あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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ニュース記事のストーリーに流されず、自分を信じて行動しよう!

 

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かるびです。

ネタ探しにはてなブックマークを漁っていたら、こんな記事がバズっていました。

タイトルの付け方がなかなか煽情的ですね。今日はこの記事を導入としていろいろ考えてみたいと思います。

バズった記事の主な論旨

さて、上記記事の本文の要点としては、

  • 日本の労働分配率が過去30年で約20%ダウン
  • 労働分配率の低下が所得格差を悪化させている
  • 一方で、企業の内部留保は大幅に増加している
  • 貧困者層は拡大しているが、アベノミクスは無策、効果なし

とこんな感じでした。

最近、賃金格差、二極化社会、階層化社会、、、等々のキーワードを使った経済記事が目立ちます。これまでの一億総中流社会から、お金持ちと貧困層に分かれつつあるといったような論調がすっかり定着していますよね。

この記事も、そんな最近の論調に合わせるかのように、企業と政府を悪者に仕立てて結論を締めくくっています。労働分配率の減少分が企業の内部留保増加分とほぼ同額である。利益確保に走った大企業が賃金支給をしなくなった結果、労働者の給与が減少し、貧困が増えている。企業の強欲さを叩くとともに、それに対して有効な対策を打ててない政府を批判しています。

そうだ、悪いのは全部がめつい企業と無策な政府だ!

とまぁ何も考えずに読んでいると誘導されちゃう感じなのですが、ちょっと待ってください。ここが居酒屋であれば、まぁそんな話で適当にまとめておけばいいのですが、そこからもう少し考えてみたいと思います。

マクロの景気動向と私たちの生活の関係って関係ないのでは?

冒頭の記事で出てきたような経済・社会の二極化、貧困化といったトレンド。

しかし、こういった経済のマクロ的な動きと、自分自身の今の経済状況・生活環境って、よく考えたら100%ダイレクトに関係していないと思いませんか。

マクロの景気動向が悪く、かつ貧困層が拡大していたとしても、個人個人の経済状況や生活環境は人それぞれです。経済的に困窮している人もいれば、高級タワマンでリッチな生活をしている人もいるでしょう。

例えば、前回のリーマンショック時を思い出してください。確かにハローワークには長蛇の列ができていましたが、その一方で羽振りが良かった人も中にはいたはずです。不況下でこそ、大きく成長して儲かった会社もたくさんありました。そういった会社に勤めていた人は不景気知らずだったわけです。

ニュースは全部マスコミの用意したストーリーに過ぎない

こういう記事って、よく夕刊紙や男性がよく読む週刊誌に書かれていますよね。が、それを読んで憤ったからといって、我々の生活は1ミリも動かないわけです。

これらは、全部記事の書き手が用意した一種のストーリーなんです。冒頭にあった記事も、一つの統計データからブログ主が考えた一つの物語です。このブログ記事を書いた方は、普段から「政府」「大企業」に対する潜在的な不信感があり、このOECD統計データを使って、みんなに刺さるストーリーを無意識に作ってしまっているだけなのかもしれません。

ストーリーから目を覚ましてまずは行動してみる

何が言いたいか?っていうと、もし今本当に経済的に厳しいのであれば、ニュース見て憤るのをやめてみましょう。今、現時点で自分自身にできることを一つ一つシンプルに全部やってみようよ、という提案です。

これからもっと余裕のあるいい生活を送りたいのであれば、割のいい仕事やバイトに変わってみる、または副業を始めてみる、FXや株、不動産投資を勉強、実践してみる、、、など、いくらでも打ち手がありますよね。

二極化してはいるが、階層移動はやりやすくなっているのでは?

確かに、今、社会・経済が貧困層・富裕層に二極化している?とは言われています。しかし、では今例えばあなたが貧困層にあたるとして、お金持ちにはもうなれないんでしょうか?

そんなことはないはずです。

確かに、お金を稼ぐのは今も昔も簡単ではないです。

ただし、昔に比べるとお金を稼ぐ方法や、その情報源は飛躍的に増えているし、多様な働き方に対して、より寛容な社会になってきています。昔のように、いわゆる年功序列、終身雇用が保証された大企業に入れなかったとしても、それ以外の手段で富を生み出すチャンスがものすごく増えています。

特にIT系やネット経由でのビジネスチャンスが増えている

IT、ネット経由でのビジネスは、副業レベルからスタートできる上、参入障壁が低く経済的なリスクが非常に低い割に、成功しやすい職種が多いと思います。いくつか挙げてみたいと思います。

1、せどり

かるびも昔少しやってみましたが、たとえばネットビジネスの中でも入りやすい「せどり」というジャンルがあります。古本、古雑誌や中古CD、DVD等を仕入れて、それをAmazonやヤフオクなどのネット中古市場で転売するビジネスですが、これなんかは非常に簡単で、かつ儲けやすいです。

本業が忙しくなり、かつ、飽きたっていう理由で辞めちゃいましたが、日常的にサラリーマンをやりながらも、2か月で20万ほど利益が出ました。

この、「せどり」を入口にノウハウと資金を貯めると、輸入/輸出ビジネスや他の物販ビジネスにもビジネスチャンスが広がります。

2、ITエンジニア

あるいはITエンジニアはどうでしょうか?ITエンジニアは建設業と並び、最も需給が崩れており売り手市場となっている職種です。今なら、30代前半位までならネットの無料媒体でプログラミングなどを勉強し、未経験から転職することができます。ITエンジニアは時に「IT土方」等揶揄されるほど劣悪な作業環境の会社も一部存在するものの、基本的には他業種よりも安定して稼げます。また、実力次第でどんどん格上の会社に移っていける職種でもあります。

3、アフィリエイト

アフィリエイトなども、厳しいとは聞きますが大きな夢を持てる仕事かもしれません。トップアフィリエイター(物販・情報商材を問わず)は、月商何千万と稼ぐ人がいると聞きますし、月商100万円クラスならそこら中にゴロゴロいるようです。忍耐と努力は必要ですが、副業からスタートすればリスクなしで進められます。

4、クラウドソーシング(個人請負)

また、ランサーズやクラウドワークスなど、個人で仕事を請け負えるサイトも増えました。ここらでスキルを磨いていけば、余計な中間マージンが入らない分派遣で働くよりも高い単価を取れる人もたくさん出てきていそうです。実際に、9月で月商150万円稼いでいるライターさんもいるようです。

結論:ニュース記事にとらわれず、求める生活を手に入れよう!

いい大学行って、いい就職して、昇進昇格していい生活とリタイア後の幸せな余裕のある生活。こういった昭和の典型的な成功モデルはもはや完全に崩れ去った今、私たちの周りにはキツいニュースやストーリーがあふれかえってます。

でも、それはそれ。自分は自分。心の準備としてある程度ニュースは頭に入れつつも、最終的には信念を持って目標に向かってやり切ることが、一番なんじゃないでしょうか。長くなりましたが、以上です!

 

それではまた!

かるび