あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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【雑記】リアルタイムでテレビをあまり見なくなって10年経った

かるびです。

ここ最近ずっと会社などで雑談する時、新しい芸能人で、特にお笑い芸人やバラエティに出てる芸能人の名前を言われてもさっぱりついていけないことが増えました。

特にお笑い系が弱くて、最近流行っているギャグを言われても全然ついていけません。そういえば、リアルタイムでテレビ見なくなってもう10年以上経つな~と思ったので今日はこの話をゆるく書いてみたいと思います。

テレビを見なくなったきっかけ

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大きくは2つあります。

まず、かるびはネット大好きです。今から20年前、大学2年生の時に学校の情報処理教室に授業のない時解放されていたWindows95マシンに始めて触ったことがきっかけです。そこでインターネットと出会いました。

Yahoo ! JAPANのディレクトリ(※当時は人力で電話帳みたいに有力サイトがYahooに登録されていた)から各サイトを回って夢中で遊んでました。それ以来、今に至るまで毎日テレビを見てる時間よりネットに入っている時間のほうが長いです。

もう一つのきっかけは、2003年に転職して実家の京都から東京に引っ越した時のことです。引っ越して最初の1年、結婚するまで全くテレビなしで過ごしました。これがダメ押しでした。当時プログラマーとしてデビューしたてだったので日々残業漬けでした。毎日朝起きて深夜帰宅する中、テレビなんて見てる暇が全くなかったんですね。さすがに1分も見なかったので、いまだに2003年~2004年の歌謡曲などはさっぱりわかりません。

結婚してからは見たいものだけ見たい時間にチェック

そして、2004年に結婚しました。結婚してからもテレビはいらないな、と思っていたのですが、そこは相手の意向もあります(笑) さすがに新婚時の家財道具購入する中で、テレビも買うことになりテレビ生活が復活しました。

ただし、生活自体は忙しかったので、見たいものを一旦ビデオに撮って、見たい時だけチェックする、というスタイルとなりました。そして今に至るまで、リアルタイムではテレビをほとんど見ない生活となっています。

知らない芸能人はネットで復習(笑)

そして、冒頭の話に戻りますが、かるびは現在の会社でエンジニアから足を洗って営業と採用の仕事をしています。仕事柄、対面でお客さんや学生さんと話す際、やっぱり世の中のトレンドは抑えておきたいです。

じゃあどうするかっていうと、会社とか商談の中で知らない芸能人の名前が出てきたら、まずはその人に聞きます。

「らっすんごれらいってなに?」「あやのごうって誰?」みたいな・・・

すると大体失笑されながら説明してくれます。で、それを覚えといて暇な時にネットで検索して一通りチェックする。これで全部解決しちゃうんですよね。

例えば今年の前半に流行った8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」は、リアルタイムでも録画でも地上波で一切見たことないですが、ネットであとで追いかけて何度も見ました。それを子供にも見せたら、保育園でやってました(笑)

今はどんなのを見てるのか

今は、ご飯食べるときに子供と一緒に見ます。なので、教育的にダメそうなやつは後で一人でこっそり見ます(笑)

ビデオの録画枠が空いてきたら、見たい番組をBS、地上波と番組表を漁って、適当に録画しています。リアルタイムなニュース等は全部ネットでOKですし、バラエティは誰かから聞けばいいし、完全に自分の趣味に合うものだけ見るような感じ。

最近だと、例えば「旅行」「アウトドア」「グルメ」系の地味なBS系の低予算番組や、NHKの過去のドキュメンタリーのアーカイブとか、陸上競技ですね。

リアルタイムでTV見なくても浦島太郎にはもうならない時代

そんなこんなでリアルタイムでテレビを見なくなってもう10年以上経つんですが、普通に生活できています。これも時代なんだなと思います。昔、今よりもコンテンツやメディアが限られていた時代なら、完全に浦島太郎状態だったでしょう。

結論:情報断捨離のきっかけとしてはいいのかも

自分に入ってくる情報は、自分である程度効率よくコントロールできる。見たいもの、体験したいものだけ選べる時代なんだなぁと感じます。要らない情報を徹底的に排除することにより自分の世界が固定化してしまう、など弊害もあるかもしれませんね。

ただ、そうでもしないと増え続ける情報量を消化しきれません。テレビ視聴はほとんどしない自分でさえ、気づいたら本やKindle本、「あとで見る」ネット記事、ビデオなどどんどん未読・未視聴なものが増える一方です。

よって、今テレビ見過ぎてるな~。時間が無駄だな~という人は、まずはテレビをリアルタイムで見るのをやめるところから始めてみるのがいいかもしれませんね。

それではまた!

かるび

パクリ問題が多かった2015年。パクられたら倍返しで良いことが待っている?!

かるびです。こんばんは。

気が付いたら2015年もあとちょうど2か月半とあっという間ですね。年末へ向けて忘年会のアポ調整を早くもやってます。

そんな中妻と夕食の話題に上ったのが

かるび「そういえば今年の1字ってなんだろうね~」
妻「あ、清水寺の住職が毎年書くやつね。え、やっぱ『偽』じゃない?」
かるび「偽?」
妻「そう。企業とか学者とかデザイナーとか、パクリ疑惑多かったよねぇ」

ちなみに去年の「1字」はこれでしたね。

www.sankei.com

確かに妻の言う通り、「偽」なのかもな・・・と思いつつ、ちょっとパクリについて、個人的に色々考えてみたので書いてみたいと思います。

唐突ですが、パクられておめでとうございます!

まず、パクられた人全員に言いたいのは、「パクられて、おめでとうございます!」ということ。あ~ん?!という声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。これには理由があります。

まず、前提としてパクリにはパクる側とパクられる側がいますよね。事件やニュースとしてパクリが取り上げられたりする場合、最終的にパクった側とパクられた側がどうなるか見てみましょう。

大体オリジナルである「パクられた」人は、「パクられた」ことにより訴訟費用や販売機会損失など、一次的に不利益を被ります。しかし、次に事件として明るみに出ることで、事件発覚前よりも再評価された結果、より名声や利益を得られることが多いように思えます。(具体例として、佐村河内氏と新垣氏や、昔のiMacとソーテックなど)

 なぜそうなるのか?いくつか理由はありますが、おおむね以下のどれかがあてはまるからです。

 1.パクったものは基本的にオリジナルの劣化コピーになる

表面的にはデザインやパターン、様式などを似せて作品を上手にパクることはできるでしょう。ただし、その底流に流れる考え方やこだわり、思想まではパクった側にはまず理解できません。よって、事件により精査され多数の評価の目をくぐると、オリジナルの良さが自然と浮き出てくるわけですね。

仮に、パクった側のほうがクオリティが高く見えるのであれば、それはもうパクりではない場合が多いです。パクリに、彼ら独自のオリジナリティが付加されているケースがほとんど。

 2.パクリは基本倫理的に問題があり、騒ぎになるとオリジナル側が勝つ

よって、どうしてもマスコミ等で取り上げられ事件になると、パクった側がまず炎上させられ、非難を受けるわけです。そうでないと、勧善懲悪ストーリーとして成り立ちませんよね。

