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東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と人事労務系の記事が多め。

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知識ゼロでも心から楽しめる、絶対面白いおすすめの将棋マンガ15選!

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かるび(@karub_imalive)です。
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11月19日より、故・村山聖9段をモデルにした話題の映画「聖の青春」が公開されます。原作「聖の青春」を読了し、封切り初日に行ってきたのですが、すごくいい映画でした。レビュー記事は、こちらに書きました。 

【映画レビュー記事】
【ネタバレ有】映画「聖の青春」の徹底レビュー

最近は、「観る将」と言って、誰かと対戦するよりも、有名トッププロ達のタイトル戦などを「見る」のを楽しみにしているファンも多いと聞きます。僕の場合は、見るのもやるのも引退して、もっぱら「読む将」なのです。将棋関連のマンガや小説、最近だとライトノベルなど、見かけたら片っ端から購入して読んでいます。

3月のライオンのアニメ化、実写映画、そして人工知能(AI)との攻防が佳境を迎え、今、非常に熱い将棋界。ちょうど良いタイミングなので、本エントリでは、将棋の知識ゼロでも楽しめる「読む将棋」として、オススメの将棋漫画を紹介したいと思います。

いっぱいあるので、「絶対読んで欲しい特選3作」と「自信を持っておすすめできる佳作12点」に分けて紹介してみたいと思います。

1.絶対読んで欲しいおすすめの将棋マンガ特選3作

面白い作品はいっぱいあるのですが、特に僕がお気に入りの将棋漫画を3つ上げるとするならばこれかな、というのをまず「特選」として選んでみました。

1-1.3月のライオン

とりあえず何はなくともこれでしょう!個性豊かな将棋棋士の人間模様とあたたかい家族愛がテーマの、読むと不思議と幸せな気持ちになれる大ヒット作。モデルとなる月島の叙情的な下町風景や隅田川のある風景も大好きです。2016年10月からアニメ放送が始まり、さらに2017年3月、4月に前後編での実写映画も決まるなど、マニアにとどまらず幅広い層のファンに支えられる羽海野チカの代表作になりましたね。

1-2.月下の棋士

1990年代~2000年代初頭にかけて、大人気だった全32巻の長編。実際の棋士をモデルにやりすぎなくらいユニークな棋士たちの真剣勝負を描いた作品。特に昭和の棋士(大山康晴、升田幸三、米長邦雄ら)をモデルに描かれたキャラクターの描写は、No.1だと思います。

「次回、詰むや詰まざるや」といった名言や、吐血したり対局中に死亡したりと強烈なシーンもたくさんありました。中学生~高校生の時に毎週スピリッツで読むのが楽しみだった個人的に思い入れのある作品。

1-3.或るアホウの一生


プロ棋士の登竜門「奨励会」で奮闘する若者達を描いた青春群像劇。描かれる何名かの若手棋士たちは、決して羽生のようなチート的な天才肌でもなく、かといって村山みたいな圧倒的な個性があるわけじゃないですし、絵もそんなに上手じゃないのですが、だからこそ、しみじみとにじみ出るリアルな彼らなりの喜怒哀楽、焦りや悩みなどが非常に印象的です。

1年1冊ペースで、まだ2巻までしか刊行されておらず、最終的な評価はこれからにはなりますが、今後大きく化けてきそうで、個人的に大好きな「奨励会」ものなので、個人的に「特選」としました。

2.自信を持ってオススメできる佳作の将棋漫画

整理してみると、女流棋士モノが非常に多いです。ちょうど数年前、日本将棋連盟から一部の女流棋士達が分離独立してLPSAを立ち上げたこともあり、そこから刺激を受けて女流棋士に焦点を当てた作品に読み物として面白いのが集中したのかも。

2-1.りゅうおうのおしごと


16歳で将棋界の頂点に達した主人公と、わずか9歳で将棋界入りしたヒロインを描いたライトノベルのヒット作のコミカライズ。コメディ調の進行をベースに、シリアスな展開もしっかり織り込まれ、決してラノベ的なチートハーレムな世界だけで終わりません。「萌え」要素以外で本線のストーリーもちゃんと楽しめます。ただ女流2冠の姉弟子が14歳、弟子が9歳という異様な低年齢なのはご愛嬌ですかね・・・。

2-2.ハチワンダイバー


なぜかメイドの恰好をした無敵の街の女真剣師(街の賭け将棋師)との交流から始まり、プロを目指して少しずつ成長していく主人公。1つ1つのコマ割りがデカくて、個性的な設定と作風に圧倒されます。「ハチワン」=81個の将棋盤のマスに深く潜り込んで指し手の読みを研ぎ澄ます禅的なシーンから名付けられたタイトルもまた個性的。

