karub_imalive)です。

2017年も、残すところあとわずかになりました。皆さんは、年末年始や、お正月休みの予定はどう過ごされる予定でしょうか?僕は、いつも通り年末・年始も変わらず美術館に通い、映画館に行き、ブログを書いていると思います^_^;

ところで、年末年始・お正月も、映画館は年中無休で営業中です!今年はブラック企業による残業問題が大きくクローズアップされたこともあって、デパートや小売店でも、正月休みを取るお店が増えてきていますが、映画館に限っては、1月1日からガッツリ空いていますね!(本当に大変だと思います・・・)

ということで、せっかくの年末年始を映画館で過ごすとしたら、どんな映画が公開されているのか、先回りして調べてみました。その中から、ある程度全国規模で公開されていて、内容が期待できそうな年末年始・お正月映画を洋画・邦画の中から20作品選んでみました。(最初はベスト10にしようと思ったのですが、面白そうなのが結構あったのでついつい・・・^_^;)

それでは、いってみましょう! 

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「箱根駅伝 感動をつなぐチームとクルマ」展に行ってきた(メガウェブ ヒストリーガレージ)【展覧会レビュー・感想】

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かるび(@karub_imalive)です。

最近すっかりアート・映画以外のネタをブログに書かなくなってしまったのですが、たまには陸上ネタでも書いてみたいと思います。

僕はそこそこ熱心な長距離陸上ファンです。毎年、必ず全ての地上波のマラソン大会と駅伝はチェックしてますし、特に箱根駅伝に関しては、直前特集号を買ったり聖地巡礼(コース見て回るだけなんだけど・・・^_^;)を定期的にやっていたりします。

今年も、いよいよ年末を迎え、自分の中では箱根駅伝への期待が刻々と高まってきております。そんな折、偶然ネットで見つけたある「無料」の展覧会が、僕の心を捕らえて離さなくなってしまったのです。

それが、お台場のトヨタショーケース、「MEGAWEB(メガウェブ)」内に併設された展示スペース「ヒストリーガレージ」で開催中の、「箱根駅伝 感動をつなぐチームとクルマ展」でした。

自分の中では、「展覧会」と「陸上」をつなぐ最重要のイベントとして、早速先日の日曜日、家族を引き連れて見てきました。せっかくなので、簡単にレポート記事を書いてみたいと思います!

  • 1.「箱根駅伝 感動をつなぐチームとクルマ」展とは
  • 2.展示内容をざっくりと紹介!
  • 3.混雑状況と所要時間目安
  • 4.感想まとめ
  • 箱根駅伝をもっと楽しむための参考資料
    • 超おすすめ!「あまりに細かすぎる箱根駅伝ガイド!2018」
  • 展覧会開催情報
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シンプルでユーモラス!熊谷守一展はゆるい癒やし系美術展でした!(東京国立近代美術館)【展覧会レビュー・感想】

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かるび(@karub_imalive)です。 

12月1日から東京国立近代美術館で「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」展が開催中です。2018年3月21日まで、約3ヶ月半にわたるロングラン開催となる、熊谷守一の大回顧展となります。

今回、僕は熊谷守一の作品をまとまって観ることができたのですが、ラッキーなことに取材することができましたので、11月30日に実施された内覧会の様子をレポートしたいと思います!

※なお、本エントリで使用した写真は、予め主催者の許可を得て撮影させていただいたものとなります。何卒ご了承下さい。

1.熊谷守一展の概要について

熊谷守一って誰なの?

さて、この仙人のようなお爺さんが、熊谷守一(くまがいもりかず)という個性的な画家です。非常に長命な画家で、明治時代後期から活躍し、亡くなった1977年まで、約70年間も絵を描き続けたレジェンド級の画家です。(図録見るとわかるんですが、若い時はヤバいほどイケメンです)

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熊谷守一は、1880年、現在の岐阜県中津川市で、宝石工場を営む実業家の裕福な家庭に生まれました。美術の道を志して上京し、東京美術学校では同期に和田三造、青木繁ら、のちに明治~昭和画壇で名を馳せた画家たちが多数在籍する中、見事主席で卒業します。

若い時は、厚塗り・コテコテの西洋絵画風の油絵を好んで描いていた守一ですが、試行錯誤と研究を重ねる中、1930年代後半頃から、明るい色彩とはっきりした形を特徴とする、シンプルな画風へと変わっていきました。