 3.事件により認知度があがり、ファンやマーケットの規模が拡大する。

比較対象ができるとそこにマーケットの一ジャンルが確立され、確実に購入者のパイ全体が広がります。その時、模倣品も確かに売れますが、オリジナルが一番利益率が高く、長期間売れることが多いですね。

 4.パクリは最終的にすぐにすたれていく

歴史上、特に芸術作品はジャンルを切り開いたオリジネイターの作品が歴史の風雪に耐え残り続けます。時間経過とともに、偽物やパクリは自然淘汰されていくんです。だから、自分がオリジナルだ!という自負があるのであれば長い目で見て何の心配もありません。

 

 上記により、パクリはダメですね。みんな孤高のオリジナルを目指しましょう。おわり!という結論で締めようと思ったのですが、もうちょっとだけお付き合い下さい。

評論だけじゃなくて、かるびのパクリに対する指針を書いておこうと思います。

最初はパクリでOK。パクリ段階を徹底的にやる

とはいっても、何でも最初物事を始める前は、自分の前に必ず先人がいてオリジナルが存在します。最初からブルーオーシャンな分野はもはやこの地球上には残ってないのが現実です。

だから、最初はみんなパクリ=物まねから入るしかありません。先生や先輩、先人のものを徹底的にパクる(TTPするby吉越純一郎)のです。日本のことわざでも「守・破・離」とある「守」を徹底するんですね。

でも、ちょっとパクリまくるのは気がひけるかもしれません。どうすれば堂々とパクれるようになるのでしょうか?

パクリは堂々とやってもいいの?

結論として、オリジナル側の許可があればOKだと思います。要するに、有償であれ無償であれ、師匠から学ぶスタンスであれば許されます。最初は頭を下げて学ばせてもらうところから始めるしかない。直接許可が得られないのであれば、法律や倫理が許す範囲でマネするところから始めればいいと思います。

また、いわゆる著作権や意匠権等、明確に権利が定められていない分野、例えば何かの物事に対する考え方(クレドみたいな)や経営方針など形にしづらくてルールがないものなんかはがっつりTTPしてOKでしょう。

パクリでおなか一杯になったら満を持してオリジナルへ移行

大事なことは、その次のステップです。まず徹底的にパクることによりまず全体像をつかむ。ここまではTTPに徹します。TTPをやり切ったら、それを土台として自分なりの世界観に基づくオリジナルへと移行する。

この過程をできるだけ大胆に、急いでやっていくことが何よりもパクリ段階脱出のカギだと思います。「守・破・離」の「破」ですね。そして、ここまで来たらあとは遠心力というか自分の直感と才能に基づいて、師匠を超えていく「離」には勝手に進めると思います。

ということで結論です

パクる側の考え方:

初期段階は頭を下げてオリジネイターの許可が得られれば謙虚にパクリ、徹底的に学びつくす。そのあとオリジナルへの昇華をASAPで目指していく。

パクられる側の考え方:

 しかるべき1次措置をしっかり取ったら、あとは事態を放置してOK。最終的にうまく事態が収束し、パクられた分の不利益は倍返しで取り戻せるので、気にせずに大船に乗った気でいれば良い。

 

今日は、パクリについて少し考えてみました。

でも今年の1字は、もうちょっとポジティブなものがいいなぁと個人的には思います。そうですね。・・・やっぱ「金」かな(爆)

 

それではまた!

かるび

 

市民農園を借りて半年間。農業のほうがITシステム開発よりよほど難しかった!

かるびです。こんばんは。

自分の将来の目標は、田舎にも家を借りて、都会と田舎を往復する2拠点居住です。都会と田舎のいいとこどりをするライフスタイルですね。f:id:hisatsugu79:20151014230203p:plain

出典:農林水産省HP:http://www.maff.go.jp/j/nousin/nougyou/simin_noen/

2拠点居住の場合、都会では今まで通り都会でしかできない仕事をこなすとします。じゃあ田舎に住んだら何やるんだろう?ということで、今回はかるびが区民農園を借りて半年間農業やってみた感想を書いていきたいと思います。

市民農園に当選、5月から農業スタート

さて、今回江東区の抽選(1.5倍でした)に見事当選し、借りられたのは、たたみ3畳強、10㎡ほどの小さな小さなスペースでした。スタートは5月1日からで、2月末までの10か月契約で10,000円を江東区に支払ってスタートしました。

5月初旬に、1度だけボランティアさんによる初心者向けの講習会があってからあとはもう自由にやってください、ってことで夏野菜の作付けから早速スタート。

5月は中旬まで超忙しくて実際に農園に手を付けたのは5月下旬からとなりました。まず植えたのは

  •  なす3株
  • きゅうり4株
  • パプリカ2株
  • ピーマン2株
  • ミニトマト5株
  • パセリ3株
  • えだまめ2株
  • 大葉1株

だったのですが、この収穫が先日9月末に終了。これは8月の一番生い茂ってるときの写真です。

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野菜別の成果を自己採点してみる

その結果ですが、まぁ採れるには採れましたが、割と散々な結果になりました。結果を書いておくと、

なす(自己採点:40点)

3株中2株がうどんこ病にかかる。回復して8月にはいくつか取れたが、9月になり気温が下がるとともに不良果が多くなり、10月上旬に終了。3株で15個位の収穫。

きゅうり(自己採点:50点)

春に2株、夏に2株植える。8月上旬までの猛暑下では食べきれないほどできた。50~60本ほどできたが8月下旬からの天候不順で全株うどんこ病にかかり、収量が急激にダウン。9月中旬に昇天。

パプリカ(自己採点:20点)

隣に植えた大葉の勢いが凄すぎて1株は生育不良。もう1株は枝折などもあり2株で4つ程度の寂しい収穫となる。

ピーマン(自己採点:10点)

夏場順調に来ていたが、支柱が細くピーマンの重量を支え切れずに2株とも8月中旬に沢山の実をつけながら、天候不順時に強風で根元から折れて昇天。さすがに泣きそうでした。

ミニトマト(自己採点:40点)

実が良くなり糖度が高いという噂のアイコ、イエローアイコの苗を購入。夏場はキュウリ同様ぐんぐん伸びたが、剪定がいい加減だったため茎に栄養が行き過ぎて収穫は5株で200個程度。プロなら1株500個と知り、愕然。

えだまめ(自己採点:0点)

アブラムシの猛攻に耐えきれず3株とも生育不良。8月末まで待ったが出来悪く、1粒も収穫できず・・・

パセリ(自己採点:80点)

夏場の虫よけのために購入したもの。何もケアしなくてもぐんぐん育った。

大葉(自己採点:90点)

完全放置したが超元気に育った。剪定しなかったので葉は小ぶりだったが文句なし。やっぱりシソ科は野山でいくらでも繁殖してるだけあり本当に強い。刺身のツマに使いましたが、すぐにしおれるので収穫後日持ちしないのが残念でした。

