あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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最近野菜高くない?高騰しても野菜を安く買う秘訣や対策を考えてみた

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【2016年9月28日更新】

かるび(@karub_imalive)です。

皆さん、野菜食べてますか?先日、はてなブックマークを見ていたら、ホッテントリにこんな記事が上がっていました。

これを見て思ったのは、いや、これ、ぶっちゃけ、アメリカだけじゃなくて、日本でもすでに野菜は高級品扱いなんじゃないの?っていうこと。特に、生産地から離れた大都市圏では野菜は安くないです。

これに加え、野菜は、春夏秋冬どのシーズンでも天候不順の影響を受けやすく、値段が上がりやすい食品です。ここ数年は、毎年夏も冬もどこかしらで天候不順により、価格が高騰しているって言うニュースをよく耳にしませんか?

2016年は、秋だけでなく2月過ぎに強烈な寒波が来た影響で、それまで暖冬で大安売りとなっていた葉物野菜が一転して高騰。

そして、夏が終わり、2016年秋。今度は、台風がいくつか日本列島を直撃したため、野菜や果物の価格が大幅上昇しました。

下記の表は、ここ10年程の、野菜1kgあたりの卸売平均価格です。なんだかんだちょっとした天候要因ですぐに値上がりしてしまう野菜ですが、平均すると、ここ10年で約1割ほど全体的な価格が上昇していますね。

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(引用元:e-STAT 青果物卸売市場調査)

厚生労働省が推進している「健康日本21(第2次)」計画によると、日本人の大人の野菜摂取目標は、1日350グラム。しかし、この計画が立てられた平成13年から、日本人の野菜摂取量は、一貫して300グラム未満となっており、足りていない現状です。

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(引用元:一般社団法人 ファイブ・ア・デイ協会HPより)

この一つの原因としては、下がり続ける平均所得の中で、野菜の価格が高止まりしていることは否定出来ないと思います。よって、今日はおいしい野菜をどうやったら安く手に入れることができるのか、その方法を少し考えてみたいと思います。

1.最初に結論

いきなリ結論から入りますが、新鮮な野菜を安く手に入れるには、以下の3つの要素を抑えて買い物をすれば大丈夫です。それは・・・

・規格外の野菜を

・できるだけ直販か通販で

・旬の時に買う

ということです。この3つを抑えれば、新鮮で栄養価が高い状態の野菜を、非常に安く手に入れることができるでしょう。

では、なぜこの3要素が大事なのか、1つずつ見ていきたいと思います。

1-1:規格外の野菜が安いわけ

スーパーに出荷される野菜は、まず見栄えが良くないと売れません。泥は丁寧に落とされ、キズもなく見栄えが良いもののみ店頭に置かれます。見た目上、やや見苦しい形に曲がっていたり、表面にキズがついてしまった野菜は「規格外」として、評価が下がってしまうのです。

こういった「規格外」の野菜であっても、食味や栄養価は変わりません。でも店頭に出しても売れないので、一般ルートではなかなか出回りません。また、出回っても「できそこない」扱いですので当然安くなります。

最近は、このような「規格外」野菜をアウトレット的に販売するところも増えてきているので、ここを狙い撃ちするのが基本的な戦略です。

1-2:できるだけ直販か通販で買うと安くなる

まず、野菜の生産地に住んでいる人は、地元の直売所や道の駅等で、その日に採れた旬の野菜を安く購入することができますね。かるびもよく旅行に行くと、旅行の最終日などで、旬の野菜をおみやげに買って帰るのが最近の楽しみです。東京の都心に比べるとアホみたいに安くて、ついまとめ買いしてしまいます。

例えば、春先だと、菜の花や芽キャベツなんかは東京都心だと、例年1束/1袋300円程度します。ハッキリ言って高級食材です。でも、これが伊豆や房総半島に遊びに行った際、野菜の直売所を覗いて値段をチェックしてみると、100円を切っていたりする。直売所最強です。

では、大都市では市場などを通さず、直接買うにはどうしたらいいのか?宅配や通販をもっと活用しましょう。箱買いやまとめ買い、規格外の野菜を指定して購入して、コストを下げることができます。鮮度についても仲買いを介さずとれたての野菜をそのまま受け取れるので、スーパーよりも良いケースが多いです。

1-3:旬の時に購入する

野菜は、旬の時に食べるのが一番値段が安く、栄養価が高いです。昔の野菜に比べて、最近の野菜は栄養価が低くてスカスカだと言われることもありますが、統計値の取り方に由来するようです。昔は栄養価が一番高まる旬の季節に栄養値を取得していましたが、最近は年間を通じて収穫できるので、年間平均値を栄養値としているからだそうです。この図をみてください。

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(引用元:農畜産業振興機構 2008年11月情報コーナー記事より抜粋)