あごひげを思いっきり伸ばしたエキセントリックな風貌や、東京・豊島区の自宅の敷地から30年以上一切出ることなく、引きこもって画業に専念した世捨て人のような振る舞いから、晩年は「仙人」と呼ばれました。

▼東京・豊島区の熊谷守一自宅
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伸び放題の樹木でジャングル化した敷地
引用:https://www.youtube.com/watch?v=1P1FCZOi7cc

昼間は自宅の庭で1日中アリや石ころをぼーっと観察していたり、長年連れ添った奥さんと囲碁を楽しんだりした後、夜になると一転して厳しい画家らしい顔つきになり、アトリエに篭りきりになって1日1時間~2時間絵を描く毎日だったそうです。

老境にさしかかり、絵画的な技巧を捨てて、平面的でシンプルな「色とかたち」の世界を追求した熊谷守一。完成したその唯一無二の作風からは、自身の人柄を反映してか独特のユーモアや温かみが感じられ、熱心なファンを獲得してきました。

今回の熊谷守一展は何が凄いのか?

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今回、東京国立近代美術館で開催中の「熊谷守一展」(正式名称:「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」)は、そんな守一の没後40周年を記念して、キャリア初期から最晩年まで、250点以上の絵画作品や資料を全国から集め、一挙に展示した画期的な展覧会となります。

生前に守一の理解者・パトロンとして彼を支え続けた木村定三氏の個人コレクションを始め、普段は個人蔵として美術館で見ることの出来ない作品も貸し出されており、これまで開催された他の熊谷守一展とは、質・量ともに別格の大回顧展となりました。

今回の回顧展は、単に作品やその制作過程を見て学ぶだけでなく、彼が送ってきた意外性あふれる人生そのものを深く理解するヒントもたくさん用意されています。是非、解説パネルや参考資料をガッツリ読みこんで、楽しんでみてくださいね。

詳細な解説パネルも勉強になって良い!

今回の展覧会は、解説パネルの充実ぶりがやばいです!もともと、東京国立近代美術館は、企画展でしっかり解説をつけてくれる展覧会が多かったのですが、今回の展示は非常に親切な作りになっていました。

回顧展らしく、作品の並びや章立ては、基本的に制作された年代順にシンプルにならんでいるのですが、章立てごとに、ちゃんと日本語・英語・中国語・ハングルの4ヶ国語で細かく解説を入れてくれているのです。インバウンド対応もばっちり!素晴らしい。

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そして、個別の作品展示でも解説パネルは充実。過剰かな?と思えるくらい真面目につけてくれているので、「熊谷守一って誰よ?」っていう全くの初心者でも、ゼロからしっかり学べるのは本当に嬉しい!

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音声ガイドを展覧会のお供にどうぞ!

さらに、音声ガイドを担当するのは、2018年5月に上映公開となる熊谷守一の自伝映画「モリのいる場所」で、主役の老夫婦を演じる山崎努&樹木希林です。この渋い映画内での老年カップルが、映画の雰囲気そのままに、作品解説をしてくれるんです!

これは、まるで映画の中に入りこんだような臨場感が得られて良かった!特に、途中から熊谷守一本人が喋ってるのかと錯覚してしまうほど、役に入り込んだ山崎努のナレーションが素晴らしかったです。

▼音声ガイドは絶対おすすめ!雰囲気出てます!
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▼音声ガイド実機
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2.展覧会の5つの見どころ・要注目ポイント

注目点1:画風の変遷が一目瞭然!初期から最晩年まで大特集!

本展覧会では、最初から順番に見ていくことで、自然に熊谷守一の画風の変遷を感じられるように構成されています。そして、その変貌ぶりは、驚くほどのものでした。

まず、初期の作品を見てみましょう。

▼轢死(1908)
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▼左:蝋燭(1909)/右:ランプ(1910頃)f:id:hisatsugu79:20171213013724j:plain

初期の作品は、非常に暗いタッチで描かれています。というか、初期の代表作「轢死」などは、劣化も進んじゃってほとんど茶色一色ですよね・・・。夜型の守一は、毎晩暗闇の中、ランプや蝋燭の小さな灯り頼りに絵の修業に励んでいたようで、この時期の修行時代の絵画は、「光と闇」の対比を描くものが多かったです。絵の具の劣化で退色が進み、いい具合に枯れていますよね。 どことなく、フランスのジョルジュ・ラ・トゥールやカラヴァッジョの作品を連想させるものがありました。