半年間の農業体験の振り返り

ということで、初めての農業はそれなりに楽しめましたが、成果だけ見ると素人丸出しで大敗北でした。わずか3畳半の市民農園でこの有様です。田舎生活で何十坪も農園借りてもこのままでは難しいかなという感想です。

おまけに8月下旬からどうも農園での作業のせいで腰痛気味となってしまい、農作業の厳しさを自らの体でも体感しました。

今はリベンジとして秋野菜で、放置しても元気に育ちそうな難易度の低い根菜類を中心にやっていますが、秋以後も芽キャベツが2つ青虫に葉っぱを全滅させられるなど相変わらず苦戦しております。

イメージと違った農業。システム開発のほうが楽だ・・・

かるびは、ITシステム開発会社にいて、エンジニアが一人ひとりプロジェクト現場で労働集約的な働き方をする、いわゆる人が稼いでなんぼ、という業界にいます。人間は機械ではなく、感情も体調もある生ものですので、ぶっちゃけ生産性ってエンジニアのモチベーションに大きく左右されます。

営業職、採用職として、日々のトラブルシューティングや休職者対応、退職者対応を繰り返しやっている中で、思い通りならない現実に嫌気がさしてました。

「人間と向き合う仕事はもうだめだ。やっぱりこれからは自然と向き合う農業だな。」と考えていたのですが、何のことはない、農業のほうがよっぽど難しかったです!!例えば、農業のほうがITより難易度が高い理由ってこんな感じだと思います。

 農業のほうがITシステム開発より難易度が高い理由

1.野菜は人間よりもデリケート?!

気温や天候、土壌、肥料、水分、日照量、害虫対策、疫病対策、剪定、連作障害、など野菜を健全に育てるために考慮に入れなければいけない要素って、思ったより多いです。人間関係よりも難しいかも。

2.人間ではどうにもならない不確定要素が多い

例えば天候不順。8月の終わり、関東地方は毎日長雨で日照時間が例年より極端に短かったため、夏野菜がみんなダメになっていきました。あるいは台風などの強風です。対策を万全にやってもそれを上回る被害なんていくらでも出ます。毎年のようにニュースになりますよね。

3.結果がすぐに出ない

プログラム開発なら、バグ修正すればすぐに正しい答えが出ますが、野菜はその成果を確認できるのが1年に1回です。ダメだったら、ハイ来年・・・と。1度失敗したら次の年まで待たないといけない、というのはかなり忍耐力がいりますね。

4.体力的にきつい

ITシステム開発は、まぁ長時間労働はきついといえばきついですが、基本は椅子に座っているだけです。目は酷使しますが、まぁそこまで体力的にきつくはありません。

しかし農業の場合、ずっと立ち仕事(特に中腰)なので、確実に背骨や腰に負荷がかかります。よく農家で腰が曲がった老人を見かけますが、長時間の農作業の影響であることが多いそうです。

 さてこれからどうしようか・・・

見方によってはITは残業がどうのと言われてますが、「成果が出しやすいかどうか」という観点で見ると圧倒的にITシステム開発業のほうが早くて確実だと実感しました。未経験者からシステム開発初めても、頑張れば3年くらいで一人前のエンジニアになれますからね。農業は、3年?ではとても一人前にはなれなそうです。

半年間、仕事の合間で市民農園にてそれなりに活動してみてわかったのは、自然と向き合う農業は、イメージしてたよりよっぽど難しいということでした。

まだまだこれからも挑戦はしていきたいと思いますが、農業で飯を食うのは自分にとって茨の道なようです。趣味は趣味として地道に続けつつ、2拠点居住での独立を目指すなら、田舎ではほかの収入源を見つけようかな、、、と思います!

 

それではまた!

かるび

忘れがちだけど一瞬でWindowsパソコンを少し速くする技を紹介します

かるび@元システムエンジニア現採用担当です。

こんにちは。

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さて、自分の会社はITシステム開発会社なのですが商売道具の要でもあるパソコンへの投資が残念ながら不十分なんです。特にかるびの所属する営業部は、「間接部門」だから、エンジニアさんよりも低いスペックのPCがあてがわれています。

前回配布されたPCは3年前なのですが、配布時にすでに型落ちに近いロースペックだったため、Windows8.1が重くてネットワーク越しに重たいExcelファイルなどを開こうとするとしばらく固まります。(みなさんもそういうことないですか?)

さすがに毎回重いファイル処理する際に遅すぎるので、なんかお手軽にPC早くする方法ないかな~?と思い少し探してみました。

そんな中、一瞬でスペックの悪いPCがスピードアップする5秒でできるTipsを発見したので、紹介します。それは・・・

「電源オプション」を「高パフォーマンス」にする

ということです。

たった一つこれをやるだけで、体感スピードは2割位変わってきますよ。特に巨大Excelファイルを開くときや、メールなどのPC内検索をすると、速さが比較体感できます。この「高パフォーマンス」モードは、文字通り使用電力を最大化してPCをMAX働かせちゃいましょう、というスパルタ電源プランですね。

それでは実際の画面でやり方を見てみましょう。

やり方は2つありますが、簡単な方から紹介します。Windows7、Windows8(おそらくVistaとXPも共通)の画面右下のタスクバー上に、電池のようなアイコンがありますので、それを右クリックします。

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すると、こんな画面がでてきますので、ここで「電源オプション」を選択。

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すると、下記のような「電源オプション」一覧から、好きな電源プランを選択する画面が出てきますので、そこから「高パフォーマンス」を選びなおして終了です。あるいはもう一つのやり方として、下記画面は、Windows7Windows8シリーズなら、

コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション

と選んでいくことでも開くことができます。

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はい、ここまで5秒。超楽ちんですね。

正直この技は知っている方も多いと思います。

ただし、「知っている」と「設定されている」では大きな違いがあります。

実際かるびの会社の営業部のパソコンを全部調べてみましたが、10数台あるうち1台しか「高パフォーマンス」になっていませんでした。最初に出荷された時のデフォルト設定はおそらく「バランス」プラン等になっているからです。社員に聞いてみると「あぁ~そんなモードもあったよねぇ、気づかんかったな~」とかそんな感じです。

この「高パフォーマンス」状態は、文字通り最大電力にしてパソコンをフル稼働させるため、パソコンによっては少し熱くなったりファンが回ったりしてうるさくなるかも知れませんね。

ただ一般的にオフィスの机に電源付きで固定されているマシンであれば電池の持ちは考えなくてもいいので、少々遅くなってきたパソコンを手っ取り早くよみがえらせるには良いと思います。

昔からあるメモリ増量とか不要ソフト削除、ハードディスクのデフラグとか定番の高速化って、やりだしたら半日コースになりますので、手が出しづらいですよね。普段クソ忙しい中、PCの整理に1時間も2時間もかけてる時間ないわけです。

