あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して3ヶ月。無職または専業主夫で、ブログ書いてます。美術展と人事労務系の記事が多め。

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「クラーナハ展」のTBS関連番組の制作現場を取材してきました!

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かるび(@karub_imalive)です。

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国立西洋美術館で絶賛開催中の「クラーナハ展」、皆様はもう行きましたか?僕は、開催初週に行ってきました。クラーナハの独特な妖しさや中世とルネサンスの入り混じった不思議な作風が非常に印象的でした。

会期終了まではまだ1ヶ月半以上あるし、国立西洋美術館での東京展が終わったら大阪へ巡回し、国立国際美術館でアレシンスキー展と一緒に展示される予定です。TBSでも、11月27日(日)にそのテコ入れのために、クラーナハ展で音声ガイドを務めた阿川佐和子をフィーチャーした特集番組を組むことになっています。

そんな中、いつもお世話になっている大先輩の美術ブロガー、「青い日記帳」主催のTak(@taktwi)さんから、クラーナハ展に関して、TBSが特集番組を企画するので、その番組制作の舞台裏として「局アナのナレーション収録現場の取材に行かない?」とお誘いいただきました。もちろん、二つ返事で11月23日に行ってまいりました!

今日は、その美術番組のナレーション収録現場へ潜入取材してきたので、簡単にレポートを書いてみたいと思います!

1.行ってきたのはTBS放送センター

これまで、前職の仕事では何度かテレビ東京に出入りしたことはありますが、TBSの放送センターは初めて。千代田線の赤坂駅で降りて、駅の案内板に従って改札を出ます。 f:id:hisatsugu79:20161124225222j:plain

改札を出て、左側の階段を登ると、地続きでTBSの放送センターへそのまま行けるようになっていました。雨に濡れずに便利です。f:id:hisatsugu79:20161124225311j:plain

テレビ局らしく、通路のいたるところに番組の広告が派手に張り出されています。今、ブレイク中の「逃げ恥」のポスターも一杯ありました! f:id:hisatsugu79:20161124225425j:plain

来ました。正面玄関。官公庁とマスコミ関係の会社に入る時は、なぜか無駄に緊張してしまいます。この日も、正面玄関で芸能人の卵(知らないアイドル?)や、収録機材を抱えたスタッフが待機していました。f:id:hisatsugu79:20161124225609j:plain

ここが中です。一応、放送センターに特に関係のない観光客などの一般人も、1Fのロビーまでは普通に来ていいみたい。奥の方にカフェがあったり、記念写真を取れるようにブタのマスコットがおいてあります。TBSラジオ、好調なんですね~。f:id:hisatsugu79:20161124225628j:plain

ここで、Takさんと、TBSTBSテレビ事業局文化事業部の佐藤麻理子さんと待ち合わせして、収録スタジオへ。

2.スタジオの収録現場での様子

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Takさんと案内された社内のスタジオでは、すでに27日に放送される「クラーナハ展」の特番関連番組のナレーション収録準備が進んでいました。所狭しと並ぶモニターや高そうな録音機材。コックピットのようです。

挨拶もそこそこに、ディレクターの方が映像を写しながら、本番のスクリプトを読み上げる、原稿の最終チェック場面に立ち会わせて頂きました。

そして、いよいよあとはアナウンサーによるナレーター収録が始まろうとしていた時、部屋に入ってきたのは、TBSの看板アナウンサー、井上貴博アナでした。 
 井上貴博アナ
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(引用:TBSオフィシャルHPより)
井上アナは、月曜日ー金曜日まで朝8時~の看板番組「白熱ライブビビット」のメインキャスターですね。みのもんたの「朝ズバッ」時代から、一貫して朝の視聴率激戦区で活躍している方です。

非常に多忙な中、わずか数分の収録であるにも関わらず、しっかりと原稿を読み込み、背景知識も予習バッチリの状態で登場した井上アナ、早速スタジオ左奥にある録音部屋へと移動します。

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そして、ナレーションの収録が始まりました。
間近でナマの声を聞いてみると、本当に上手!腹式呼吸でお腹から声を力強く発声し、難しいセリフでもかまずにスラスラ、そして大事なところでは情感たっぷりに抑揚をつけるのもお手のもの。最前線で活躍するエースアナのプロの技術に圧倒されました。

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これが原稿なのですが、秒単位で映像にフィットするように原稿ががっちり組まれています。 厳しいタイムフレームに合わせながら、臨機応変に「て」「に」「を」「は」部分はアドリブをいれつつ、ディレクターさんと息を合わせてスムーズに収録が進んでいく様は圧巻でした。いや~。凄いものを見た・・・。

3.井上アナに簡単に質問してみた

全部で2パートほどの収録だったのですが、通して2~3回のテイクでディレクターさんのOKが出て、わずか20分ほどで収録が完了。「アナウンスのプロ」の実力を間近で感じることができた貴重な経験となりました。

折角の機会なので、Takさんと一緒に、井上アナに簡単にインタビューをさせていただくことになりました。以下は、その要約です。 

収録、大変お疲れ様でした。早速質問なのですが、こういった美術展などのナレーションの収録機会は結構あるんですか?

