あいむあらいぶ

東京の中堅Sierを退職して1年。美術展と映画にがっつりはまり、丸一日かけて長文書くのが日課になってます・・・

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オッサンだけど、嫁のお遣いでバレンタインデーの義理チョコを買ってみた!

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かるび(@karub_imalive)です。

今週のお題「バレンタインデー」ということで、久々にはてなブログのお題に乗って書いてみたいと思います。

多様化するバレンタインの楽しみ方

ここ数年は、ずいぶんとバレンタインデーの楽しみ方が様変わりしているようです。男性に渡す行事としてだけでなく、女性が日頃の自分のご褒美として自分で買って食べたり、友だちと交換したりと、楽しみ方が多様化しているといいますね。

特に、今年は14日が土曜日なので、義理チョコの出番が減って、「友チョコ」「ごほうびチョコ」での購入が目立ちます。

男性はやっぱり影が薄いバレンタインデー

けど!

男性は、相変わらずイベントからは閉めだされたまま。

数年前から、業界が細々と仕掛けている「逆バレンタイン」なんてのもありましたが、売る側の鼻息が荒く、仕掛けがあからさますぎると、どうも定着しないもの。

よって、2016年現在では、未だに男性が積極的にデパ地下などのチョコレート売り場でチョコを物色する風景は出現していないわけです。せいぜいが、2月15日になって期限切れのチョコをコンビニでささっと目立たないように購入する位でしょうか。

そもそもバレンタインの時期には、お店にすごい入りづらい。中に入ろうものには、女性専用車両の中に間違えて入ってしまったとか、女性の下着コーナーに間違えて入り込んでしまったような感覚になります。

義理チョコの買い付けに行くことに

とは言っても、あの華やかな売り場には興味があります。一度もいいから、ずかずか入っていって、思う存分チョコレートを選んでみたいなぁと思っていました。

・・・

・・・

すると、思いがけない展開から、今年チョコレート売り場に足を踏み入れることになったんです。

・・・

・・・

・・・

今週の日曜日の朝。前のエントリにも上げたのですが、この日は朝から六本木の新国立美術館で「大原美術館展」を見に行っていました。見終わって、六本木駅から帰る前、念のため六本木ミッドタウン近くから嫁に電話をいれたところ、、、

嫁「もしもし」
か「うん」
嫁「今、どこにいるの?」
か「あー、今ミッドタウンにいるよ。今から帰る」
嫁「あのさー、もし頼めれば、義理チョコ買ってきてくれない?」
か「えっ(*´Д`)」
・・・

・・・

・・・

詳しく聞くと、仕事が立て込んで、休日も自宅に仕事を持ち帰ってやっているため、買いに行く隙がないとのこと。(夫はその横で茶をすすりながらブログを更新している)よって、代わりに買ってきて欲しいと。

まさかの意外な展開に、一瞬言葉を失ったんですが、待てよ、これはブログネタにもなるし、面白いかも?!と思って、思い切って引き受けることに。

か「いいよ。買ってくる。どんなのを買えばいいの」
嫁「あのね、部署全員分で、一人800円くらいね。まずそれを8人分。あと、プラス2人はチョコレート苦手だからクッキーとかで、あとねぇ、部長はせんべいで」
か「え、なに?せんべい??」
嫁「そう。事前に◯◯さん(会社の同僚)からは部長はせんべいがいいんじゃないって指定が入ってて」
か「は?せんべいなんておいてあるわけないっしょ?まぁいいや、行ってくるわ」

細かく指示が入りました。つーか、バレンタインにせんべいを買わなきゃいけないほど気を使わなきゃいけない部長って一体何様なんだ!!

・・・まぁ、でもわからなくはないです。実はワタクシの嫁は毎年学生の就職人気ランキング上位に入るくらいのザ・大企業に通っているのです。給与もかるびの2倍弱。アホらしくてやってられません。ということで、大企業はやっぱりウェットな人間関係で、色々あるんだなぁと気を取り直し、いざ売り場へ。

適当に店に入りました

ちょうど、六本木ミッドタウンでは、バレンタインデー前の最後の週末ということで、各テナントで特設会場ができていました。スイーツ系のお店も10店舗以上あって、どこに入ったらいいのかすらわかりません。

知っている銘柄がGODIVA位しかわからなかったのですが、さすがにGODIVAではありきたりすぎるだろう、ということで、目の前にあった小綺麗な「DEAN &DELUCA」というお店に入りました。

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(引用元:http://azunee.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/dean-deluca-716.html

この、「DEAN&DELUCA」なる店が、凄いのかどうかもわかりません。ただ、チーズやワイン、生ハム、ジャムなどの高そうな輸入食材が沢山置いてあったので、まぁ成城石井みたいなところなのか、と思ってここで買うことに。

いざ入ってみると、意外に男性の姿も売り場にはいます。彼女と一緒にチョコレートを物色していました。売り場に到着して、最初少し入りづらかったのですが、誰もジロジロ見てくる女性はいません。

なんだ、入りにくいのかなと思ったけど、余裕でした。というか別にやましい物を買っているわけじゃないから、よくよく考えたら当然ですね。

義理チョコって・・・ひょっとしてぼったくり?!