それならこれ、ということで、今回紹介した技は5秒でできちゃいますので気が付いたら是非やってみてくださいね。

それではまた。

かるび

実録・月XX時間残業するとこうなるシリーズを読んで考えたこと

かるびです。こんばんは。

昨日、はてなブログのはっしーさんという方がこんなエントリーを残しました。

nzmoyasystem.hatenablog.com

一夜明けるとそこから始まった「実録残業時間シリーズ」を様々なブロガーさんが残されており、全部網羅してまとめようかと思ったけど一体いくつあるのかわからなかったので、Googleで「実録・月」で検索してみると・・・

実録・月 - Google 検索

 すると、出るわ出るわ(笑)昨日のはっしーさんのエントリーから1日も経ってないのにすでに10個くらいコラボ記事が。

はてなブログでブログ開設して1か月しかたってませんが、はてな村の妙な団結力と、Googleへインデックスされる早さに感心してしまいました。

 気合いで全部読んでわかったこととしては、

  • とりあえず残業は短ければ短いほどよさそうだ
  • 残業代がもらえないブラック企業もある(論外)
  • 残業代は一杯出ても、いろんな理由でなぜか出ていくことになる

ってことでしょうか。

最後のポイントは不思議ですね。残業してやけになって金遣いが荒くなったり、崩した体調を元に戻すために医療費がかかったりして結局稼いだ分は吐き出されるという・・・

ところで、かるびも昔エンジニアになりたての頃は残業100Hとか普通にやっていた時代があります。28歳の時に今のITシステム会社にはいってから、33歳位まで、1年の半分くらいは残業100H超えていたと思います。

でも、残業たくさんしててもストレスがたまる時期とたまらない時期は結構ハッキリ分かれていました。残業してても、それが「やりたい仕事」であるならば、そんなに精神的に疲れないんですよね。でも、「やりたくない仕事」だったり、「納得いかない業務」だったりすると、途端に心身に負荷がかかってしまう。わかりやすかったと思います。

そういう意味で、いろんなエントリで「月300まではいける」とか「月80でもう一杯一杯だ」と個人差があるのもわかります。要するに残業量という絶対的な物量の積算により体調を崩すんではなく、残業中の作業の質が大きく影響するんでしょうね。

各企業も社員数ギリギリで利益を追求するこのご時世、サラリーマンやっている以上どんな業界、職種であっても残業から完全に逃れることはもはや難しいでしょう。

残業はなければないでそれに越したことはないですが、やらなきゃいけない状況になるのであれば、できるだけ納得感の行く形で仕事に向かう自助努力をすることがどうも幸せに残業を乗り切る為の大事な心構えなんじゃないかなと思います。

 それではまた!(今日の残業は2時間15分でした)

かるび

社畜か独立か?サラリーマンは今後会社とどう向き合っていくべきか考える

こんばんは。かるびです。

今日はてなブックマークをみていたら、この朝日新聞の記事がバズっていたので自分も少しコメントしてみたいと思います。

digital.asahi.com

この記事で一番印象に残った箇所は、この部分。

2年前、約2年間勤めたその会社を辞めた日野さんは「やりがいを持って仕事に打ち込んでいる人を批判するつもりはない。多くの人は会社と自分の距離をうまく取れない『社畜』にはなりたくないと思っているけれど、どうしていいか分からないのではないか」と話す。

 ここにつきるよなぁ、、、と感じました。

自分自身の体験談を話します

少し自分語りになってしまいますが、このブログを始めるきっかけでもあるのですが、自分は来年までに会社を辞めて独立する道を選択する方向で今は固まってます。(上司にもやっとやめますと宣言したところ)ただし、その決断に至るまでのここ5年程はまさに上記のような感じでもやもやと悩みながら会社勤めを続けていました。

 話は遡りますが、20代後半の時、未経験からITエンジニアとして今の会社に就職した頃は今思うと結構ひどい環境だったんですが、全然平気だったんですね。

ITエンジニアを数年やって、その後営業職へ変わったのですが、なにをやっていても非常に新鮮で、会社の方針や方向性に特に違和感を感じませんでした。素直に目の前の仕事にガンガン打ち込めたというか。

正直残業代などもカットされたりと労基法的に厳密に見るとグレーな扱いも受けましたが、目の前の仕事から得られる高揚感・達成感・経験値が自分にとってかけがえのないものに思えたので、特に問題ありませんでした。

 それが、ある時をきっかけとして自分の内面を見つめなおすようになった頃から、徐々に自分の考える働き方やライフスタイルと会社の目指す方向性のズレが自分の中で大きくなり始めました。それまでいやでなかった深夜残業や、会社から指示された業務内容に対して違和感を感じるようになってきたんですね。

 自分の中でやりたい仕事、やりたくない仕事がある中で、やりたい仕事はもっとやってもいいなと思う反面、会社から押し付けられるやりたくない仕事が確実にあり、苦痛に感じる。

また、自分自身が理想とする仕事への取り組み方とは違う、利益を上げるための生々しい商慣習や決まり事、ルール。そして、自分よりも集団を必ず優先させなければならない暗黙の了解も自分を苦しめました。

「なんでこんなことしなきゃいけないんだ。」

 こういった葛藤が年々大きくなる一方で、それなりに昇進は順調でした。昇進とともに仕事量と求めれるクオリティは上がっていきます。すると、無意識のうちに日々の業務に対してモチベーションを下げないように、自分の考え方や生き方についてはできるだけ考えないようにするしかなく、会社の中でつける自分の仮面がどんどん分厚くなってきている実感がありました。

 いつしか、「会社をやめて自由になりたいな~」と感じ始めるものの、ネットやビジネス本などですでに独立して自由に仕事をしている人たちからの「ぐずぐずしてないでいますぐやめろ!」的なアドバイスには、「この人たち振り切れてていいなぁ」と思う反面、なんかこう、100%心から「あぁそうだな」と思えない自分がいたりして。

 

辞めたいなぁと思っていても現実には簡単に退職に踏み切れない

朝日新聞の記事にもありますが、こういった「やめたいなぁ」となんとなく思っているけど実際にはすぱっとやめて独立、転職するのができずにいる人って意外と多いんじゃないかなぁと思います。

 その理由としては、たぶん、今すぐ辞めても収入の当てがなく、明日の生活が保障されていないこともあると思います。そして、もう一つあるとしたら、会社や仕事のことが100%嫌いになり切れないから、という理由もあるのではないでしょうか。

 今の会社には違和感を感じる一方で、これまで自分が仕事と向き合ってきた中で自分が会社の中で培ってきた大事な人間関係や、まだ今の会社の中でも「やってみたい仕事」が多少なりともあるから、スパッとはやめます、と踏み切れない。

 でも一方で、会社に全部尽くして「はい、はい」と会社の指示に従って会社に身を任せて仕事に打ち込んだとしても、体力の低下から絶対的な物量をこなせなくなる40過ぎに待っているのはリストラや不本意なキャリア転換だったりするわけです。そんな日本企業の理不尽なところを我々はもう十分見てきたので、会社に自分の人生を100%預ける気にもなれない。

 

