あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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忘年会シーズンで感じる、旧友と再会した時の違和感について思うこと

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かるび(@karub_imalive)です。

今年の12月後半は忘年会三昧です。12日、17日、18日、19日と4日間こなして、今日ちょうど前半戦を折り返したところ。この後、親戚関係も含めるとまだあと4つ。肝臓と体型維持がかなり厳しいことになっております(笑)

12月前半までは、1件もお誘いがありませんでした。・・・が、まぁフタを開ければあっという間にカレンダーの夜の予定が埋まるわ埋まるわ・・・重なって断ったのも入れると怒涛の集中ぶりで、ブログを書いてる時間がありません。あ、これってリア充っぽくていいな。。。

忘年会で感じる所属クラスタの違い

そういえば、ブログと一緒にTwitterも再開して、すごく意識するようになったのは「クラスタ」という言葉。最初、広告業界の妻から聞いた時は、「なんかマーケティング用語みたいでやだな」と思っていたのですが、使い出すと便利な言葉ですね、これ。

忘年会に参加すると、この「クラスタ」の違いを知らず知らずのうちに認識させられることが多いです。保育園のパパ友ママ友、会社の職場、大学時代の友人、趣味のサークルなど色々な「クラスタ」の人たちと短期集中でお酒を酌み交わすこの時期だからこそなのかな。

近況報告をすると露骨に反応が違う

例えば、面白かったのは、近況報告をした時の反応が大きく違ったことです。

★保育園のママ友パパ友との会話(か:かるび 保:保育園のパパ友)

か「来年3月には会社やめるんですよ~」
保「えっ?!次とか決まってるんですか」
か「いや~、全然決まってないですね~。結構働いたので、1年くらいしばらく充電期間置いて、フリーでなんかやれないか検討しようかなと思って」
保「あ、そ、そうなんですか、」(明らかに引いてる。お前働けよみたいな視線)

 

★大学時代の友人との会話(か:かるび 大:大学時代の友人)

か「来年3月には会社やめる予定なんだよね」
大「えっ?!次はどうすんの」
か「いや~、全然決まってないよ。結構働いたから、1年くらいニートやろっかなと思って」
大「ニート!いいねぇ、でもなんか考えてるんでしょ。その間に起業しちゃえば?まぁダメだったらなんか案件紹介してやるよ、その時は」

 

なんか、えらい違いです。これ、どちらがいい、悪いの話じゃないんですね。

保育園のママ友パパ友は、子育てと並行して仕事にかなりウエイトを置いている人が多いので、「働かない」とか「雇われない」という話は少し奇異に映るようですね。「40歳にして会社やめる、しかも先が何も決まってない」って言うと、彼らの価値観から外れてしまうため、どう反応していいのかわからなかったみたいです。気まずくなって、一瞬会話が止まってしまいました。あちゃー、やらかした。言わなきゃ良かった。と反省いたしました(笑)

これに対して、大学時代の友人との忘年会で全く同じことを話した時は、全然反応が違っていました。たまたまその集まりには、卒業後に起業なりして成功したメンバーが3人いたからかもしれません。「会社をやめる」って言ったら、「起業するの」とか「それ面白いね」みたいに面白がってくれて。

あぁ、これがクラスタの違いってやつなんだなって認識したんです。

経済的な状況や社会的な立ち位置が違うと、明確に衣食住など生活スタイルが全般にわたって違うし、仕事に対する価値観も全然違うのですね。

広告業界で働いている妻が、「クラスタ分析」、「クラスタ別のセグメント分けに基づいたマーケティング戦略」みたいなプレゼン資料を頻繁に作っているんですが、いつも「同じ日本人なのに、そんな消費行動に大きな違いなんかあるのかな」みたいに思ってました。が、それはどうも考え違いだったみたいです。

旧友との再会時にクラスタの違いを実感

特に、同窓会に近いノリの忘年会などで、その仲間と以前共有した時間が遠くなればなるほど、久しぶりに話してみると、お互い所属しているクラスタが微妙にずれていっているのを実感します。

自分の中のその人に対するイメージは昔のままですが、久しぶりに話してみると、微妙に考え方や社会的な立ち位置が変わっていて、なんか遠くに行ってしまったな、と感じたり。でも話し込んでいると、やっぱり根底にあるベースの価値観はまだ変わっていなくて、なんかホッとしたりもして。

違いを楽しんで、自分に取り込んでいける心の余裕が大事なのかな

ただ、こういう所属クラスタの違いを認識した時に、強く心がけておきたいなと思ったのは、「この違いこそ、積極的に楽しめるようになりたい」ということです。

上の例でも使いましたが、かるびは、大学の親友やサークルの友人がみんな起業したり、社会的に成功していたりするメンバーが多いです。なので、大学時代の友人との同窓会をやると、かなり「置いてけぼり感」があるのです。向こうは社長、こっちはサラリーマンでもうすぐニート(笑)

そこで、「もうあいつは遠い世界へ行ってしまった」と変に卑屈になったり羨んだりせず、むしろ友人の過ごしている別のクラスタから見える風景を純粋に楽しめたらいいのかな、と思いました。

むしろ、自分と他人の違いからこそ学べる点がある。忘年会で再会すると、その近況報告から、自分の知らないところで旧友が成長したり変化したりした点を感じますよね。そこで、「ああ、こいつはもうどこか遠くのクラスタに行ってしまった」と疎外感を感じるのではなく、その違いを前向きに捉える。目の前で聞かせてくれた有用な経験を、今後自分の目指したいロールモデルに少しでも取り込んでいくことができれば、自分にとっても前向きに変化する良い機会をつかめるかもしれません。

まとめ

友人も変わっていくし、自分も変わっていく。同じ時間を過ごした時期はもう戻ってきません。年末年始の忘年会・新年会などでたまに合流した時は、今はもう自分の知らないところで過ごしている旧友が構築した新たな世界観をもっと楽しめるようになっていきたいな、と思った二日酔い気味の夜でした。

それではまた。

かるび@2016年3月よりニート予定 

PS 以下の質問を、id:Aodreyさんから頂きました。回答させて頂きますね。

忘年会シーズンで感じる、旧友と再会した時の違和感について思うこと - あいむあらいぶ

お子さんは保育園は退園する事になるんですか?

2015/12/20 17:47

ちょうどいいタイミングなのですが、子供が年長組(5歳)なので、3月末に退職しても、卒園まで保育園に預けることができました。それも、思い切って退職する理由です~。