で、冷静になって特設会場でブツを探してみると・・・

すると、ありましたありました。義理チョコから高そうなチョコまでいろいろ。で、思ったのですが、バレンタイン用のチョコレートって結構高くないですか??!!

うん、自分だけじゃないようだ。

どう見ても、「まぁこれ200円か300円くらいかな?」にしか見えないものが、「800円」「1200円」と意外に高いことにびっくり。調べると、チョコレートにかけられている関税率は10%とそんなに高くない。きっと、輸送費と包装代、そして特殊なイベントゆえのご祝儀ボッタクリ価格となっているのでしょう。

義理チョコ1個あたりの平均金額って?

さて、嫁からの指示は、目安として一人800円分平均で購入するように、という買い付け指示でした。これって妥当なラインなのかなと、記事を書きながら検索してみると、ありました。2016年度の義理チョコ平均は1個914円だそうです。。おぉ、なかなかいい感覚じゃないか。

・・・しかし、いくら義理チョコと言っても、渡すのは一人じゃないんですよね。所属している部署内10人分です。ざっと適当にカゴに入れたら、10,000円弱かかることに愕然。まさかの諭吉出動なのか?!思わず、現場から嫁に電話入れちゃいました。

か「ていうか、こんなしょぼいのに800円とか1000円とかかかるけどいいの?もうチロルチョコとか適当にコンビニですましちゃいなよ」

嫁「いやいや、しょうがないんだよ。大企業は色々あるんだよ。君の会社とは違うの。わかったでしょ。義理チョコでも大変なんだよ。女の人は。で、部長の分は買ってくれたの?」

チョコが嫌いな人にも配慮する

ぐうの音もでません。家庭内収入格差社会であります。

・・・はっ。そうだった。甘いモノが苦手な(糖尿病の恐れがある)部長のせんべいを買うんだった。・・・といってもせんべいなんて輸入雑貨屋には置いてあるわけもありません。恥ずかしながら、一応店員に聞いてみることに。

か「あのー。バレンタイン用で、クッキーとかじゃなくてせんべいとかおかきみたいなのってありますか?」
店「(怪訝な顔で)・・・は?」
か「・・・、あ、いや、いいです。ありがとうございました(+_+)」

見事に引かれてしまいました。そりゃそうだよな。バレンタインにせんべいって、アホかと。もういいや!部長、お前は自分でネットで買っとけボケ!と心のなかで毒づきました(と思ったら、あとでネット検索したら和菓子屋の通販など、バレンタイン用のせんべいが死ぬほどヒットした/笑)

結局、部長さんにはクッキーで我慢してもらうことになりました。

ということで、これがその日の買い付けです。 一口サイズのものばかりですね。

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しかし、10名分で 8,781円也!

高い!!

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まとめ

ということで、今回40歳にして、初めてお店で義理チョコの購入体験をしてみました。たった10名分買うだけですが、渡す相手に配慮した、ちゃんとしたものを買おうと思ったら予想外に出費してしまうことがわかりました。もう少し渡す人が多かったら、結婚式1回分のご祝儀くらいはあるよね?!いや、これは大変だわ・・・。

一方で、チョコをもらう方の男性としては、女性側のこういう苦労は見えてないと思います。嫁も、さらにこの後、近くの文房具屋で包装紙とリボンを買ってきて、個別に包装して渡す準備をしてましたから。

まだうちの嫁はそれなりの年で、給料貰ってるからいいものの、新入社員とかだったら生活を圧迫するレベルでしょう。これに加えてまだ本命の相手がいるなら、なおさらですね。

個人的には、バレンタインデーとかは全然興味ないのですが、調査によると世の中の40%以上の男性は、義理チョコであっても、職場やサークルなどでもらえることを期待していると言います。

で、あれば、義理であろうが、本命であろうが、もし幸運にもチョコレートを頂ける機会があったら、せめてしっかりとお礼の気持を伝えるべきなんだなぁとしみじみ思いました。

それではまた。

かるび