迷っていて当たり前。簡単に答えが出る課題ではない

そんな葛藤がみんな多かれ少なかれあり、だけどそういったもやもやした気持ちはどうしてもネット上の「自由」「独立」を唄う成功者からの「独立すんのか?それとも社畜のままなのか?」といった声には負けてしまいます。もやもやしつつ、日々の生活の中で何とか折り合いを付けながら会社生活に向かい合っている人たちの声は、いわばサイレント・マジョリティ的存在なのではないか。そう感じます。

 自分自身、氷河期世代に就職活動をして、1社目に就職した会社が実際に消滅した経験から、どんなに経営者が高い志を持っていたとしても会社組織を全面的に信用する気にはいまさらなれないのです。

2015年夏に40歳になったことを機に、この数年間ずっと繰り返してきた「やめるべきか」「続けるべきか」という自問自答にピリオドを打ち、とりあえず独立してみる!と決めました。

 自分の場合、方針が決まるまで5年以上と非常に時間がかかりました。今後サラリーマンが会社とどのように向き合い、どう働き方を決めていくかという課題は結局一人一人が真剣に考えていって自分なりに納得のいく答えを探し続けるしかないのではないか、と考えています。

 アドバイスを人に求めても、「独立しろ!」「会社員を絶対やめるな!」と人によって言うことは様々です。それは一人ひとりそれまで生きてきたバックグラウンドや考え方、方向性が全く違うから当然のことであり、誰か一人のアドバイスをそのままうのみにして、「そうか、じゃあ今すぐ社畜辞めて田舎暮らししようか!」とはなりえません。というか辞められる人はもうすでに辞めてますよね。

 しんどいかもしれませんが、仕事や生活のいろいろな日常的な場面で、丁寧に「自分はこれからどうしていきたいのか?」と考え続けることが一番大事なんだろうな、と思います。

 

ではまた!

かるび

未経験からITエンジニア・プログラマーに転職活動する際のアドバイス(事後対応編)

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【2016年7月20日更新】

かるび(@karub_imalive)です。

今日は、過去3回にわたって紹介してきた「未経験からITエンジニア・プログラマーに転職活動する際のアドバイス」最終回として、採用選考が終わった後に必ずやっておくと選考の合格率が飛躍的に高まる最強のTipsを1つお伝えします。

・・・とその前に過去3回の記事をまだ読んでいない方は是非合わせてこちらも参考にしてくださいね。

さて、自己分析をしっかりやって一生懸命作りこんだ書類選考、そして志望動機をしっかりアピールできた採用面接が終わり、あとは選考結果を待つだけとなったとします。「やるだけはやった、あとは結果を待つだけだ~」とフッと気が抜ける頃かもしれませんが、しかし!その前に1点だけやっておきたいことがあります。それは・・・

面接担当者にお礼状を出す

ひょっとしたら、これを読んでいるあなたは、採用選考が終わった後に、使っている採用媒体(リクナビ、マイナビなど)のやり取りの中で、「お礼メール」や「お礼メッセージ」くらいは送ったことがあるかもしれません。

でも、それはあまり効果はありません。やらないよりはやったほうがいいですが、業務多忙な採用担当者には、届きにくいのです。なぜなら、メール等のビジネスツールは、日常的に業務で使用していますので、業務の一環として、普通に流れていってしまうのです。

そうではなくて、ハガキや便箋などの郵便で「お礼状」を出すんです。お礼状の効果は本当に最強です。なぜお礼状が一番いいのか?という話をこれからしていきますね。

お礼状が選考合格を強力に後押しする3つの理由とは・・・

 理由1:紙媒体でお礼状を出すと採用担当の印象に残る

これなんです。これにつきます。僕も、現役の採用担当だった時、実際に意識の高いできる営業さんや、丁寧な学校関係者などから手書きのお礼状をいただくことがしばしばありました。また、経営者はわざわざお礼状をはがきで出す人も多いです。僕の前職の社長さんも、しょっちゅう手書きでお礼状を作成していました。

でも、なぜか採用面接で選考を受けた時に実践する人はほとんどいません。おそらく、100人に1人もいないと思います。

採用選考のプロセスを進める中で、選考の日程調整などは基本的に電話かメールで行いますので、メール上で「今日はありがとうございました」等お礼のメッセージをいただくことはあります。しかし、紙ベースでもらう経験はおそらく採用担当としてはほとんどないと思います。(例外として、インターンシップ受け入れ直後に、学校の指導で学生が手書きの便箋を送ってくることはよくあります。)

そんな中、採用選考が終わった次の日にハガキや便箋でお礼状が届いたら、これは良い意味でサプライズになります。これを、あざといな、と取る採用担当者はいません。この人を何とか入れてあげたいな、という強い気持ちを抱くかと思います。

理由2:紙媒体のお礼状は捨てにくく、いつまでも手元に残る

あなたにももひょっとしたら覚えがあるかもしれません。例えば年賀状や大切な人からもらった手紙などは、読んだ後も即座にゴミ箱に捨てる人はいませんよね?

それとまったく同じ心理が、選考後に届いた求職者からのお礼状にもあてはまります。まず、即座に捨てられないんですよね。

そうすると、しばらくは採用担当のデスクなどであなたの履歴書・選考書類と一緒に大切に保管されることになります。これが、最終的に採用の意思決定を行う経営者や事業所の責任者の目に留まりやすくなり、「誠意」や「やる気」を見せるうえで最後のダメ押しとしてかなり効果が期待できます。

理由3:返報性の法則が働く

「返報性の法則」とは、よく消費者心理等を説明する際に使われるキーワードですが、要するに「受けた好意には、自分も相手に好意で返したくなる」という人と人との間の普遍的なコミュニケーションの法則のことです。

採用担当ももちろん普通の人間です。「お礼状」という物理的な形で受けた好意は、「採用内定」という形で返したくなるんですよね。非常にわかりやすい形で効果がうまれるのです。 

お礼状のは面接終了後にすぐに出すのがカギ

お礼状は、便箋でもハガキでもどちらでも構いません。要するに採用担当のデスクまで、物理的な形でお礼の気持ちが届けば形式はあまり関係ないでしょう。

おすすめおすすめは、採用選考を受けた直後に即日出すことです。面接直後で、まだあなたとの採用面接での印象が強く残っているうちに届けるのが、一番効果が高くなります。

例えばハガキでお礼状を書くのであれば、ハガキ表面の宛名と切手貼付を前もって済ませておきます。採用選考が終わったら、まだ選考での受け答えや印象が残っているうちに、面接での印象や感想などを織り交ぜて、感謝を伝える文章をささっとカフェ等で記入し、家に帰る前にポストに投函するくらいの勢いでやってしまうことです。

とにかく、お礼状は鮮度が気持ちを伝えるための一番大事になってきますので、是非早めに出しちゃってください。

まとめ

ということで、今回は「事後対応編」ということで選考終了後にやっておいたほうがいいこととして「お礼状」の投函を強くお勧めしてみました。とにかくほとんどの人がやらないけれど、効果が抜群。かかる費用はたった82円です。82円であなたの人生が変わるなら、やるしかないでしょう?

