あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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2018年初夏に「ルーヴル美術館展」開催決定!世界最高峰の「肖像」が見れる企画展!

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かるび(@karub_imalive)です。

パリに初めて旅行した人は、ほぼ全員が訪れるであろう、世界最高峰の美術館「ルーヴル美術館」。モナ・リザをはじめとして、古代ギリシャ彫刻や中世ルネサンスの巨匠たちの絵画など、アートファンなら一生に一度は見てみたい傑作を多数保有している美術館です。

そんな中、2018年5月から、「肖像」をテーマとした「ルーヴル美術館展」が東京・大阪で開催されることが発表されました!先日、その概要を公表する記者発表会が開催されました。まずは速報として、その発表された概要をお伝えしたいと思います!

今後は4年に1度、ルーヴル美術館展が楽しめる?!

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今回の記者発表会が開催されたのは、東京・汐留の日テレホール。「ルーヴル美術館展」の主催者は、日本テレビなんですね。

過去を振り返ってみると、日本テレビとルーヴル美術館は、これまで、2005年、2006年、2009年、2015年と、過去4回にわたって、テーマを絞って絵画や彫刻の企画展を開催してきました。特に、風俗画をテーマとした2015年の前回展では、東京・京都の2箇所を巡回し、約111万人の入場者で賑わうなど大盛況でしたよね。

このように、日テレと非常に縁の深いルーヴル美術館展ですが、日本テレビはとルーヴル美術館は、2018年以降、4年に一度合計5回の「ルーヴル美術館展」を日本で開催するという包括的な契約を締結したそうです(!)

つまり、2018年、2022年、2026年、2030年、2034年と、ちょうど冬のオリンピックイヤーに合わせて今後開催されると覚えておけばOKですね。(※大事なところなので字を大きくしてみた・・・^_^;

その新たに始まる「ルーヴル美術館展」シリーズ第1弾となるのが、2018年5月から東京で、9月から大阪で開催される企画展「ルーヴル美術館展 肖像芸術-人は人をどう表現してきたか」です。

2018年のテーマは「肖像芸術」

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「肖像」は、人類において最も長い歴史を持つ芸術ジャンルです。ルーヴル美術館では、3000年以上前の古代メソポタミアの彫像から、19世紀ヨーロッパの絵画・彫刻まで幅広いコレクションを保有しています。本展では、ルーヴル美術館の全8部門から協力を得て、各部門を代表する肖像の傑作110点を借り出し、同美術館の至宝を堪能できるまたとない機会となります。

今から展覧会の開催が待ち遠しいですが、本稿では、展覧会で「絶対に見逃せない見どころ」を5つに絞って紹介します!

見どころ1:古代~19世紀までの世界最高峰の「肖像芸術」を楽しめる!

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《棺用マスクの顔の部分》新王国時代、第18王朝、アメンへテプ3世の治世(前1391-前1353年) エジプト出土 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Franck Raux /distributed by AMF-DNPartcom

19世紀中頃に「写真」が普及し始めるまで、肖像は、古代ギリシャ時代から「人の存在を記憶する」という役割を負ってきました。それは神々や英雄に捧げるためのものであったり、死者を弔う墓碑としてであったりしました。その表現方法は、時代や地域、社会によって非常に多岐に渡ります。

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《アレクサンドロス大王の肖像》、通称《アザラのヘルメス柱》2世紀前半、リュシッポスによる原作(前330年頃)に基づきイタリアで制作 イタリア、ティヴォリ出土 Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Daniel Lebée / Carine Déambrosis /distributed by AMF-DNPartcom

今回の「ルーヴル美術館展」では、古代エジプトのデスマスクや古代ギリシャ時代の彫像から、近代の絵画・彫刻まで、ルーヴル美術館全8部門が総力を結集して様々なタイプの「肖像芸術」が集結します。

★ルーブル美術館の全8部門とは★
ルーブル美術館では、膨大なコレクションを以下の8つの部門に分けて収集・管理・展示を行っています。
・古代オリエント美術部門
・古代エジプト美術部門
・古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術部門
・イスラム美術部門
・絵画部門
・彫刻部門
・美術工芸品部門
・素描・版画部門

中には、下記のセーブル磁器製作所「国王の嗅ぎタバコ入れ」など、意外性のある肖像芸術作品も出展される予定です。他にもどんな意外性あふれる「肖像芸術」を見れるのか、今から非常に楽しみですね。

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セーヴル磁器製作所《国王の嗅ぎタバコ入れ》1819-1820年 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Droits réservés /distributed by AMF-DNPartcom

見どころ2:巨匠ヴェロネーゼが描いた屈指の肖像画「美しきナーニ」が27年ぶりの来日!

ティツィアーノ、ティントレットと並び称される16世紀ヴェネツィア派の巨匠、ヴェロネーゼが描いた渾身の肖像画「美しきナーニ」が、なんと27年ぶりに来日することになりました!本作は、ルーヴル美術館が所有する肖像画の中でも、特に完成度の高い傑作とされています。

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ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ)《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》 1560年頃 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

注目したいのは、絵画の中の女性の神秘的な表情です。作品の前に立つと、どの角度から見ても、絵の中の女性と目を合わすことができないんですね。様々な感情がミックスされたような複雑な表情も、絵に深みを与えています。展覧会が始まったら、実際に作品の目の前に立って、思う存分彼女との対話を楽しんでみたいと思います!

