あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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23日夜まで六本木で夜通しアートを楽しめる!六本木アートナイトが始まりました

かるび(@karub_imalive)です。

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このところ、「何とかトリエンナーレ」とか「◯◯ビエンナーレ」といった地域芸術祭がトレンドですが、都市型の芸術祭もちらほら開かれるようになってきました。

とはいえ、都会のど真ん中で各施設や行政が協力しあって芸術祭みたいなイベントを行うのはなかなか大変なものです。

今回行ってきた六本木アートナイトは、都市型アートイベントとしては、開催回数を重ねて比較的知名度も上がってきました。今年は、10月21日(金)17時30分~10月23日(日)までの2泊3日で行われています。去年より1日多く、規模を拡大しての開催となりました。プログラムは、こちら。

PROGRAMS | 六本木アートナイト2016

六本木アートナイトの特徴は、「夜」に展示されるイベント。土日の夜間を彩る様々なアートが、施設内で、野外で楽しめます。(ちなみに昼のイベントもあります)

昨日、開会式のプレス席に入れて頂く機会を頂いたので、急遽行ってきました。開会式の様子や、初日見れた所を簡単に紹介したいと思います。

開会式

開会式は、六本木ヒルズのアリーナ会場で午後17時30分から行われました。これが外から会場を見たところ。

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会場内プレス席から。中央にある塔みたいなものと、トナカイみたいなオブジェは、現代アート作家名和晃平のインスタレーション。マリンブルーのLEDライトに照らされて、すごくきれい。

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開会式は、六本木アートナイト実行委員長の森美術館館長の南條史生さんのあいさつではじまりました。地域芸術祭のディレクターやプロデューサーとして大活躍中ですね。

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つづいて、政治家の先生達の挨拶もいくつか挟んで、開会宣言は、今回のメインプログラム・アーティスト、名和晃平さんが務めました。この人、僕と同い年なんだよな~。

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開会式の後は、今回の六本木アートナイトに出展するアーティストの記念撮影がありました。知っている人いますかね?芸術家ってもっとぶっ飛んでいるのかと思ったら、並んでみると意外に普通な感じです。

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開会式のあと、最初のパフォーマンスが始まります。フランスから招聘した芸術家集団「カンパニー・デ・キダム」の「FierS a Cheval~誇り高き馬」という演目。馬の形をしたコミカルな等身大の風船人形を操って、アラブ風の音楽に合わせ踊り歩くパフォーマンスでした。

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このパフォーマンスが終わると、メイン会場をあとにして、さっそく各会場を回ります。まずは国立新美術館へ移動。

国立新美術館

中庭で名和晃平のインスタレーションをチェックします。六本木アートナイト開催中は「サントリー美術館」「国立新美術館」など、六本木地区の主要な美術館・ギャラリーが夜遅くまで開いています。「ダリ展」や、団体系の「二紀展」「独立展」が開催されています。

名和晃平「People of the Wind_A」「People of the Wind_B」f:id:hisatsugu79:20161022111353j:plain

名和晃平が西島清順、デイジー・バルーンとコラボレーションして制作された作品。荒涼とした火山を想起させる朱色のLEDに銀色のサイの像と未来的なタワーがそびえ立つ、なんとも言えない幻想的な作品。「アートナイト」にふさわしい夜に映える作品でした。ぜひ見て下さい。

別角度からも。

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国立新美術館に入ると、夜間延長営業中でした。

館内には、来年前半のハイライトとなりそうな展覧会、「ミュシャ展」の大きなバナーが。記念撮影できますよ。

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2階に無料で入れる展覧会「ここからーアート・デザイン・障害を考える3日間」にふらっと入ります。2020年の東京パラリンピック開催を控え、「障害者とアート」「障害者スポーツとデザイン」などにテーマを絞った展覧会でした。

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最新型の義足。

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スポーツ競技用に開発された車椅子。車椅子テニスなどで使われる高性能車椅子でした。試乗会もやっていましたよ。

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サントリー美術館

そして、お次はサントリー美術館で鈴木其一展。アートナイト中は、夜10時まで開館しています。鈴木其一展は、残りの会期が10日を切りました。お客さんが山のように入っているかな?と思いましたが、それほどでもなかったかも。こちらは、写真撮影禁止だったので、過去に書いた記事を貼っておきますね。 

こちらも、六本木アートナイト中は夜10時まで開館延長していますよ。見どころは、巨大な屏風3枚。「夏秋草図屏風」「風神雷神図襖」「朝顔図屏風」の3枚を是非!

東京ミッドタウン内

続いて、六本木ミッドタウン内の初日、2日目の夜出展、尾花賢一「君を探して」。

尾花賢一「君を探して」
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ルンバのような(というか多分ルンバ)動く台座の上に乗っかった覆面をかぶった人形がシュールなインスタレーション。確かにタイトル通りです。これじゃなかなか「君」は見つかりませんね。面白かった。

その近くに、東京ミッドタウンで行われたアートコンペの優秀作品も飾ってあったので、それもさくさくっと見て回ります。

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さて、次はどこに行こうかなと考えていたところで、ちょうど夜の特別イベントに参加中の子供が学童から帰ってくる時間になったため、帰宅時間となりました。

まとめ

六本木アートナイトは、狭い六本木のエリア内で、いろいろ歩いて一気にアートを見て回れる楽しいイベントでした。あと2日間ありますので、行ける方は、ついででもいいので楽しんでみてはいかがでしょうか?

ちなみに、六本木駅やミッドタウン、六本木ヒルズなど、主要ビルや各イベント施設で、詳しいパンフレットを無料配布していたり、案内板が出ていたりしますよ。

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プログラムは、こちらからチェックできます。

PROGRAMS | 六本木アートナイト2016