トマト、にんじん、ほうれんそう、どれをとっても、明らかに、それぞれの旬の時期に一番栄養価が高くなっていることがわかりますね。野菜を購入する時は、その野菜の旬の時にしなさい、と昔から言われるわけがわかりますね。旬の時期にコスパが最強になるわけです。

2.どこで買うのがお薦めなのか具体的に挙げてみる

それでは、どこで購入するのがお薦めなのか少し書いてみたいと思います。もし、ここで書いた以外にお薦めの手段があれば、是非コメントやTwitter、ブコメナドで頂ければうれしいです。頂いた意見はすぐに調べて、追記してまとめていきたいと思います。

それではいきますよ~。

2-1:全国の農産物直売所

まずはここ。生産地近隣や地方在住者なら、必ず近くに一つや二つは知っていると思います。大都市在住者でも、例えば、下記のサイトで調べておいて、旅行や遠出をした時に、立ち寄ってみるのもいいと思います。

この、「Green Tourism」では、全国都道府県の農産物直売所を網羅しています。旅行中に直売所によく行く人は是非お気に入りとかブックマークに入れておきたいところです。

また、こちらのガイドブックなども使えると思います。マイカーに常備?!

2-2:全国の道の駅

こちらも、ほとんどの道の駅構内に野菜の直売コーナーがあります。ただし、場所によって品揃えは変わりますし、鮮度や価格では、農産物直売所には劣るケースが多いです。いくつか検索サイトがありますが、最新の物を網羅しているのはこちらのサイト。

また、道の駅 公式ホームページ – 全国「道の駅」連絡会といった公式HPなどもありますので、買い出しに行くときは抑えておきたいですね。

2-3:楽天やAmazonなど通販で規格外を購入

楽天やAmazonなどで、
野菜 規格外
野菜 わけあり
などと入力して、検索してみてください。
すると、下記のような商品が一杯ヒットするはずです。楽天、Amazonどちらも多数の会社が参入しています。

<楽天>

<Amazon>

2-4:生協系の宅配サイト2社

生協系宅配サイトは、「コープみらい」と「パルシステム」がありますが、年間を通じて、常に一定価格なので、市場で野菜が2倍、3倍となっている時も、通常価格で安定供給してくれます。

僕も現在「コープみらい」でもう10年ほど宅配をお願いしていますが、野菜を高値で買ったことがありません(笑)

また、規格外やわけあり品、野菜ボックスや、大量一括購入(キロ単位)での割引も年中やっていて、むしろお得感が薄れるくらい当たり前になりつつあります。こちらは本当に重宝します。お薦め。

2-5:その他宅配サイト

らでぃっしゅクラブ」「おいしっくす」「大地を守る会」など数社ありますが、いずれの宅配でも、まず狙いたいのは「野菜ボックス」のような一括で届くタイプと、規格外の割引品です。通常品は有機野菜などが多めにフィーチャーされているので、割と高い物も多いです。安く買いたいのであれば、このあたりから狙っていくといいでしょう。

2-6:スーパーの見切り品(ただし鮮度に注意)

スーパーで、賞味期限が迫っている見切り品が、非常に安くなっている場合があります。これは、日持ちする根菜類等はいいとは思いますが、葉物野菜などはきちんと状態を確認した方がいいと思います。

もし見切り品が「形が悪い」等の規格外品をやすくしてあるのであれば、何の問題もなく躊躇わず買えばいいと思います。賞味期限の問題で安くなっているのであれば、必ず状態を確認して、品質の劣化が著しければやめておくのも大事です。

2-7:昔気質の地域一番店の八百屋さん

最近めっきり減ってしまいましたが、よくよく探せば、地域で異常に客付きの良い八百屋があるはず。もし見つかれば、そこは当たりです。スーパーが乱立し、コンビニでも野菜を売る時代に、これら企業と伍して戦える元気な八百屋は、本物です。

例えば、僕の住む東京都心だと、北千住のテレビにも出た「杉本青果店」とか、水天宮、浜町、新川で大人気の八百屋チェーン「プロデュース」など。探せば必ず近くにいい感じの地域密着の元気な八百屋が1軒、2軒はあるはずです。ぜひ、行きつけの地域一番店を見つけてみてください。

3.まとめ

「野菜を安く買う方法」って、何気に主婦の長年の経験から得られる暗黙知みたいなものなんですよね。特売日を把握したり、それぞれのスーパーの特徴を頭に叩き込んだり。調べてもネット上にはまとまった情報が得られない感じでした。図書館に行って調べてみましたが、やはりこれといったハウツー本は出ていない感じです。

冒頭で書いたように、今や野菜は高価な食材となりました。是非みんなで新鮮な野菜を安く買う方法をシェアして、体に良い食事をコスパ良く作っていければいいですね。それではまた。

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