参考:ラ・トゥールの作品
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引用:Wikipediaより

東京美術学校を卒業すると、守一は二科会に所属して活動を続けます。この時期は、荒々しいタッチの風景画や、裸婦像を、光と影のコントラストが目立つような構図で描くことが多くなりました。

▼左:向日葵と女(1924)/右:ひまわり(1928)f:id:hisatsugu79:20171213013522j:plain

この間、私生活では結婚し、次々と5人もの子供を設けますが、うち2人は早逝し、さらに戦後に1人失ってしまいます。経済的な困窮が続く中、自らの画風を模索する先の見えない毎日で、暗いトーンの作品が続きます。

守一がブレイクしたのは1940年前後。パトロンである木村定三との出会いや、平面的で、明るくシンプルな色彩と構図で構成される「モリカズ」様式を確立することができたのです。

▼左:山道(1961)/右:雨乞だな(1961)
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この時期は、まだ足が丈夫だった時代に旅先でスケッチした素描を元に描き起こした風景画や、自宅の庭先で観察した生活風景や身近な自然がモチーフとして採用されることが多くなっていきます。

▼左:夕映(1970)/中:朝のはぢまり(1969)
▼右:朝の日輪(1955)
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そして、これが本展を締めくくった「日輪」シリーズです。日中・いろいろなタイミングで頭上の太陽を見上げた時に感じたその時々の印象を、抽象画のようにまとめ上げた作品。描かれた時期はそれぞれ違っていますが、並べると印象派の連作のようです。

こういう円環系のシンプルな図像を描いたからと言って、悟りを得たかのように「生」に執着を失ったわけではなく、その最晩年期にも、

「もっと生きていたいことは生きていたい。みなさんにさよならするのはまだまだ、ごめん蒙りたい」

と語り、亡くなるまで絵画や身近な自然現象への飽くなき探究心を持ち続けていたそうです。

注目点2:赤い輪郭線をチェック!シンプルな絵に絶妙なアクセントに!

描写対象を極限までシンプルに捉え、平面的で明るい「モリカズ様式」において、深みを与えるためのアクセントが、守一独特の「赤い輪郭線」です。特に、画風が確立しはじめた1940年代からは、かなりの作品の中で多用されています。今回見て回る時は一つのチェックポイントになるかと思います。

たとえば、このポスターにも選ばれた猫の絵をみてみましょう。

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拡大接写してみると、、、ほら!太めの輪郭線で、大胆に猫の顔や体がしっかりと縁取られていますよね?

▼上記ポスターを拡大
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 他にも、こんな感じで、かなり大胆に極太の輪郭線で描かれた作品もありました。右側のノーマルタイプと隣り合わせで展示されており、見比べてみると面白いですね。

▼左:水仙(1956)/右:水仙(1956)f:id:hisatsugu79:20171213013905j:plain

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注目点3:シンプルだけど深みと癒やしが感じられる不思議な画風

熊谷守一の作品は、一見シンプルで平板に見える中にも、計算しつくされた色と形の効果によって、絶妙の落ち着きが絵画全体にもたらされています。それが妙に心地よく感じられ、いつまでも見ていたいと思えるような作品も多かったです。

たとえば、このおもちと玉子の作品。日常風景をサクッと切り取ったようですが、味わい深い面白さと妙な癒され感があります。

▼左:伸餅(のしもち)(1949)/右:たまご(1959)f:id:hisatsugu79:20171213013552j:plain

その他にも、たくさんの面白い作品がありますので、是非自分だけの一枚を見つけてくださいね。

▼左:蝶(1957頃)/右:シヂミ蝶(1959頃)f:id:hisatsugu79:20171213014829j:plain

▼左:樽枯葉(1961)/右:雪(1959)f:id:hisatsugu79:20171213014518j:plain

注目点4:猫一列展示も?同じ画題でいくつも量産した守一

▼左:鬼百合に揚羽蝶(1960)
▼右:鬼百合に揚羽蝶(1959)f:id:hisatsugu79:20171213014701j:plain

熊谷守一は、自己の作風を確立してからというものの、一つの同じスケッチから、何作もの同じタイトル・構図の作品を作り続けることも多かったです。

その理由や目的は一つではなく、いろいろな要因が絡み合っていました。

例えば、モネの連作「ルーアン大聖堂」のように、少しずつ時間や天候を変えて光の変化を描き分ける試みのためであったり、「何枚も描く中から、良いものが生まれる」という自身の信念によるものでもありました。また、時にはコレクターから、同じ絵を注文されることもしばしばあったのだといいます。