見どころ3:必見!時の権力者ナポレオンの肖像!

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アントワーヌ=ジャン・グロ 《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》1796年 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Hervé Lewandowski /distributed by AMF-DNPartcom

肖像芸術が古代から担ってきた大きな役割の一つが、「権力の顕示」でした。王や皇帝など最高権力を振るった君主にとって、自らを映し出した肖像は、自らの代わりに分身としてあらゆる場所・機会でその権力を示すための最も効果的な手段でした。

本展でも、古代エジプトのアメンヘテプ3世、アレクサンドロス大王、歴代ローマ皇帝やルイ14世をはじめとする歴代フランス国王など、世界史上、非常に重要な王たちの様々な肖像芸術を見ることができます。

とりわけ注目したいのは、フランス皇帝として名を馳せたナポレオンのコーナーです。ナポレオンが活躍した本国にある美術館だけあって、ルーヴル美術館では、ナポレオンに関するあらゆるタイプの芸術作品を所蔵しているのですね。

今回の展覧会でも、肖像画、彫像、デスマスクなど5点の作品でナポレオンの生涯をたどっていく総力特集を組んでいくそうです。楽しみですね。

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クロード・ラメ《戴冠式の正装のナポレオン1世》1813年 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

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フランチェスコ・アントンマルキ《ナポレオン1世のデスマスク》1833年 Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Pierre Philibert /distributed by AMF-DNPartcom

見どころ4:レンブラントやゴヤ、ボッティチェリなど、有名画家の作品が多数出展!

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レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《ヴィーナスとキューピッド》1657年頃 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Tony Querrec /distributed by AMF-DNPartcom

やっぱり僕がルーヴルに求めてしまうのは、「いったいどんな有名な芸術家の作品が来るんだろう?」というミーハーな期待だったりします^_^;

そんなミーハーなファンの期待に応えて(?)、今回のルーヴル美術館展でも、有名画家やその工房の作品が多数出展されることが決まっています。詳しい出品リストはまだ発表されていませんが、今のところ、例えば上記で説明したヴェロネーゼ以外にも、ダヴィッド、アングル、レンブラント、ボッティチェリ、ゴヤの作品が来日決定しています。(※ダヴィッドとボッティチェリは工房作品

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ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル《フランス王子、オルレアン公フェルディナン=フィリップ・ド・ブルボン=オルレアンの肖像》1842年 Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Angèle Dequier /distributed by AMF-DNPartcom

見どころ5:アルチンボルドの「四季」連作も登場!

昨年、国立西洋美術館にて開催された「アルチンボルド展」。大好評でした。意外なことに日本での回顧展は初開催だったそうですが、その複雑な寓意を込めた奇抜な人物画は、単に「だまし絵」としての面白さを越えて、芸術性や歴史資料としての価値も高い作品でした。

現在も、渋谷・Bunkamuraにて開催中の「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」(※3月11日まで)でアルチンボルドの作品が見れますが、今度のルーヴル美術館展でまたまた再会できるのです!

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ジュゼッペ・アルチンボルド 《春》1573年 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Jean-Gilles Berizzi /distributed by AMF-DNPartcom

出展されるのは、ルーヴル美術館が保有するアルチンボルドの代表作「四季」連作から、「春」と「秋」の2点です。展覧会の最終コーナーに設置されることが決まっており、まさに「肖像芸術」の奥深さ、楽しさを象徴するようなフィナーレとなりそうです。1点の絵画を肖像画としても、静物画としても楽しめる奇想の肖像作品をたっぷり堪能してみてください。

オフィシャルサポーターは高橋一生!

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そして、記者発表会の最後に登場したのは、2018年のルーヴル美術館展のオフィシャルサポーターに就任した俳優の高橋一生。期間中は、展覧会の音声ガイドを務める他、展覧会と連動したTV番組のパーソナリティとして、ルーヴル美術館へ行って、直接取材する企画も進行中とのことです。特集番組、早く見たいです!

まとめ

気付いたら、ほとんどミーハー根性丸出しで書き綴ってしまいましたが、記者発表会の内容を思い返すと、日本テレビの今回の展覧会に賭ける並々ならぬ気合が感じられましたし、出展される作品のクオリティも「凄い!」の一言です。

2018年5月からスタートする、肖像芸術をテーマとした「ルーヴル美術館展」、非常に期待できそうですね。恐らく会期後半は混雑必至となるでしょう。2018年で最注目すべき企画展の一つであることは間違いなさそうです。楽しみです!

それではまた。
かるび

※なお、本エントリで使用した写真は、予め主催者の許可を得て撮影させていただいたものとなります。何卒ご了承下さい。 

展覧会開催情報

「ルーヴル美術館展 肖像芸術ー人は人をどう表現してきたか」
会期:2018年5月30日(水)~9月3日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
住所:〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
(金・土は5月~6月は20時まで、7月~9月は21時まで)
休館日:毎週火曜日※ただし8月14日(火)は開館
観覧料:一般 1600円 / 大学生 1200円 / 高校生 800円 / 中学生以下無料
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
国立新美術館HP http://www.nact.jp
展覧会HP http://www.ntv.co.jp/louvre2018

※大阪展:2018年9月22日(土)~2019年1月14日(月・祝)