はがき作戦、本当におすすめです。是非、やってみて下さいね。

全4回、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。是非、よい転職活動になることを心から祈念しています。 

それでは今日はこれで!
かるび

【初心者必見!】ワインのラベル買い(ジャケ買い)で失敗しない方法10選

【2016年7月16日更新】

かるび(@karub_imalive)です。

僕は38歳の時にワインに初めてはまりました。それ以来、ほぼ毎日1日ボトル半分位のペースでずっと飲み続け、飲んだ感想をEvernoteに毎回記録しています。

そんな中でわかったのは、ワインのウマい、マズいは最終的には開けてみないということ。だけど、外見からその味わいやレベル感の検討もある程度ならつけられそうだっていうこと。

ここまで、身銭を切ってある程度高いものから安いものまで、また、世界中の色々な品種のワインを買い続けてきました。その経験から抽出した、「初心者がワインのラベル買いで失敗しない方法10選」について、以下書いてみたいと思います。

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1.スクリューキャップよりコルクのワインを選ぶ

これが一番簡単です。ワインのキャップの形状を見てみましょう。

スクリューキャップのものと、コルクのものがありますね。そのうち、開けやすいのは、器具なしで開けられるスクリューキャップのもの。これらは基本的にデイリーワインであり、買ったらすぐ開けて日常的にガブガブ飲むことを前提に作られています

これに対して、コルクキャップのワインは、ものにもよりますが、ある程度の期間寝かせ、熟成する前提で瓶詰めをされています。

したがって、まずはスクリューキャップよりコルクのものを選んだほうが品質の高いワインに出会える可能性が高まります。ただし、ニュージーランド産やオーストラリア産のものは良いものもスクリューキャップのワインが結構あります。ラベル裏を見て、産地がオセアニア系の場合、例外として気にしなくてもよいでしょう。 

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2.ボトルの底にへこみがある

ボトルの底にへこみがあるのは、ワインボトルに特有の形状です。

では、なぜボトルの底にへこみがあるのでしょうか?これは、熟成した際に、ワインから出てくるタンニンやアントシアニン、酒石酸などを中心とする固形物「澱(おり)」をこのへこみ部分に沈ませるためです。

いざワインをグラスへと注いだ際に、澱がこのへこみ部分に引っかかり、ワイングラスに澱が入らないようにする機能もあります。

ところが、安ワインの場合、このへこみがほとんどなかったり平だったりすることが多いです。安ワインは熟成などせず、澱などがビンの底にたまらないからですね。

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3.ボトルを持った時に瓶が重たい

生産者も特にこだわりがあるワインの場合、外観に高級感を持たせ、光線による劣化を防ぐために肉厚で遮光性の高い重量瓶を使う場合があります。これは、単純に持ち比べてみればわかります。

こういった重量瓶は、当然特注品ですので、生産者にとっては原価上昇の原因になります。それでも、品質にこだわってわざわざ重量便を使用して瓶詰めしたいほどクオリティが高いワインなんだ、と解釈することもできますね。実際に、重量瓶に入っているワインは信頼度が高く、自分は今まで大きく外したことがありません。 

4.価格が3000円以上である

これを言ってしまえば身も蓋もないのですが、価格が高いワインほど、一般的にハズレがなくなっていきます。特に個人的な経験則から言うと、1本(750ml)3千円を超えるあたりから、著しくハズレワインが減少していきます。

僕も、ワインを飲み始めた頃は、1本3000円も出すのはかなり精神的に抵抗がありました。ビール1本200円なのに、どうしてワインでこんなに・・・。

ワイン屋さんの棚の前で、買おうか、買うまいか、すごく悩んだこともありました。しかし、思い切って、一度高いワインを買ってみましょう。ハレの日などの自分への贈り物だと思って購入してみてください。一口飲めば、明らかに違いがわかりますから。 

5.アルコール度数が13.5度以上ある

一般的な傾向として、アルコール度数が12度未満なら、聞いたこともない無名な産地であれば、ハズレワインの割合が高くなります。逆に、13.5度以上になると赤ワインは濃厚に、白ワインもコクが増して飲み応えのあるものが増えてきます。アルコール度数は、ラベルの表、裏ともに必ず記載がありますので、購入の際の目安としてはチェックしやすい指標となります。

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6.ボトルに紙やリボンなどが巻いてある

こんな感じです。これも生産者側に確実に余計なコストアップを強いる包装ギミックなのですが、見た目も高級感がありますし、生産者のこだわりや自信のあらわれとみなすことができます。だって、安い適当なワインにここまで面倒なことはしないでしょう。

こういった紙を巻く作業は、実は、大半の生産者は、生産者自身の手で一つ一つ丁寧に巻きつけていきます。機械作業じゃないんですよね。世界中に何万本と出荷するわけですから、こんな面倒なことはありません。

だからこそ、こういった高級感のある包装を施してあるワインは、「買い」でいいと思うのですよね。なによりも手にとった時の温かみや満足感もありますから。

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引用:【楽天市場】モンテスアルファ メルロ [2007]:札幌ワインショップ

7.ラベルに「定温コンテナ使用」と明記されている

定温コンテナ(リーファーコンテナ)とは、船積みされたワインを輸送する際のコンテナの名前です。このコンテナ内には、輸送中、中のワインの温度が上がらないように、温度調整ができるエアコンが取り付けられています。

一般的にワインを国外輸出する際は、たいていは重量があるため船便を使って輸送されます。その時、船の取る航路によっては、かなりの日数赤道直下や暑いエリアを通って輸送されることになります。

ワインは非常に熱に弱く、一定期間30度以上の高温下にさらされると急速に酸化が進行し、品質劣化が激しくなります。だから、これを防ぐための輸送手段が、「定温コンテナ」となります。ワイン卸商が現地で買い付けて日本に持ってくる際に自信があるワインの場合は、必ずラベル裏に「定温コンテナ」「リーファーコンテナ使用」と明記しているケースが多いです。

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8.チリワインなら1000円以上のものを選ぶ

 チリワインがなぜ安いのか?というと、チリ現地での人件費が圧倒的に安いからです。これに加え、近年締結された日本ーチリ間のFTA(貿易協定)があることで、元々割安のワインを、かなりの低関税で安く輸入できるからなんです。

2015年度、とうとう日本に輸入されるワインの中では、フランス産を抜いてチリがNo1になろうとしています。そんなチリワインの場合、中/高級ワインとテーブルワインを分ける境目は、だいたい1,000円/1瓶といったところでしょう。

上記で3000円以上のワインを選べばハズレなし、と書きましたが、チリに限っては1000円以上でOKです。チリ産のメイン価格帯は500円~800円位ですが、1000円以上出せば品質もかなり安定しますし、上級レベルのワインを楽しむことができます。 