いや、実際はあまりないですね。今回がわりと初めてに近い感じです。

井上さんは、割と報道系の番組なども多いですが、普段のニュースなどで美術展の話題など結構あったりするんですか?

それも、あまりないです。

なるほどー。結構予習をされて今回の収録に臨まれたってスタッフの方にお聞きしたんですが、こういうナレーションの仕事の時は、いつも予習をされるんですか?

そうですね。特に今回は、自分として芸術には疎い方なので、事前に美術展の資料やDVDを頂いて、イメージ作りをしてから臨みました。頂いた資料とか見てると、あー、こんなのもあるんだ、って新鮮な気持ちになりますね。人によっては、そのままぶっつけ本番で読んでいく人もいますが、僕の場合は割と準備したい方で、そのあたりのこだわりはうるさいかもしれません(笑)

ナレーションの原稿を拝見しましたが、結構本番でちょっとずつ、臨機応変に変えていらっしゃいましたね?

そうですね。原稿をそのまま読むのではなく、その場で臨機応変に少しずつ変えていくことも多いですよ。

ナレーションの仕事をするとき、正直この人の仕事は苦手だ・・・っていうのはありますか?

いや、ないです(苦笑)というか、みなさんによく聞かれることがあるんですが、できるだけ色々な仕事をフラットな気持ちでやりたいと思っているので、やりづらい人は作らないようにしてますよ。逆にやりやすい人っていうのも作らないようにしています。自然体な感じでいつもやっていきたいですね。

展覧会の音声ガイドとか、いつかナレーションをやってみたいと思いませんか?

そうですね。是非やってみたいという気持ちはあります。ただ、知らない世界でもあるので、ハードルの高さはあるかもしれませんね。どこかいいところがあれば是非お願いします!

今日はどうもありがとうございました!

ということで、非常にリラックスしたムードの中、気さくに取材に応じてくださったTBSの看板アナウンサー、井上貴博さん。これを機に、今後もアート系のTV番組や音声ガイドなどでお声を聴けるのを楽しみにしております!

4.まとめ

終了後、クラーナハ展を担当しているTBSテレビ事業局文化事業部の佐藤麻理子さんから、テレビ局としての展覧会の全体統括やマネジメントの苦労や難しさについてもお話をいただきました。海外や自社内での煩雑な事務手続き、美術館側との折衝、採算性の確保など、少数精鋭のスタッフで一人何役もこなさなければならないそうです。

今回は、TBS様に展覧会の「広報活動」の一貫としての、番組収録を取材させて頂きましたが、様々な関係者が協力しあって「展覧会」という一大プロジェクトの成功のために頑張っているんだな、と強く実感しました。こういうのを見ちゃうと、展覧会で適当に流してみるのがもったいなく感じてしまいます^_^

日本で事実上初めての大回顧展となったクラーナハ展、素晴らしい展示ですので、是非まだ見てない人は見に行ってみて下さい!また、11月27日の関連番組「サワコのひとり旅inウィーン~巨匠クラーナハが愛した芸術の街へ~」も素晴らしい内容に仕上がっていますよ!是非忘れずチェックしてみてくださいね。

それではまた。
かるび

クラーナハ展の展覧会情報と関連番組の紹介はこちら

11月27日放送「サワコのひとり旅inウィーン」

放送局:TBSテレビ
放送日時:2016年11月27日(日)
放送時間:15時00分~15時30分
タイトル:
「サワコのひとり旅inウィーン~巨匠クラーナハが愛した芸術の街へ~」
番組情報へのリンク:
http://www.tbs.co.jp/hot-jyouhou/201611171659.html

クラーナハ展(東京)の情報

◯開催期間
2016年10月15日~2017年1月15日
◯開催場所
国立西洋美術館(上野)
◯最寄り駅
JR上野駅から徒歩2分程度(上野公園内)
◯開館時間

9時30分~17時30分(入場は30分前まで)
※ただし、金・土は20時まで開館延長
◯休館日

毎週月曜日
◯公式HP
http://hokusai-museum.jp/
◯Twitter
https://twitter.com/tbs_vienna2016

◯レビュー記事 

◯周辺地図