かるびです。
週末から少し寒くなる予報も出ていますが、これまでのところかなり平年より暖かく推移していますね。かるびも、今年度はまだコートを出していません。如何に東京がヒートアイランドで温かいと言っても、やはり異常気象だよな~って思います。
さて、そんな暖冬ですが、今日、ポジ熊さん(id:pojihiguma)の記事を見てかなりいろいろなところで影響が出てるんだなと実感。
かるびの勤務先近くの公園でも、未だにもみじが紅葉中。(2015.1.7撮影)
かと思ったら、一方では、梅が開花したとの情報もあり。
もう、なんなんでしょうね。この気候。地球温暖化の影響で、毎年なんだかんだで「今年も暖冬だ」ってよく言われてます。でも、特に今年の冬の暖かさは、やっぱり異常だと思います。
ということで、今日は、この暖冬で、何がどう影響するのかちょっと調べてみました。調べてみて、特に「あ、そうなんだ」と個人的に印象深かったものをいくつかピックアップしたいと思います。
1、暖冬で困ってしまうこと
1-1:スキー場が相当厳しいことになっている
去年の今頃と比較すると一目瞭然。去年は、とにかく雪がいっぱいありました。ですが、今年は降らない上に、せっかく降っても、日中は暖かくて溶けてしまうところが続出のようです。
「雪がない」スキー場悲鳴 相次ぐ営業見送り、キャンセル:長野:中日新聞(CHUNICHI Web)
残念だけど、数十年後はもっと暖冬が進むと、スキー場はこんな感じになっちゃうのかな。将来は北海道とか海外でスキーを楽しむ時代がキてしまうのかもしれません。
ちなみに、JR東日本のポスター。しっかりと今年の雪不足を予言していたようです(笑)
@品川駅。いや、キャッチコピーじゃなくなってるやろ。ガチであるかどうか心配な模様、、、 pic.twitter.com/5z49rrbEgK
— かるび@あいむあらいぶ (@karub_imalive) 2015, 12月 15
「そこに、雪はあるか。」
「・・・ない。(T_T)」
1-2:冬物衣料品が売れない
しまむら、ユニクロなど、大体衣料品小売は苦戦するんでしょうね。あくまで個人の体感ですが、今年の正月はやたら福袋商戦が激しかったような。売れ残り一杯詰めてる?
だけど、消費者としてはチャンスかも。売れなければ、当然早めに見切り売りをしてくれるでしょう。そこを狙い撃ちでして、バーゲンでいいものをゲットするチャンスです。余談ですが、売れない、売れない、といっても一部ネットで話題になっているこれなんかは、ウン万もするんだけどかなり売れてるみたい。
いいものは、時代に関係なくいつも売れるんですね。ほしいな~、これ。
1-3:発酵や腐敗が進みやすい
経済よりも身近な生活面での影響です。みかんもおせちも、カレーの作りおきも油断したらすぐ腐る・・・。かるびも、正月早々、常温で置いたら味噌汁が2日目で腐りました。2日目からが美味しいのに・・・
暖冬すぎて、ミカン腐るの超早いんですけど😱🍊食べるのに必死ww
— め ん み (@MeNMiii) 2016, 1月 4
意外なところでは、干し柿業者が吊るしておいた干し柿が腐って廃棄したとか、日本酒の「寒仕込み」で酵母が働き過ぎて味が悪くなったりと、散々のようです。
2、暖冬で逆に助かること
2-1:ビールとかアイスクリーム、飲料系が売れる
例年冬場は苦戦するジャンルですが、今年は冬でも売れまくっているようです。今日も、営業先から帰社した暑がりの同僚は、冷たい烏龍茶をうまそうに飲んでました(笑)株をやっている人は、過去の暖冬のケースを見て仕込むチャンスかも?!
2-2:自転車とか扇風機が売れる?!
キッズ向けの自転車が売れているらしいです。寒くなくて、子供が外で遊ぶからなんだとか。意外な影響がありますね。こちらの記事によると、
家電量販店エディオンでは、例年と比べて暖房器具が7割減。一方で扇風機を求める客が増え、店舗では年間使用できるエアコンを提案するなど工夫している。担当者は「今後の冷え込みに備え、暖房器具も最後まで取り組みたい」と気は緩めない。別の店の担当者は「PM2・5の話題もあり、空気清浄機などにも力を入れている」という。(中略)
暖冬の影響は意外なところにも。イオン琉球によると、自転車の売り上げが2割増で特にキッズサイクルは4割増と好調だという。担当者は「気温が高く天候もいいので、自転車で遊ぶ機会が増えているようだ」と背景を語る。
2-3:野菜はでかくなり、イチゴは安くなる。
かるびはイチゴが好きなんですが、今年は11月に出てからすぐに1パック300円台に下がってしまい、あれっと思った感想があります。また、葉物野菜なんかも、でかくて美味しいのが出回っています。特に白菜・キャベツ・大根は巨大化著しいですね(笑)
こちらの写真は、実際にかるびが年末に埼玉の直売所で見た白菜の山。これ1個200円でした。冷蔵庫入らないくらいでかいし食べきれないので、見送りましたが・・・
2-4:インフルエンザの流行が穏やかになる
暖冬だと、流行り始めが遅いそうです。また、少しずつ流行っていくので流行も爆発的にならず、大流行はしなさそうだということですね。
この流行マップの比較を見ると一目瞭然ですね。今年は遅いのかな。
ただし、極度の暖冬だった2006年~2007年シーズンは、流行が遅くなっただけでしっかりと例年通り罹患する患者はいたので、油断は禁物でしょうね。こちらの、東京都健康安全研究センターのまとめを見ると、暖冬だった2006/2007シーズンでも、流行の山は後ろにずれているだけで、山自体が小さくなっているわけじゃないことがわかりますね。
引用元:http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/inf/2006/18.pdf
まとめ
経済研究所などの色んな過去レポートを見ていると、暖冬の場合は全体的に景気は悪くなるようです。でも、我々の生活面では、必ずしも困ることだけじゃないみたいですね。逆に、暖冬のおかげで思わぬメリットも出る業界や地方もあることがわかりました。もし他にもこんな暖冬の影響があるよ?というのがあれば、是非教えて頂ければありがたいです。
とは言っても、週末は関東など太平洋側でも雪予報が出ています。皆さん暖冬だからといって、油断して風邪など引かないようにお気をつけ下さいませ。
それではまた。
かるび