9.地雷はフランス産の2000円以下の価格帯

その反面、フランス産、イタリア産などヨーロッパの伝統的な産出国のワインは、2,000円以下の価格帯では残念ながら”ハズレ”率がかなり高くなります。

特に、ボルドーの世界5大ワインやブルゴーニュのロマネ・コンティ、それにシャンパンで有名なモエ、ドンペリなど世界レベルのブランドを多数抱えるフランス産ワインは、全般的に値段が高めです。これを踏まえて考えると、2,000円以下のフランス産ワインはハズレが多いでしょう。1,000円以下ならほぼ全部ハズレだと思ってもらってもOKです。 

 10.そのお店でずっと置いている定番ワイン

何度か通えるお店があるのであれば、そのお店でずっと置いてある定番のワインを一度飲んでみましょう。ずっと置いてある=たくさん売れて回転している=ある程度うまいのでは?と推測できます。

特に、セレクトショップの場合はお店の人にずばり売れ筋でお店の定番はなんですか?と聞いてみると、いろいろおすすめしてくれますがまず失敗はないと思いますよ。 

まとめ

ということで、今回は、ワインをラベル買い/ジャケ買いする時に試行錯誤してつかんできたワインの選び方についてのコツを紹介させてもらいました。少しでも参考になれば幸いです。皆様、良いワインライフを!

それではまた。
かるび

 

ヅラ部長との商談を終えて思ったこと

かるびです。こんばんは。

今日はとある中堅SIerの新規訪問で先方の会社行って営業部のトップである事業部長さんを訪ねて行き、名刺交換した時に思わず気づいてしまったことが。

 

・・・ヅラだ。

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しかもわかりやすくちょっと浮き気味で、サイドのもみあげのあたりのヅラと地毛の境目の色合いが全く違うので、これは素人目に見てもわかるレベル。明らかにかぶってるなこりゃと。

 

まぁ四六時中ネットサーフィンして割と整形とかヅラとか下世話なネタはあれこれ画像で見てきたし「あぁ、ヅラかぁ」というくらいの感想しかなかったけど、その事業部長さんに会社紹介やニーズのヒアリングをしながらも、頭ではあることが思い浮かんでました。

 

男子って30代後半になると白髪かハゲかその両方が始まる

かるびは今年40歳になったばかりだけど、大学時代の友人とは長くつながってて、もう20年弱、卒業してから仲間の経年変化を見てきています。彼ら友人のFacebookの近況写真や、あるいはリアルで同窓会とかやるたびに感じていたのが、男子は30代後半になるとほんと白髪が出てくる人が多くて、あと白髪じゃなければ髪の毛が後退して来てて、ハゲと白髪がコンボで出てる人もいるってことです。

 

ちゃんと統計とったわけじゃないけど、自分の周りの30代後半~40代の会社の同僚で、ハゲか白髪が両方とも始まってない人は、10%もいないんじゃないかと思う。ITシステム会社ってストレスフルだからなのかもしれないですが、この会社入ってふと気づいたら周りのみんな白髪かハゲかどちらかが始まってました。

 

試しにネットで調べたら、やっぱり30代中盤くらいから白髪が出てくる人が多いみたいです。

komachi.yomiuri.co.jp

 

ハゲに関しては・・・検索してもアフィサイトしか出てこないから探すの断念しましたが、でもまぁネットなどの体験談見てると、白髪よりハゲのほうが早い人は20代あたりから出てくる人などもいて、個人差は大きいみたいです。

 

最終的には全員ハゲて白くなる。

ということで、結局白髪とかハゲとかって、40代も超えるとみんなが多かれ少なかれ自分自身の外見の変化として体験することだし、例えば無事に70歳や80歳まで生きられたとしたら、少なくとも男性の場合は全員白髪かハゲ、あるいはその両方は否応なく体験することでもあるので、ある意味普遍的な現象なので全然気にすることないんじゃないかと思いました。

 

話は戻って、その事業部長さんはいつからヅラをかぶっているのかはわからないけど、今更後には引けないんだろうなということはなんとなく想像できました。いったん始めちゃったら、会社での立場も重たいところにいるわけだし、明日からやーめた、ということでヅラを脱いではげ頭のまま会社に通えないよね。きっと。このまま定年退職までずーっとこれ被り続けるんだろうな、あぁ大変だなぁとしみじみ考えながらも、一方で商談で必死にその事業部長さんに売り込みかけてました。

 

外見のコンプレックスは人それぞれ

ところで、かるびの場合はどうなのか?っていうと、幸いなことに(?)今のところ自分は遅いほうなのか、40歳になりましたが髪の量もかなりあるし、白髪もないみたいです。この点ではまぁいい感じなわけですが、その代わり、外見に関しては2つ別のコンプレックスがあります。

1つは、10歳の時からアトピー性皮膚炎であること。若い時は、首とか関節がいつもかゆくて赤くなってました(最近は年のせいかかなり軽くなって見た目わからなくなってきたけど)

もう一つは、身長が低いこと。小学校高学年位からずっとクラスで前のほうで、中2ですでに成長が止まってしまいました。そのころからずっと162センチくらいしかありません。なので、自分の場合はずっと同じ外見でも、違うポイントでコンプレックスを感じて生きてきたわけです。

 

みんな一人ひとり違う、それだけの話。

でもこれってよくよく考えたら、ハゲでも若白髪でもアトピーでも、悩む必要はないんですよね。事業部長はハゲであり、自分はハゲてない。あるいは事業部長は肌がきれいだけど、自分はアトピー敏感肌だ。っていう単なる違いがそこにあるだけにすぎなくって、それは同じ顔の人間が世の中に二人といないのと同じく、人間は多種多様な特徴があるっていうだけにすぎないんだって割り切るといいと思うんです。

 

完全にすべての外見的なパラメータがMAXの人間などいるわけないんです。もちろん、パーフェクトな外見、イケメンを目指して容姿を磨く人もたくさんいると思うんだけど、それはそれでありだと思います。でも、変にコンプレックスを持つ必要は本当にないですよね。どうせ最後にはみんないくらかは白髪になって、いくらかは髪の毛もみんな薄くなるわけです。それが、たまたま自分に与えられた遺伝子上、早めにハゲ遺伝子(そんなのあるのかしらないけど)がオンになった、ってそれだけの話ではないかと。

 

そんなことを、目の前の事業部長さんの浮いたヅラをがん見しながら「さぁ、そのヅラ、はずしていいんだよ。ゆったり生きていこうよ」と心の中だけでアドバイスを送らせていただきました。

 

ほんと、生命の多様性って神秘的だな、っていうのが今日のなんとなくまとまらない結論です。

 

ではまた。

かるび

IT業界で客先常駐という働き方はもうやめにできないか

かるび(@karub_imalive)です。

【2016年7月15日更新】
今日はウツを患って2年前に会社を去り、今は資格試験で再起を図ろうとしている昔の仲間と飲んできた帰りなので、少しグチっぽくなりますが勘弁してください。

システム開発会社で一般に普及している業務形態として、超大手から零細企業まで、「客先常駐勤務」という、いわゆる「派遣」的な働き方があります。これをどうにかしてもうやめられないか、という話です。