特に後半の展示では、2枚1組、3枚1組として連作のように同じ構図・タイトルの絵画がまとめられていますので、是非見比べて楽しんでみてくださいね。

▼左:猫(1963)/右:三毛猫(1959)f:id:hisatsugu79:20171213014949j:plain

なお、今回圧巻なのは、「猫」の絵です。守一が描いた「猫」の絵12枚を、一つの壁一面を使って集中比較展示を行う工夫が面白かったです!是非ここは見逃さずに見ていってくださいね。

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注目点5:絵画だけじゃない!珍しい水墨画や書、彫刻もあるよ!

本展では、絵画だけでなく、キャリア中期から手がけ始めた水墨画や書、彫刻や仕事道具、日記など多彩な作品・資料が集められています。

中でも、オススメは水墨画と書です。ずっと西洋画を極めてきているのですが、水墨画もうまい具合に力が抜けていて、僧侶の描いた「禅画」のような雰囲気がありました。

左:枯れ木に鵜(1949)/右:観世音菩薩(1940)f:id:hisatsugu79:20171213011646j:plain

そして、守一の独特の、癒やされるようなやわらかいひらがなが、これまた味わい深いのですよね~。決して「売り物」として描いた本気の作品ではないのでしょうけど、力の抜け具合が気に入りました・・・。

▼左:からす(1950)/右:ほとけさま(1950)f:id:hisatsugu79:20171213012034j:plain

 彼が生前絵を描くのに使った道具箱も展示されていました。意外にコンパクトで、種類も最小限です。きっと、一つの物を大切にして使ってきたのでしょうね・・・。

▼熊谷守一の絵画道具箱セットf:id:hisatsugu79:20171213011820j:plain

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3.グッズコーナーを簡単に紹介! 

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さて、展覧会の出口を出ると、すぐ横に設置されているのがグッズコーナー。今回の展覧会のために用意されたオリジナルグッズや、過去に「熊谷守一展」の企画展を開催した他の美術館で制作された「地元色」の強いグッズも用意されています。

とりあえず、まずはこれ、公式図録がおすすめです。

▼公式図録(2,500円)
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今回の公式図録は、4号での小品が多い熊谷守一の作品群を反映してか、A4よりも小さなコンパクトなサイズになりました。今回出展されている約250点以上の作品集と解説・コラム等が収められています。

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展覧会のキャプションや解説パネルで取り上げられた解説文は、全て図録に収められていました。熊谷守一の画業を俯瞰する画集の決定版として、保存版として購入するのもいいですね。

つづいては、グッズコーナー。守一の生まれ故郷、岐阜県にちなんだお菓子が充実していました。

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この、「ちこり茶」などは、最近注目されている「ちこり」の知る人ぞ知る一大産地となっている中津川市らしいグッズですね。

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もちろん、その他クリアファイル、絵葉書、チケットホルダー、ノート、一筆箋など、どの展覧会に言っても制作されているオリジナルグッズは、しっかりと揃っています。熊谷守一の作風を反映してか、穏やかな中間色で彩られたグッズが多かったイメージです。

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4.混雑状況と所要時間目安

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今回の展覧会は、会期も長く、開催施設も十分大きいため、会期終了直前の土日以外は、そこまで混雑を気にする必要はなさそうです。展示点数が約250点と多めなので、一通り見て回るために必要な時間は、90分~120分は見ておいたほうが良いでしょう。併設されている東京都近代美術館の常設コレクション(MOMATコレクション展)も回るなら、休憩時間も含めて半日は空けておいてくださいね。

5.自伝映画「モリのいる場所」も2018年5月に公開予定!

