かるび@走らない陸上/駅伝マニアです。
多分マニア以外は需要はないと思いますが、全くニュースにもなってないのが癪なので、代わりにブログ記事にしちゃいます。
今日、法政大学多摩キャンパス陸上競技場で行われた「2015八王子ロングディスタンス」という陸上男子10000mの競技会で、14年ぶりに日本新記録が出ました。タイムは27分29秒69。前回世界陸上5000m、10000mの代表でもあった村山紘太、鎧坂哲哉(共に旭化成)が同着でゴールイン。結果、村山が27分29秒69、鎧坂が27分29秒74と、わずか0.05秒差で新たな日本記録ホルダーは村山紘太となりました。鎧坂は5000mに続いて悔しい歴代2位記録となりました。(ちなみに全記録はこちらを参照)
こちらがゴール前の写真と記録更新直後、居酒屋で飲んでいたワタクシのツイートです。
やった!!鎧坂も村山も最高や!!ワインがうまい(*‘ω‘ *) https://t.co/0mTFGdvZBs
— かるび@あいむあらいぶ (@karub_imalive) November 28, 2015
10000m日本記録 村山紘太 27分29秒69 pic.twitter.com/s6id8sRhPU
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) November 28, 2015
八王子ロングディスタンス
村山紘太27:29.69、鎧坂哲哉27:29.74
日本新記録! pic.twitter.com/B45gbg56Cz
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) 2015, 11月 28
これまでの記録は、マラソンの日本記録保持者でもある高岡寿成が2001年に海外の記録会で樹立した27分35秒だったので、実に一気に5秒縮まることとなったのです。え?たった5秒ですって?いやいや、この5秒のために、14年かかっているんです。一流の長距離選手が5秒の間に進む距離は30m以上ですから、相当な短縮といっていいと思います。
いや~、長かったですね。陸上長距離は瀬古、中山、谷口といったビッグネーム以来、長らくアフリカ勢に差を広げられる一方で、低迷が続いているため、近年注目度が下がってきています。(手が出ないのは日本人だけじゃないんですけどね。欧米はもっとひどい)
しかし、ここしばらく続いている空前の箱根駅伝ブームから、大学・実業団レベルでの長距離選手は確実にレベルアップしています。アフリカ勢に伍して戦うにはまだまだ力不足ですが、そろそろこの高岡が作った10000mの記録は破られてもいいんじゃないか?とここ数年ずっと言われていました。
当日は、当然TV放送などはなく、現地に鎧坂や村山、設楽などトップ選手の応援に行ってしまおうかと考えていたのですが、所用飲み会があってどうしても参加できず、ずっとツイッターでのマニアの方々の実況ツイートをチェックしていました。
特に鎧坂は去年の八王子ロングディスタンスもいい走りだったので、ひょっとしたら今日いけるのか?と思っていましたが、まさか更新がなるとは。自分のことのように嬉しいですね。
今回の記録会では、一流のプロの証であり、かつリオ五輪参加標準記録である28分00秒を実に6人もの選手が切ってきました。以下の6人の選手です。
コンディションや記録会の雰囲気もきっとすごく良かったんでしょうね。このまま、村山、鎧坂を中心に翌年の選考レースでもいい走りを見せてほしいです。まずはニューイヤー駅伝、その後宇賀地はマラソン再チャレンジかな。何はともあれ、まずは、村山、鎧坂おめでとう!
ということで、陸上長距離マニア向けのコタツ記事更新でした。
かるび
追記:EKIDEN NEWS様がレース直後のインタビュー記事をアップされてましたので貼っておきます。できれば村山と鎧坂二人にインタビュ―してほしかったですが、勝負の世界は非情ですね・・・
村山日本記録更新直後。 pic.twitter.com/S890P5lfhb
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) 2015, 11月 28