2-3.聖(さとし)-天才・羽生が恐れた男-


大崎善生「聖の青春」同様、29歳で夭逝した天才棋士村山聖の29年の一生を自伝的に描いた作品。派手さはないけれど、綿密な取材に裏打ちされた落ち着いた作品。映画「聖の青春」と合わせて読むと、より楽しめると思います。

2-4.ひらけ駒


将棋を題材に、将棋に打ち込む息子とそれを見守る母親の心温まる家族愛を描いたストーリー。実際に作者の息子さんをモデルに着想されたといいます。「読むと元気に、成る」というキャッチコピー通り、読後感は非常に良いです。「3月のライオン」にもテーマが少し似ていますね。

2-5.しおんの王


女流棋士や、女流棋士界の問題点や課題を浮き彫りにしながら、将棋と殺人ミステリーを融合させた意欲作。アニメ化もされており、作品のクオリティは非常に高いです。盤上でも盤外でも様々な駆け引きが展開され、ストーリーの中毒性が高い佳作!

2-6.ナイトぼっち


美形の天才女流棋士のヒロインに引っ張られ、将棋部に入部して成長していくボーイミーツガール的な学園青春モノ王道ストーリーですね。1手詰のシーンとか、やや将棋シーンでの監修が陳腐な気がしましたが、最近アニメ、映画化された「四月は君の嘘」みたいなノリの学園モノが好きな人はハマると思います。

2-7.王狩


一度見たものは瞬時に記憶し、忘れないという特殊能力を持つ主人公が、プロ棋士養成機関である「奨励会」で仲間たちと対局を重ねながら成長し、史上初の女性初の(女流ではない)プロ棋士を目指すストーリー。第1部までが終了、第2部が始まらないため、事実上の打ち切りとなってしまったようでしたが、最初の設定等は良かったですし、「奨励会」ものが好きな僕としては結構楽しめました。絵もきれい。

2-8.JOKER


主婦向けのコミック誌で連載された作品。それまで将棋漬けで、天才女流棋士だった主人公が、婚活パーティで出会ったバツイチの男から小学生の息子を預けられ、共同生活を始めるという、一風変わった設定が面白かった。

表紙だけ見るとかなり倒錯気味な雰囲気なのかと思いますが、この小学生と何かあるわけではありません(笑)家族愛に目覚めたトップ女流棋士の、心の成長や恋愛模様を描いたマイナー作品です。

2-9.盤上の詰みと罰


若くして女流6冠と頂点を極めた天才女流棋士が、ある日突然記憶をなくしたらどうなるのか?と描いた作品。記憶をなくしたきっかけとなった対局での対局相手を探し、全国を旅して回るストーリー。連載中、雑誌の休刊にともない全2巻と打ち切り的な終わり方になりましたが、単行本でのエンドの着地点は意外に良い感じでした。

2-10.PRICE 女流棋士飛翔伝


女流棋士にとっての2つの大きな壁、すなわち、男性棋士と人工知能(AI)をどう克服し、女性棋士たちの「PRICE」=「価値」をどう高めて活躍のフィールドを広げていくか?という将棋界の女流棋士が抱える本質的な課題にフォーカスして描かれた作品。マイナー作品だけど、テンポよくわかりやすい展開は良いと思います。絵柄も今風でよいかと思います。

2-11.ものの歩


少年マンガ的なストーリーのわかりやすさと、女性陣のサービスカットの多さはいかにもラブコメ要素がちょっと入ったジャンプ的なマンガでした。5巻が出た時点で残念ながら打ち切りとなってしまいましたが、明快さと絵のきれいさは良かったと思います。

2-12.将棋の渡辺くん


将棋界の「魔太郎」こと、渡辺明永世竜王をモデルに、漫画家である妻が彼を間近で観察した将棋指しの個性的な日常を実話ベースで(笑)コミカルに描いた作品。

その顔立ちから非常に個性的な雰囲気がぷんぷん臭う渡辺竜王ですが、妻ならではの視点で見出された意外なかわいい一面などが笑えます。

まとめ

2012年頃からの数年で、一気に増えてきた将棋マンガ。小説やライトノベルも含めると、ものすごい数の作品が生み出されるほど、「読む将棋」のブームが静かに広がっています。

すでに、人工知能(AI)との勝負付けは大勢が決してしまった感のある将棋。とはいえ、プロ棋士たちの生き様は昔も今も非常に個性的で、彼らの織りなすストーリーに目が離せないからこそ、将棋マンガが百花繚乱状態になっているのだと思います。

本エントリでは、将棋を題材に、棋士たちの交流や生き様、棋士をサポートする家族や仲間たちの絆を描いた作品を厳選して抽出してみました。

気に入った作品と出会えるお手伝いとなっていれば幸甚です。
それではまた。
かるび

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