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さらに、2018年5月には、熊谷守一の自伝的映画「モリのいる場所」が、主演・山崎努で公開決定となりました!オフィシャルサイト上でまだ予告動画は設置されていないものの、すでに撮影・編集も一通り終えて、マスコミ向けの試写会がスタートしています。

「モリのいる場所」とは、もちろん熊谷守一が老年期以降、30年以上仙人のように篭った東京・豊島区の自宅を指しています。もともと個人的に熊谷守一のファンだった山崎努に、沖田修一監督が主演として声をかけたのがきっかけだったのだとか。沖田修一監督といえば、過去作「南極料理人」や「横道世之介」など、温かみのあるコメディタッチの演出が印象的でした。今回も、きっと熊谷守一の世俗離れして飄々とした生き様にぴったりフィットした作品を作ってくれそうで、期待しています。

6.まとめ

世俗的な成功には興味をくれず、自分自身に素直にマイペースな生き方を貫く一方、作品制作においては非常に探究心旺盛で、ストイックに自らの画風を追い求めた熊谷守一。今回の展覧会では、ひとつひとつの作品や資料を丁寧に見ていくことで、様々な画題で、年代別に整理された作品群や画風の変遷、さらには、守一が絵画に対して向き合う姿勢や、その個性的な生き様までしっかりと学ぶことができました。

まさに、大回顧展にふさわしい総合的に深く掘り下げられた展覧会です。是非、5月公開の自伝映画「モリのいる場所」とセットでチェックしてみてくださいね!

それではまた。
かるび

参考:関連書籍・資料などの紹介

定番ムック「もっと知りたい熊谷守一」

展覧会のタイミングに合わせて東京美術から企画・出版された、定番の初心者向けA4ムックの決定版です。展覧会同様、キャリア初期から最晩年まで、熊谷守一の画業全般を美麗なカラー印刷の作品画像とわかりやすい解説で読み解くことができます。薄いから、持ち運びもしやすいのがいいですね!おすすめです!

長く読み継がれている自叙伝「へたも絵のうち」

熊谷守一が日経朝刊に連載した「私の履歴書」が好評だったため、書籍としてまとめられた自叙伝的な一冊です。口述したものをライターがまとめる形式だからか非常に読みやすく、また面白いエピソードも満載。映画化もこの本が元となって制作された部分も大きいのでしょうね。

Amazonでベストセラーに!熊谷守一画文集「ひとりたのしむ」

そして、現在Amazonの「画集」ランキングで「ベストセラー」となっている最新版の画文集。上述した通り、今回の展覧会では守一の「書」も展示されていますが、これが絵画作品同様、絶妙な「味」のある字体なんですよね。本作を見ながら、バッチリ人柄が出ているなぁと感心しました・・・。

展覧会開催情報

◯美術館・所在地
東京国立近代美術館
〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
◯最寄り駅
東京メトロ東西線竹橋駅1b出口徒歩3分
◯会期
2017年12月1日~3月21日
◯休館日
月曜日(ただし1月8日、2月12日は開館)
年末年始(12月28日~1月1日)
1月9日(火)、2月13日(火)
◯開館時間
10時~17時(最終入場は30分前まで)
ただし金・土は20時まで営業延長
◯公式HP
 
http://kumagai2017.exhn.jp/
◯Twitter
 https://twitter.com/MOMAT60th

【試写会感想】アート映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」/ボスの不思議な魅力を徹底解剖する上質なドキュメンタリーでした!

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かるび(@karub_imalive)です。
西洋絵画の美術史において、死後500年を迎える今日でも、なお謎多き奇想の巨匠、ヒエロニムス・ボス。2017年は、「ブリューゲル展」「ベルギー奇想の系譜展」といった力の入った西洋美術展において、日本でも大きくボスの絵画が取り上げられ、ファンの間で話題になった年でした。

そんな折、ちょうど12月16日から、今度はアート・ドキュメンタリー映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」が公開されることになりました。公開に先立って開催された試写会に運良く参加することができたので、早速行ってきました。

ボス没後500年を締めくくる本作。ドキュメンタリー映画としては、非常に硬派で中身の濃い一作でした。早速ですが、簡単な感想と見どころを中心に、試写会レビューを書いてみたいと思います。
※本エントリは、作品の性質上「ネタバレ」という概念は存在しませんが、公開前につき、踏み込んだ考察等は極力割愛し、見どころ中心に記載しております。