僕は、長年この業界でエンジニアから営業職、採用職といろいろ立場を替えて10年以上働いてきました。実際自分が体験して、また仲間を現場に送りこむ立場になって思うのは、この「客先常駐」という働き方は働き手にあまりに負荷をかけるのではないかということです。 

客先常駐の成り立ちは1960年代

客先常駐っていう形態は、古くは1960年代後半の大型汎用機での開発黎明期にCSKという会社(現SCSK株式会社)が始めたと言われます。仕事を自社に持ち帰ってやるよりも現場に張り付いて、人月いくらでお金をもらうスタイルのほうが確実に儲かるし、かつプロジェクトも失敗しづらくなることよね、っていうことで、そこから急速に日本で普及した業務形態です。

https://kmonos.jp/csr/2012/12/c026.html

利益率優先とコンプライアンスが常駐シフトを加速

確かに今も自分の会社の持ち帰り型一括受託システム開発の利益率と、常駐型の派遣システム開発の利益率を比較すると圧倒的に後者のほうが利益率が高く、会社のドル箱であることは間違いないんです。

特に、自社製品を持たない中堅~中小、零細企業にとっては、自社製品をゼロから生み出す苦しみよりは、手っ取り早く全員常駐現場に出して人月いくらでお金をもらったほうが経営が安定しますし楽なわけです。

なので、タイトルで「もうやめにできないか」と書きつつも、現実にはすぐにはこの業務形態をやめることはむつかしいでしょう。中小企業の大半はおそらくそう。

また、2005年以降「個人情報保護法」が施行されてからというもの、開発業務が顧客内のセキュリティが利いた環境から一つも持ち出せないプロジェクトが非常に増えたことも、常駐型業務が減らないもう一つの大きい要因です。 

客先常駐業務の問題点とは

儲かるし、セキュリティ上堅牢な環境が築きやすいはずの客先常駐型業務ですが、では何が問題なのでしょうか。以下にいくつか挙げていきますが、基本はエンジニアの心をすり減らし、精神的な負荷が非常に高くなるからなんです。

問題1:常駐先で自由に振る舞えない不自由さ

顧客先に常駐する、ってことは、顧客内のオフィスにおいてあなたの一挙手一頭足が全部見られているってこと。厳しいお客さんだと、それこそあくびや眠そうにしただけでクレームが入ります。席を立って少し長めのプライベート電話をしたらクレーム。昼休み少し事情があって、自席に帰ってくるのが少し遅れただけでまたクレーム。自社の有給休暇を取得しようとしたら、「また休むんですか」とクレーム。新婚旅行で2週間休むと言ったらクレーム。体調悪くて進捗が遅れたら「生産性が悪い」とクレーム。自社では服装自由だけど、顧客内ではスーツネクタイ着用。携帯電話もセキュリティ上取り上げられて勤務終了までロッカーへ。

もう、まるで奴隷のような不自由さです。

顧客側としては、自分たちがお金を出して起用した「外注」要員なので、ちゃんと働いて当たり前という意識がどうしても芽生えます。だから、目の前で期待通りの働きをしない「外注」にはどうしてもつらく当たりたくなる。その心理はわかります。

 確かにこういう意見もあるにはありますが、

実際にはF通やH立、NTT◯ータといった一流のSIerのプロジェクトマネージャーが外注に対して本当にひどい扱いをする場面を嫌というほど見てきました。上記のような顧客側の担当に当たった場合はラッキーなのでしょうね。

そして、顧客側のチームメンバーが寝ていようが、さぼっていようが、ネットサーフィンして遊んでいようが、席に戻ってこなかろうが、彼らには全く叱責がなく、我々下請けだけが一挙手一投足に対してあれこれケチをつけられることも多々あります。

頭では、彼らは顧客側、我々は雇われている側だから立場が違う、とわかっていつつも、同じ現場にいてなんだその差別は、やってられん、となるわけです。

僕もこの不自由さには本当に閉口しました。自社に戻って自分のペースで業務がやりたい!!と現役時代は強く感じていたものです。 

問題2:顧客側との情報格差は近くにいても埋まらない

これも実体験です。せっかく顧客の近くで働いていても、情報共有は思ったほどされないのが現状です。

良くて、顧客側と外注側の一部の上位メンバーしか情報は共有されず、末端でプログラミングや詳細設計など、細かい作業をしている開発メンバーには、十分な情報が降りてきません。降りてくるのは、あれをやれ、これをやれという単純な業務指示だけ。

それは何のために必要なのか、なぜその設計になったのか、このモジュールはどんな業務にどう使われるのか?顧客内の既存業務はどうなっているのか・・・開発のためにほしい情報は、積極的に共有されることはなく、こちらから言い出したらようやく出てくる。

同じ現場にいても情報格差が発生してやりにくいわけですね。近くにいてもコミュニケーションの機会が制限されるのであれば、だったら、自社で落ち着いてやっても同じ事ですよね。 

問題3:自社への帰属意識が薄れていく

そして一番問題なのはこれかもしれません。

客先常駐業務をやっていると基本的には自宅から作業現場へ直行し、また自宅へと直帰するというスタイルとなる以上、自分自身が自社に立ち寄る機会がほとんどなくなってきます。こうなると、誰のためにどういう立場で働いているのか、よくわからなくなってくるんですよね。

もちろん、こういう事象を防ぐため「一斉帰社日」「全社ミーティング」などと一斉に自社のエンジニアを月ごと、あるいは半年ごとなど定期的に帰社させて、全員で懇親や意識向上のために打ち合わせを行う会社もあるにはあります。それでもそんなものは付け焼刃であり、月1回オフィスに帰社したところで、自社に対する愛着心は向上しないです。

こんな状況の中、つらいことやしんどいことが起こった際には、自社は心理的に非常に遠くにありますので、自社メンバー(といっても別の客先の別プロジェクトに従事している)に相談するよりは、スマホでリクナビの転職先を探す、ということになってしまいがちです。 

といった具合に、上記で書いた通り常駐業務だと会社は確実に儲かるけど、社員側は心を確実にすり減らしやすいのです。

事実、僕の会社でも、自社で自社アプリや持ち帰りでの受託開発業務をやっている社員は、彼らが社内業務をやっているうちは、ここ5年程度見事に一人もやめませんでした。一方、客先常駐、特に常駐先での顧客からの使われ方が荒い現場は、次々に人が辞めていきます。問題プロジェクトに入ってしまった際は、10名体制中、6名立て続けに退職していったケースもありました。

貴重な人材がやっと育ったと思ったら、モチベーションを落としてやめていき、一番会社を支えなきゃいけないはずの中堅社員が減っていく、という悪循環が続くわけです。もちろん、精神疾患を発症する社員もほぼ全員が100%近く客先常駐業務での精神的な負荷集中によるものです。 

今日は、問題提起だけで、じゃあどうするのか?といった根本的な解決策が思いつかないので投げっぱなしで終わりますが、でも企業の採用担当としては、一人でも多く笑顔で仕事を続けていってほしいので、本当にこの客先常駐業務という形態だけは何とかならないかなという強い思いであります。

それではまた!
かるび