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隠れ家的美術館!伊豆下田の「上原美術館」がリニューアルオープン!【展覧会レビュー・感想】

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かるび(@karub_imalive)です。

僕は伊豆半島への旅行が大好きで、最低でも年に2~3回は伊豆半島各地に日帰り・泊りがけで出かけます。特に、2月下旬の「河津桜まつり」の際は、必ず南伊豆に宿を取って、毎年河津桜を見に行くようにしています。

そして、毎回河津桜を見に行く度に立ち寄っていたのが、知る人ぞ知る南伊豆・下田の美術館「上原近代美術館」「上原仏教美術館」でした。

決して大規模な施設ではなく、こじんまりとした展示スペースなのですが、非常に手入れが行き届いた気持ちのいい展示空間や、意外に侮れない傑作ぞろいの西洋絵画に惹かれ、ついつい時間が30分でもあけば、行きたくなってしまう癒やしスポットなんです。

実はここ最近、何回か行く度にずーっと姉妹施設「上原仏教美術館」が工事で入れなくなっていたので、「あぁ、リニューアルするのかな」と思っていたら、2017年11月、2つの施設が合併し、新たに「上原美術館」としてリニューアルオープンする!という情報が入ってきました。

そんな時、なんと「取材に来ない?」という超ありがたいお誘いを頂いたので、先輩ブロガー諸氏に同行して、中の様子を特別に写真に収めることができました!

さっそくですが、以下、簡単にレビューしたいと思います!

※なお、本エントリで使用した写真は、予め同館の許可を得て撮影させていただいたものとなります。何卒ご了承下さい。

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【サイバーマンデー2017】おすすめセール情報・お得な商品を解説!【終了しました】

かるび(@karub_imalive)です。

Amazon毎年恒例の年末大セール「cyber monday」は、12月8日18時から、12月11日23時59分まで開催され、大好評のうち終了しました。

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買えなかった方もいらっしゃるかと思いますが、実はあきらめるのはまだ早いです!まだ年末までAmazonでは2つの大きなセールが残っているのです!

ファッションWintersale(最大80%引き)

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サイバーマンデーセールは終わりましたが、引き続き秋冬物のWinter Saleは継続中です。間に合わなかった?!という方は、もしよければ、下記リンクからチェックしてみませんか?!

ファッションWinterSale特設会場はこちら
最大80%引きもある!Wintersaleで「掘り出し物」をチェックする!

 

早くも登場!Amazonの2018年新春福袋!

サイバーマンデーは終わりましたが、2018年版のAmazon新春福袋はこれから!メンズ・レディース・スポーツ・キッズと一通り揃っています。詳細は下記からチェックしてみてくださいね!

Amazon福袋2018セール会場はこちら! 
Amazon福袋を各社一覧からチェックしてみる! 

 

【以下、サイバーマンデーセールの記事内容が続きます】

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【ネタバレ有】「ジャスティス・リーグ」感想・解説と10の謎・疑問点を徹底考察!/DCヒーロー全員集合での集大成的映画!

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【2017年12月9日最終更新】

かるび(@karub_imalive)です。

11月23日に公開された、アメコミヒーロー映画の総決算「ジャスティス・リーグ」を見てきました。マーベル作品とはまた少し違った面白さが感じられて楽しかったです。

早速ですが、映画を見てきた感想や詳しい解説を書いてみたいと思います。
※本エントリは、後半部分でストーリー核心部分にかかわるネタバレ記述が一部含まれますので、何卒ご了承ください。できれば、映画鑑賞後にご覧頂ければ幸いです。

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【ネタバレ有】映画「IT イット それが見えたら終わり」感想・疑問点の徹底解説!/ホラー要素もある、王道的ジュブナイル冒険活劇!

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【2017年12月9日最終更新】

かるび(@karub_imalive)です。

11月3日に公開された映画「IT/イット”それ”が見えたら、終わり。」(2017年版)を見てきました。公開館数は少ないながらも、口コミで若い映画ファンを中心に人気が広がり、この秋「台風の目」となっている作品です。

早速ですが、映画を見てきた感想やレビュー等、詳しい解説を書いてみたいと思います。
※本エントリは、後半部分でストーリー核心部分にかかわるネタバレ記述が一部含まれますので、何卒ご了承ください。できれば、映画鑑賞後にご覧頂ければ幸いです。

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